2018年11月10日

中国人民解放軍 85式軍服・陸軍軍官用 (実物放出品)








中国人民解放軍の「85式軍服」です。

今回紹介する物は陸軍・軍官クラス用です。







「85式軍服」は「78式軍服」の「紅領章 (襟章)」を「85式領章」に変更したモデルで、階級制度復活の前段階として、指揮官と兵士の外見上の区別を付け易くするため、暫定的に採用されました。







85式軍服の外見は、78式軍服と同じです。

軍官用は4ポケット・ジャケットで、胸ポケットはボタンが蓋に隠れる仕様になっています。







腰ポケットにも蓋が付いています。

ボタンはなく、ポケットの作りは旧日本軍の陸軍将校服に良く似ています。






袖はシンプルな筒袖です。

「65式軍服」系の被服は、袖が気持ち長めに作られている印象です。






ジャケットの前合わせは5個のボタン式です。






ジャケットには内張りは無く、裏地がむき出しになっています。

夏服被服なので、通気性を考慮したものと思われます。






ポケットの袋部分にはタグ・スタンプが押印されており、「3605工場」「正四号」「1983年製」と記載されています。






ズボン正面です。

ズボンはチノパンスタイルのシンプルな物で、民生品と大差ないデザインです。






ズボンには両脇に物入れがあります。






ウエストにはベルトループが設けられています。






前合わせはボタン式です。






ポケット内側にはタグ・スタンプが押印されています。






ズボン背面です。






ズボンのポケットは物入れ2個のみで、尻ポケットはありません。






ズボン側面です。

裁断は、ゆったりした作りで動きやすいです。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年11月03日

1980年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 士兵装備 (56式自動歩槍)








中国人民解放軍の「85式軍服」を着用した陸軍士兵装備です。

「85式軍服」は「78式軍服」の後継として採用された被服です。

服自体は「78式」と変わらず、襟章を「85式領章」に変更した物です。






軍服と共に、「解放帽」にも、「85式帽徽 (帽章)」を導入しています。






85式軍服の採用された時期には、「GK-80A」スチール・ヘルメットが普及していました。






ベルトは「65式外腰帯」が使用されています。

のちにバックルに“八一星章”の刻印を追加した「87式外腰帯」が採用されました。






足回りは1950年代から使われているゴム底ズック靴の通称「解放靴」が変わらず使用されています。

画像の物はローカット・タイプで、もっぱら通常勤務での日常用に使われていましたが、実戦でも普通に使用されています。






こちらは裏革製編上靴です。

靴底は厚いゴム製で、デザインは旧日本軍の編上靴や米軍のバックスキンブーツに酷似しています。

革製の靴自体は冬用に複数種類が使われていたようで、この編上靴も1980年代の資料画像で運用されているのが確認出来ます。






中越国境紛争当時の陸軍士兵の装備例です。

この頃にはスチールヘルメットが普及しており、大半の兵士が着用しています。






装具類は1970年代から登場し始めた軍緑色 (OD) の物を合わせてみました。

米軍をはじめとする各国軍の装備品に比べ、色味が明るい為、初見では軍用品っぽくないなー、と感じたものですが、今では何の違和感もありません。(馴れってコワイかも…w)







使用しているのは「56式自動歩槍」です。

「56式」は言わずと知れた中国製AK-47です。






採用当初は分類上“サブマシンガン”とされ、分隊長クラスのみに配備されていましたが、1979年の「中越戦争」でベトナム側に火力で圧倒された事から、1980年代には大量配備が進められており、「中越国境紛争」では人民解放軍兵士の主力小銃として使われていました。






「56式」は折り畳み式のスパイク・バヨネットが装備されているのが特徴ですが、人民解放軍では白兵戦を重視しており、「断面が三角のスパイク銃剣が刺突力に最適で致死性が高い」という研究結果の元に採用されたそうです。






中越国境紛争では、各種迷彩服も試験的に投入されました。

画像は最も多く使用された「81式迷彩服」です。






この迷彩服は両面に異なる迷彩パターンがプリントされたリバーシブル式で、表面が緑地および春夏用、裏面が土地および秋冬用とされています。







中越紛争では、画像のようにジャケットのみ迷彩服を重ね着した (81式はもともと重ね着前提で作られた被服です) 姿も確認出来ます。






迷彩パターンは海外の迷彩服を参考に作られています。

裏面はダックハンターパターンそのものですが、なかなか効果的な迷彩です。






銃剣突撃を仕掛ける解放軍士兵です。

対ベトナム戦では、実際に白兵戦が行われたそうで、ベトナム軍側は銃剣による死者の多さに「中国軍は銃剣に毒を塗っている」と非難していた、と中国側文献に記載されており、中国側は「ベトナム軍の医療体制が貧弱な為に戦傷死が多いだけ」と結論付けています。







81式迷彩服は形状にバリエーションが多いのですが、基本形ではヘッドフードが内蔵されており、画像のように頭に被って偽装効果を高める事が出来ます。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍