2018年10月13日

1960~1970年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 軍官装備 (54式手槍)






1965年から1980年代初頭の中国人民解放軍の個人装備です。

今回紹介の軍装は、陸軍軍官 (士官) 装備です。






解放軍は1955年に当時親密な関係にあったソビエト連邦軍を模範として階級制度を取り入れましたが、その後ソ連と野関係が悪化すると独自の人民戦争路線に傾倒、1965年に階級制度を全廃してしまいます。






階級制度撤廃に伴い採用されたのが「65式軍服」です。

基本形は「58式軍服」を受け継いでいますが、生地色の変更の他、ボタンやベルトのバックルに至るまで、徹底して装飾性を廃したデザインが特徴です。






ジャケットの下には、下着にあたる「65式シャツ」を着用しています。

シャツは一般的なワイシャツで、特に目立った特徴も無いシンプルな物です。







ジャケットの上から着装する、「65式外腰帯 (装備ベルト)」です。

ビニール質の人造皮革製で、バックルには軍官を示す星章が記されています。(士兵クラスは全く刻印のないバックルになります)







こちらはズボン用ベルトの「65式内腰帯」です。

外ベルト同様、人造皮革製です。






野戦装備の解放軍陸軍軍官です。

武装は「54式手槍 (中国製トカレフTT33拳銃)」のみと軽装で、小隊長クラス以上の指揮官の装備になります。

ちなみに同時期の装備としては、兵士は「56式半自動歩槍 (中国製SKSカービン)」、分隊長は「56式沖峰槍 (中国製AK47)」を装備しています。






今回着用しているのは、「65式」の改良型で、生地を綿から化繊へと変更した「78式軍服」です。

裁断や色味等、外見はほぼ同じです。






この装備は1979年2月17日~3月16日に行われた「中越戦争」当時の再現になります。

この戦争では、解放軍兵士の多くが、ゲートルを巻いていました。






また、開戦初頭にはスチールヘルメットはあまり支給されておらず、軍官・士兵を問わず、解放帽のみの姿が一般的です。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年10月06日

中国人民解放軍 78式解放帽 (実物放出品)







中国人民解放軍の「78式解放帽」です。

この個体は中国店舗から輸入した物で、店舗によれば実物デッドストック品との事。






「78式解放帽」は「78式軍服」と共に制式化された軍帽で、軍服と同様、65式の素材を綿生地から化繊へと変更したモデルです。






帽子の内張りは白色綿布製で、タグ・スタンプが押印されています。

この個体は「1978年製」の「2号サイズ」です。







帽子の鉢巻部分の内側には汗止めが取り付けられています。

素材は65式と同様、シボ加工されたビニール製で防水処理されています。







帽子のツバは、65式の後期型と同型で、硬めの芯が入ったタイプです。









78式解放帽の着帽状態です。

素材は違えど、65式解放帽と見た目は大差ないです。






こちらも78式解放帽ですが、随分前に中田商店で購入した個体です。






同じ78式ですが、裏地がグリーン系の布地だったり、若干の仕様の差が見られます。






タグ・スタンプには「1984年製」「2号サイズ」の表記があります。

こちらの製造工場は「3505工場」で、先に紹介した物は「3504工場」と、製造工場が異なります。







帽子内側の汗止め鉢巻部分も、製造時期や工場によって若干の違いがあるようで、この個体ではつるっとした質感の素材で作られています。









1984年製解放帽の着装状況です。

1978年製と比べても、外見の差異は無いようです。






当方所有の2個の帽子を並べてみました。

基本、同じ物なので当然ながら外観上の違いはありません。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍