2018年10月13日

1960~1970年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 軍官装備 (54式手槍)






1965年から1980年代初頭の中国人民解放軍の個人装備です。

今回紹介の軍装は、陸軍軍官 (士官) 装備です。






解放軍は1955年に当時親密な関係にあったソビエト連邦軍を模範として階級制度を取り入れましたが、その後ソ連と野関係が悪化すると独自の人民戦争路線に傾倒、1965年に階級制度を全廃してしまいます。






階級制度撤廃に伴い採用されたのが「65式軍服」です。

基本形は「58式軍服」を受け継いでいますが、生地色の変更の他、ボタンやベルトのバックルに至るまで、徹底して装飾性を廃したデザインが特徴です。






ジャケットの下には、下着にあたる「65式シャツ」を着用しています。

シャツは一般的なワイシャツで、特に目立った特徴も無いシンプルな物です。







ジャケットの上から着装する、「65式外腰帯 (装備ベルト)」です。

ビニール質の人造皮革製で、バックルには軍官を示す星章が記されています。(士兵クラスは全く刻印のないバックルになります)







こちらはズボン用ベルトの「65式内腰帯」です。

外ベルト同様、人造皮革製です。






野戦装備の解放軍陸軍軍官です。

武装は「54式手槍 (中国製トカレフTT33拳銃)」のみと軽装で、小隊長クラス以上の指揮官の装備になります。

ちなみに同時期の装備としては、兵士は「56式半自動歩槍 (中国製SKSカービン)」、分隊長は「56式沖峰槍 (中国製AK47)」を装備しています。






今回着用しているのは、「65式」の改良型で、生地を綿から化繊へと変更した「78式軍服」です。

裁断や色味等、外見はほぼ同じです。






この装備は1979年2月17日~3月16日に行われた「中越戦争」当時の再現になります。

この戦争では、解放軍兵士の多くが、ゲートルを巻いていました。






また、開戦初頭にはスチールヘルメットはあまり支給されておらず、軍官・士兵を問わず、解放帽のみの姿が一般的です。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年10月06日

中国人民解放軍 78式解放帽 (実物放出品)







中国人民解放軍の「78式解放帽」です。

この個体は中国店舗から輸入した物で、店舗によれば実物デッドストック品との事。






「78式解放帽」は「78式軍服」と共に制式化された軍帽で、軍服と同様、65式の素材を綿生地から化繊へと変更したモデルです。






帽子の内張りは白色綿布製で、タグ・スタンプが押印されています。

この個体は「1978年製」の「2号サイズ」です。







帽子の鉢巻部分の内側には汗止めが取り付けられています。

素材は65式と同様、シボ加工されたビニール製で防水処理されています。







帽子のツバは、65式の後期型と同型で、硬めの芯が入ったタイプです。









78式解放帽の着帽状態です。

素材は違えど、65式解放帽と見た目は大差ないです。






こちらも78式解放帽ですが、随分前に中田商店で購入した個体です。






同じ78式ですが、裏地がグリーン系の布地だったり、若干の仕様の差が見られます。






タグ・スタンプには「1984年製」「2号サイズ」の表記があります。

こちらの製造工場は「3505工場」で、先に紹介した物は「3504工場」と、製造工場が異なります。







帽子内側の汗止め鉢巻部分も、製造時期や工場によって若干の違いがあるようで、この個体ではつるっとした質感の素材で作られています。









1984年製解放帽の着装状況です。

1978年製と比べても、外見の差異は無いようです。






当方所有の2個の帽子を並べてみました。

基本、同じ物なので当然ながら外観上の違いはありません。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年09月29日

中国人民解放軍 78式軍服・陸軍軍官用 (実物放出品)







中国人民解放軍の「78式軍服」です。

今回紹介する物は、陸軍・軍官用、実物未使用品になります。






「78式軍服」は、「65式軍服」の布地を綿から化繊へと変更したモデルで、1979年から支給が開始され、1983年に更新完了しました。

外見上の相違は殆ど無い為、中国本土でも、区別無くひとくくりに「65式軍服」とされている事が多いです。






この服は軍官(指揮官)クラス用の物で、士兵 (一般兵)クラス用と若干の相違があります。

異なる点はジャケットのポケットの数で、士兵用は2つですが、軍官用は4つあります。






襟は折襟式で、針金製の襟ホックが取り付けてあります。

また、襟には平行四辺形の襟章を縫い付けてあります。






「78式紅領章」です。

素材はスエード調の布で硬い芯を包んであります。






裏面にはガーゼっぽい質感の綿布が接着してあります。






領章の主な目的は装飾用ですが、裏面には「部隊番号・姓名・血液型」の記載欄があり、認識票の役割もあります。







胸ポケットはボタンが表から見えないように作られています。







腰ポケットはボタンのない雨蓋付きで、見た目の印象は旧日本軍の「九八式軍衣」を彷彿とさせます。






袖口はシンプルな筒袖です。






前あわせのボタンは5個、装飾性を一切廃した、樹脂製ボタンが使われています。






軍服の内側の様子です。






腰ポケットの袋の下部は、服側に板布で留めてあります。

軍服をデザインした人の、細やかな工夫を感じさせる作りです。






胸ポケット裏側にはタグスタンプが押印してあります。

緑地に赤色で判読しづらいですが、「1983年製」と確認出来ます。






ズボンは軍官・士兵ともに同型で、シンプルなチノ・パンツスタイルです。






腰周りには、ベルトループが設けてあります。






他国の戦闘服に見られるようなズボンの裾をまとめる機能はありません。

当時の資料画像でも、裾を絞ったりせず、そのままズック靴を履いて活動している場合が殆どです。

ただ、1979年の「中越戦争」では、ゲートルを巻いている兵士が多く見られます。






ズボンの正面の様子です。






前あわせは樹脂製ボタン留めになっています。






ズボンには二箇所、物入れがあります。






前あわせ部分です。

ジッパーではなく、4個のボタン留め式です。






ズボンにも、ジャケットと同様のタグ・スタンプがありました。






ズボンの背面の様子です。






尻ポケットはなく、シンプルな見た目です。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年09月22日

1960~1970年代的空軍傘兵 ~ 中国人民解放軍 空軍 空降兵装備 (56-1式自動歩槍)






「65式軍服」の時代、1965年から1980年代中頃の中国人民解放軍 空軍・空降兵 (空挺隊) 装備です。






着用しているのは、1978年制式の「78式軍服」です。

「78式」は、被服の素材を綿から化繊に変更したモデルで、裁断や色調は「65式」と大差ありません。






陸軍と違い、空軍服はズボンが青色になっています。

上着は陸軍と全く同じです。






この時代、制服と戦闘服の区別は無く、野戦でも青いズボンを着用していました。






空降兵の基本装備です。

この状態で武装すれば、空挺部隊の軽装備完成です。






陸軍士兵との装備品の違いは、「空挺ヘルメット」「降下靴」「空挺水筒」など。

他に「空挺背嚢」もあります。






靴は空降兵専用の「65式傘兵靴」です。

空挺部隊は落下傘降下するため、丈夫な降下靴が支給されています。






一般兵の解放靴が幌布製でゴム靴底の簡素なズック靴なのに対し、傘靴は革を使用し、靴底も分厚くクッション性に優れています。






空降兵専用装備の「65式傘兵水壷 (空挺水筒)」です。






「傘兵水壺」は水筒本体と飯盒を組み合わせた多機能水筒で、後年ほぼ同型の「78式飯盒水壺」が一般部隊向けに採用されています。






武装した状態です。

「56式沖峰槍弾倉袋」と「65式傘兵背嚢」を装備しています。






「65式傘兵背嚢」の左側面には、水筒収納ポーチがあります。






「65式傘兵背嚢」の正面には、携帯スコップを縛着しています。






「65式傘兵背嚢」の右側面には、対戦車手榴弾収納ポーチがあります。






ヘッドギアは「65式傘兵ヘルメット」を被っています。

画像は落下傘降下時の、風避けフードを装着した状態です。






フードはドットボタンで留められており、降下後は速やかに取り外し、戦闘に移行出来ます。

当時画像を見ると、戦車帽のような頭巾型降下帽も使われています。

なお、このヘルメットはグラスファイバー製で、外見に反して防弾機能は一切ありません。






武装は、1963年に制式採用された「56-1式自動歩槍 (中国製AKS-47)」を装備しています。






「56-1式」は折りたたみ式ストックでコンパクトに携行出来る為、空挺部隊の他に歩兵部隊指揮官や、戦車兵の護身用、偵察部隊等に配備されています。






空降兵は数日分の必要物資を自分で携帯する必要から、背嚢は大型で容量も多目に出来ています。






装備撮影時に使用した銃は東京マルイ製電動ガンのAK-47Sです。

フロントサイトポスト他、細部に違いはあれど、「56-1式」の代用として、サバイバルゲームでも活躍しています。






同時代の諸外国の空挺装備に比べれば簡素な物ですが、それでも背嚢のボリュームの為、結構重装備感はあります。






背嚢の水筒入れ部分の様子です。






「65式傘兵水壷」を収納するにあたって、水筒カバーは外して本体のみにしています。






水筒ポーチ部分は紐で絞れるので、脱落防止もしっかりしています。






「65式傘兵背嚢」には対戦車手榴弾が1発収納出来ます。






解放軍では「抗坦克手榴弾」と呼ばれる装備で、ソ連製RKGシリーズを基に独自開発した物を装備しています。






モデル品は見つからなかったので、ボール紙とガムテープで自作しました。






雑なつくりですが、安全ピンはダミー手榴弾から拝借して、背嚢収納時にはそれなりに見れる程度にはなったかな、と思います。






対戦車手榴弾は1950年代に登場したタイプで、弾頭が成形炸薬弾で、投擲するとパラシュートが飛び出し、90度角で目標に命中するように工夫されています。






対戦車無反動砲やロケット砲が普及すると一線を退きましたが、現代では簡便で効果的な奇襲兵器として、市街地でテロリストが使用する例が増えてきているそうです。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年09月15日

中国人民解放軍 78式軍服・空軍士兵用 (実物放出品)







中国人民解放軍の「78式軍服」です。

今回紹介する物は、空軍・士兵クラス用軍服です。







「78式軍服」の襟部分です。

この時期の解放軍服は、陸海空軍共通で「78式紅領章 (襟章)」を装着しています。






襟章の色は兵科色ではなく中国共産党を表す紅色ということで、全軍共通色というわけです。







士兵用軍服のポケットは、胸ポケット2箇所のみです。






袖口はシンプルな筒袖です。






軍服の前あわせ部分はボタン式です。

ボタンは5個あります。






軍服の裏面です。






胸ポケットの裏面に、タグ・スタンプが押印されています。






空軍の78式ズボンです。

「65式」~「78式」までの解放軍空軍の軍服は、ジャケットは陸軍と同じで、ズボンのみ空軍をあらわす青色となっています。






ズボンのデザインは陸軍と同様で、裾は筒状のシンプルな物です。






ズボン正面形状です。






ウエストにはベルトループが設けられています。






ズボン両脇に物入れがあります。






前あわせはボタン式です。






ポケット裏面にタグ・スタンプが押印されています。






ズボン背面の形状です。






ズボンのポケットは両側の物入れのみで、尻ポケットはありません。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年09月08日

1960~1970年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 士兵装備 (63式自動歩槍)






中国人民解放軍陸軍の、「63式自動歩槍」装備の士兵です。






「63式自動歩槍」は、地上部隊の主力小銃であった「56式半自動歩槍 (中国製SKS)」にかわる新型小銃として開発されましたが、諸事情により採用からわずか9年で退役に至った短命な装備です。






期待の新装備と言うことで、マガジンポーチも従来のチェストリグ型から、多機能な装具として工夫された「63式携行具」が採用されており、さながら“タクティカルベストの先駆け”といった印象です。






画像の「63式」は知人に依頼して製作してもらった電動ガンです。

完全再現ではなく、あくまで「63式スタイル」というモデリングです。






構造は東京マルイ製電動ガンの「M14」と「AK47」を2個イチにして、中国製カート式エアガンのパーツも使っています。






ガス対策に「65式防毒面具」を装着した様子です。






「65式防毒面具」は解放軍で広く使われたガスマスクです。

ガスマスクとしては完全に旧式化していますが、現在でも訓練や炊事作業 (玉ねぎ刻み!) で使われている様子が見られます。






「63式携行具」の装備状況です。






「63式」用には、この他にも一般的な中国製チェストリグのデザインに準じた「63式弾倉袋」もあります。






両者の採用時期・支給状況等は不明な点が多いですが、資料画像では「携行具」の装備例が目立ちます。






「63式携行具」は画期的な総合装備携行システム感が格好良いのですが、着装した感じではあまり実用的ではないように感じます。

「アイデアに技術 (センス?) が追いついていない」感じですね。






「63式」自体は短命に終わりましたが、携行具については一定の評価は得られたらしく、後に「79/85式狙撃歩槍 (中国製SVDドラグノフ)」と共に採用された専用の携行具は、マガジンポーチ部分のみ大型化した他は「63式携行具」とほぼ同型の物でした。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍

2018年09月01日

1960~1970年代的陸軍士兵 ~ 中国人民解放軍 陸軍 士兵装備 (56式半自動歩槍)






1965年から1970年代の、中国人民解放軍陸軍兵士です。

着用しているのは「65式軍服」です。






「65式軍服」の採用された時代、解放軍は階級制度を廃止しており、役職上指揮官は「指令員」と呼ばれましたが、全ての兵士は「戦士」でした。

外見上は、一般兵が2ポケット・ジャケット、指揮官は4ポケット・ジャケットの違いがあります。






帽子は「65式解放帽」で、いわゆる人民帽と言われる物です。

生地は綿製で、役職を問わず、星型の帽徽 (帽章) が取り付けられています。






※65式綿士兵外腰帯・着装_02
ジャケットの上から、「65式幌布製外腰帯」を締めています。

装備ベルトは初期は土黄色 (カーキ) の幌布製、後に赤茶色のビニール質人造皮革製が普及します。

当時画像を見ると、1970年代全般までは幌布製が多いようです。







こちらはズボン用ベルトの「65式幌布製内腰帯」です。

ズボン用ベルトも後に人造皮革製に変わっていきました。






靴は「解放靴」と呼ばれる、ズック靴です。

画像の物は「55式解放靴」で、土黄色の幌布と、黒色のゴム靴底が特徴です。

後継の「65式解放靴」では、デザインは全く変わらず色が軍緑色に変更されており、民生品も含めれば現在でも製造されているロングセラー・アイテムです。






武装状態の解放軍陸軍士兵です。

装備は「中越戦争」で一般的に見られたゲートルを巻いた状態です。






「中越戦争」の起きた1979年当時は、ヘルメットは殆ど普及していませんでした。






基本装備は「雑嚢」「水筒」「手榴弾 (x4)」、必要に応じて「リュックサック型背嚢」「ガスマスク」を追加装備する事もあります。






この時代の歩兵部隊の主力火器は「56式半自動歩槍 (セミオートライフル)」です。






「56式半自動歩槍」は、ソ連軍の「SKS」をライセンス生産したモデルで、基本構造は同じですが、スパイクバヨネットの形状を変更したり、ストックを合板から単材に変えるなど、中国独自の改修がなされています。






採用当初は「56式騎槍」とも呼ばれた本銃は、「56半」の愛称で親しまれ、採用から20年近く解放軍の主力小銃として運用されました。






「中越戦争」は実戦経験の乏しい解放軍にとって大規模な戦争経験となりましたが、結果的に軍の装備の旧式化を、流血によって思い知る事になりました。






「中越戦争」後も、中国とベトナムの間では国境を巡る断続的な軍事衝突が1980年代を通して続きましたが、最前線では「56式自動歩槍」への装備更新と新型小銃「81式自動歩槍」の支給が進められ、「56半」は急速に姿を消していきました。






「56式半自動歩槍子弾袋」は、チェストリグタイプで、10発の7.62㎜x39弾をクリップで纏めた弾薬を、各ポケットに収納しています。






身体左側面には、「65式雑嚢」と「65式水壷」を重ねて装備しています。

これら装備の形状や着装方法は、旧日本軍の影響を強く感じる所です。






今回、もっともオーソドックスな着装状況を再現していますが、当時画像を見ると、兵士それぞれに装備品の着装位置はまちまちで、おのおのが使いやすい手段で持ち運んでいたようです。






身体右側面には、「4連木柄手榴弾袋」を襷掛けにしています。

この時代の標準的な手榴弾は「67式木柄手榴弾」です。






「67式木柄手榴弾」を投擲する解放軍士兵の姿。

中国の一時代をイメージ付けた「65式」軍装、1960年代当時からして古臭い印象がありつつも着装してみると身体へのフィット感があり、意外と使い勝手が良いです。

中国的合理性を感じさせる、実に魅力的な装備だと思います。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年08月18日

中国人民解放軍 65式解放帽 (実物放出品)


中国人民解放軍の「65式解放帽」です。

解放帽は古くは中国共産党軍の八角帽を原点として、デザインを洗練された物です。






人民解放軍では「58式解放帽」として採用されました。

「65式」は、階級制度廃止に伴う装飾性の排除、色の変更が加えられました。






このアイテムは実物デッドストック品で、帽子の内張りに朱色のタグ・スタンプでサイズと製造年が記されています。

サイズ表記は「3号」、製造年は「1968年」です。







帽子の汗止め縁取りには防水ビニール質の素材が使われています。

吸水性は無いため、帽子は痛みにくいかわりに発汗時の被り心地は、お世辞にもよろしくありません。







この個体は、65式解放帽の中でも初期型に分類される物で、58式以来の外観上の特徴として、つばの芯が柔らかく、ジグザク縫いで補強されています。








65式解放帽の「帽徽 (帽章)」です。

58式までの八一の意匠の取り入れられた丸型帽章から一転、朱色の五角星帽徽となりました。

アルミ製の帽章を針金を刺し曲げて取り付ける、至ってシンプルな作りです。









65式解放帽・初期型の全景です。

実測サイズは56~57cm位で、私にはきつめのサイズなので、もっぱら収蔵品となっています。






こちらは65式解放帽・後期型です。

このアイテムも実物デッドストック品です。






65式解放帽の素材は軍服と同様、軍緑色の綿製です。

後に採用された「78式解放帽」では、デザインはそのまま素材が化繊に変更されました。






タグ・スタンプによると、サイズは「2号」、「1971年製」と表記されています。







汗止めバンド部分は、初期型同様のビニール質素材です。

表面はシボ加工されており、さわり心地はざらざらしています。









65式解放帽・後期型の全景です。

65式解放帽と65式軍服の組み合わせは、俗に“人民服”と呼ばれ、冷戦期の「中国そのもの」のイメージがあります。






65式解放帽・2種を並べてみました。

構造は殆ど同じで、つばの縫製処理が唯一の相違点です。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2018年08月05日

中国人民解放軍 65式軍服・陸軍士兵用 (実物放出品)






中国人民解放軍の「65式軍服」です。

画像は陸軍軍服になります。






65式軍服は、「文化大革命」の1960年代から「改革開放」の1980年代までの “階級なき軍隊” 中国人民解放軍の軍装であるのみならず、紅衛兵が好んで着用したことから、報道を通じて同時代の「中国」その物のイメージアイコン “人民服” として印象深いアイテムでもあります。






65式軍服は、細別すると綿製の65式から化繊製の78式までいくつかの種類にわけられますが、中国本土内でもひとまとめに「65式」と認識される事が多いです。






襟には紅領章(襟章)を取り付けます。

65式軍服は階級制度の廃止に伴い採用された軍服なので、この紅領章も階級章ではなく、単純に装飾としての意味合いが強いです。一応、裏面に名前や血液型を記入する欄があり、認識票としての実用面もあります。






襟にはホックがあり、折襟、開襟ともに対応した作りです。

日本陸軍のような襟布はありませんが、下着として白色ワイシャツを着用し、シャツの襟をわずかに露出させて襟カラーのように見せるのがおしゃれポイント。







ジャケットのポケットは二箇所で、ボタン露出タイプです。

このタイプは一般に “士兵 (下士官兵) 相当” 用とされ、 “軍官 (将校) 相当” 用は4ポケットタイプになります。






階級制度の無い時期、解放軍では “戦士” と “指令員” というざっくりした区分しかなく、この軍服のわずかなデザインの違いで両者を区別していました。






65式軍服は過去にもブログ記事にしていますが、以前紹介した物は中田商店で購入したもので、今回紹介する物は、中国からの輸入品です。

以前購入した物はモスグリーンでしたが、この被服は鮮やかなオリーブグリーンという印象です。






65式軍服の内側です。

裏地は無く、ポケット部分も露出しています。

これは夏服だからで、冬服は生地や作りが違うのかもしれませんが、ちょっと知識不足でわかりません。






タグは判読しづらいですが、1968年製と思われます。

素材は綿製で、質感は化繊の78式や、同じデザインのお土産品とは明らかに異なります。







こちらはズボンです。

デザインはごくシンプルなチノパンスタイル。






ズボンはベルトループがあり、ポケットは二箇所あります。






前合わせはボタン式で、実にシンプルなつくりです。






ポケット部分のみ白色綿製で、タグがスタンプしてあります。






タグには「1968年製」と記されています。

上下組で購入したので、おそらくジャケットと対になっているものと思われます。






ズボンの後ろ側です。

尻ポケットはありません。

実にシンプル。






ズボンを側面から。







ポケット周辺。

特筆すべき点は特に無い、ひたすらシンプルなデザインです。






65式軍服は制服と戦闘服の区別の無い時代の物なので、戦闘用にも使われますが、他国軍にみられるズボン裾の絞りや足首止めボタンなどは一切ありません。





最後に、1990年以前の中国人民解放軍陸軍の軍服を図説します。

自分で調べて得た知識の備忘録的解説ですので、ざっくした内容ですが、参考にして頂ければ幸いです。












  

Posted by らんたろー at 13:34Comments(0)装備:中国軍

2017年03月04日

中国人民解放軍 65式/87式水筒 (実物放出品)







中国人民解放軍の「65式/87式水筒」です。

中国では水筒を「水壺」と呼称するため、中文サイトでは「65軍用水壺」等と紹介されています。

65式と87式は外見上の差異はほぼ無いに等しいのですが、どうやら製造時期で区別しているようです。






で、こちらが65式水筒です。

構造は水筒本体をハーネスでたすきがけにする、旧日本軍に良く似た形状です。






水筒本体はODに近い色で、ハーネスはカーキ系です。






金具は他の解放軍装備にもよく見られる、緑色塗装されています。






水筒の底部は平らに成型してあります。






水筒の蓋は紐でハーネスに連結してあります。






蓋の紛失防止のためでしょうが、そのため水筒とハーネスを分離させるような使い方は基本的にしない物と思われます。






水筒は恐らくアルミ製で、かなり肉厚な印象です。






蓋の内側には分厚いゴムがカシメで留めてあり、気密性は高そうです。






なお、65式水筒以前の装備である「55式水筒」は、より旧日本軍の昭五式水筒に類似した形状でした。(画像はネットで拾った物です)






恐らくこちらが87式水筒になります。

形状は全くといっていいほど同じですが、ハーネスの色が濃緑色に変更されています。






また、濃緑色水筒のほとんどのハーネスは、先端の金具が省略されています。

これも制式名変更にかかわる仕様変更のひとつかもしれません。






65式水筒同様、身体に触れる部分は若干たいらに成型してあります。






こちらは一時期中田商店で流通していた、水筒カバー付きの物。






水筒カバーにベルトループが付いていながらハーネスも取り付けてあるという謎仕様で、実際に解放軍で運用されていたものかは怪しいところです。






水筒カバーは米軍式の、ドットボタンで開閉する仕様です。






ボタンには星型のモールドが彫られていますが、これはベトナム人民軍装備に見られる特徴です。






防水仕様の生地も、ベトナム人民軍ファーストエイドポーチによく似ています。






なので、多分ベトナム向け輸出品の水筒カバーの在庫余剰品を、既存の87式水筒と適当に組み合わせて日本向けに輸出したんじゃなかろうかと邪推しております。






旧日本軍の昭五式水筒と比較してみました。

やはり、基本構造は良く似ていますね。







ただ、65式水筒のほうが水筒自体の厚みがあり、腰に下げた際の座りはあまりよくありません。

米軍の水筒に近いボリュームがありますから、どちらかというと水筒カバーでの運用に向いていると思います。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(4)装備:中国軍

2017年01月28日

中国人民解放軍 56式小銃マガジンポーチ・ソ連型 (実物放出品)







中国人民解放軍の56式小銃用マガジンポーチです。






人民解放軍のマガジンポーチといえば、チェストリグが一般的ですが、このポーチはソ連型のベルトループで装備ベルトに保持する方式です。






一番上の蓋を開けると、内蓋が付いています。






ポーチには56式マガジンを5本収納できます。

実弾を装填したマガジンを5本収納する事を考えると、ポーチというよりバッグと言うべきでしょうか。






ポーチはマガジンに合わせて湾曲した、凝った作りになっています。

マガジン5本分の重量は相当な物でしょうから、ハーネスが付いているのも納得です。






画像は中越戦争での使用例です。

このタイプのマガジンポーチは馴染みが無かったのですが、確かに使われていたようですね。






中国人民解放軍マガジンポーチ各種比較です。

上が81式小銃用チェストリグ、下が56式小銃用チェストリグ、そして右が56式小銃用ソ連型マガジンポーチです。

三者三様、特徴があって面白いです。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2017年01月21日

中国人民解放軍 56式班用機関銃ドラムマガジンポーチ (実物放出品)







中国人民解放軍の56式班用機関銃用ドラムマガジンポーチです。






「班用機関銃」とは「分隊支援火器」を指す名称で、56式班用機関銃は中国製RPD軽機関銃の事です。






ドラムマガジンポーチ背面にはベルトループは無く、単純にたすきがけにして携行する作りです。

軽機関銃の弾薬消費量を考えると、分隊の各兵士が複数携行するためと思われます。






横から見ると適度な厚みがあります。

実物の重い弾倉にも耐えるよう、ハーネスは頑丈に縫い付けられています。






ポーチの側面には小ポケットがあります。

恐らくはクリーニングツール等を収納する物と思われますが、この小ポケットの付いていないタイプもあります。






ポーチには内蓋があり、重い弾倉をしっかり保持できるよう考慮されています。






内蓋をあけると内部は円形の収容部が良く見えます。

中は割合ゆったりした作りです。






内蓋には板紐が二箇所縫い付けられています。

恐らく中身を取り出しやすくする工夫だと思われます。

RPDのドラムマガジンには取っ手が付いているので、そこに結びつけるんじゃないかなー、と。






蓋を全開にした状態です。






私はRPDは持っていないので、RPKのドラムマガジンを収納するのに使っています。






ポーチの容量に余裕があるのか、RPDとRPKのマガジンサイズが同じ位なのか、問題なく収納できます。






真上からみるとこんな感じにすっぽり収まります。






内蓋も問題なく閉じれます。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2017年01月14日

中国人民解放軍 81式小銃チェストリグ (実物放出品)







中国人民解放軍の81式小銃用チェストリグです。

56式小銃用チェストリグではマガジンは3本収納式でしたが、81式では4本収納式に改められています。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2017年01月07日

中国人民解放軍 56式小銃チェストリグ (実物放出品)







中国人民解放軍の56式小銃用チェストリグです。

同盟国への輸出のみならず、各国でも模倣製造され、現在でも世界中で使われ続けているベストセラーアイテムです。






1950年代から製造されているため、小改造が繰り返され、ハーネスに調節金具の付いた物や、ハーネスの縫い付け位置の違い等、地味にバリエーションに富んだチェストリグですが、この画像の物は1960年代製の色合いがカーキ系の物です。







こちらは1980年代製で、色が濃緑色になっている他は、作りは同型です。






並べてみると色の違いが一目瞭然です。






こちらは私が最初に購入した56式チェストリグです。

カーキ系と濃緑系の色の素材が混用された、こんなタイプもあります。

なお、各ポケットの用途ですが、正面の3個がマガジン収納用で、向かって左端の三角気味のポーチにはクリーニングツールとガンオイル缶を入れます。

向かって右端の濃緑色のポーチは内側が防水ビニール処理されており、包帯包を1個収納します。

残りのポーチは予備弾薬を紙箱ごと収納しているようです。






だいぶ使い込んで退色していますが、カーキ系と比べると黄緑色に近い色合いです。






購入して間もないカーキ系チェストリグと比べると、縫い目やしわの色落ちが使い込んだ風合いを醸し出しています。






1960年~1970年代製装備です。

旧日本軍を思わせるカーキ色です。






1980年代製装備です。

迷彩効果を考慮してか、濃緑色に統一されています。






アレンジ例として、アフガニスタン紛争時のソ連軍のスタイルを再現してみました。

アフガニスタンでは中国製もしくは模倣製造されたチェストリグが流行していました。

マガジンはRPK74用のロングマガジン、各ポケットには手榴弾や包帯包を収納しています。







56式チェストリグは余裕のある作りなので、AK-47でもAK-74でも問題なく収納できます。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍

2016年03月19日

中国人民解放軍 54式拳銃&59式拳銃ホルスター (実物放出品)






中国人民解放軍の、54式拳銃&59式拳銃ホルスターです。






54式拳銃ホルスターです。

54式拳銃は中国製トカレフTT33ですね。






基本形はソ連型に準ずる物の、中国軍ならではの変更が多々見受けられます。

そのひとつ、ホルスターの重量を分散する為、たすき掛け用斜め革が追加されています。






保持部分の構造は54式、59式共同じで、ハーネスは必要に応じて付けはずし出来ます。






そして銃の保護の為、ビロードの内張りが追加されています。

なんというか、中国ならではのセンスを感じます…w






また、ソ連軍ホルスターにもあるクリーニングロッド収納部には、脱落防止用の革タブが追加されまし。






いずれも軍隊で実際に運用した際に問題となった部分に対応したものと思われます。

安かろう悪かろうと思われがちな中国製品ですが、長く中華サープラス品を扱っていると、軍用品に関しては印象が大きく変わりました。

戦訓を反映しているのでしょう、よく考えられていますね。






54式拳銃ホルスターには、マガジンポーチが付属しています。






54式拳銃は重い為、59式拳銃と比べ、ハーネス付きで使われている事が多いです。






銃とマガジンを全装備した状態だと、トイガンでも結構重くなります。






マガジンは2本収納できます。






装着はオーソドックスなベルトループ式です。






マガジンポーチには革タブが内蔵されています。






収納したマガジンを、この革タブを引っ張って取り出しやすくするわけです。






ただし、トイガンの場合、マガジンリップが干渉して、蓋がしまりません。







なので、余り物の革を無理やり接着して蓋を延長してみました。






その上で、革塗装用スプレー塗料「染めQ」でチョコレート色に塗ってみました。






かなり無理やりな改造ですが、遠めにはそれなりに見えます。






追加した革部分はマガジンポーチ本体より柔らかいので、開け閉めが楽になりました。






こちらは59式拳銃ホルスターです。

59式拳銃は中国製マカロフPMの事です。






背面にはベルトループとハーネス取り付け金具があり、どちらでも使えるようになっています。






59式拳銃は、人民解放軍ではあまり生産も普及もしなかったらしいですが、ホルスター自体は現在でもパレード等でよく目にします。






クリーニングロッドはロシア製マカロフPM用を入手しました。






ソ連型ホルスターとの一番の違い、クリーニングロッドに差し込む抜け防止用革タブが付いています。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍

2016年03月05日

中国人民解放軍 雑嚢 (実物放出品)







中国人民解放軍の雑嚢です。

中国語ではかばん類は「包」と呼称するらしく、中文サイトだと「軍包」「解放包」等と表記されています。






形状・色味など、旧日本軍の雑嚢を彷彿とさせる一品です。






蓋の止め金具は二箇所あります。






板紐をバックルに通して固定する方式です。






構造もシンプルでわかりやすく使い勝手も良いです。






追い紐の調整金具も一般的な物です。

この雑嚢は金属部分が全て濃緑色に塗装されています。

金属金具の塗装処理は錆防止の目的が多いので、もしかすると鉄製なのかもしれません。






雑嚢内部には仕切りがあり、仕切りのみ白綿布が用いられています。(押印されたタグスタンプを見やすくするためでしょうか?)






雑嚢に荷物を詰めてみた所です。






目一杯物を詰めるとこのくらい膨らみます

さほど大きなかばんではありませんが、外見を気にしなければ、結構色々詰め込めます。






シンプルだからこその使いやすさが感じられます。






ただし、ここまでパンパンに詰めてしまうと、装備着装時に水筒や手榴弾袋と干渉してしまうので、内容量は程々が良いようです。






開発の際に参考にしたであろうと思われる、日本陸軍の雑嚢と並べてみました。






第二次世界大戦中の中国軍(国府軍・共産党軍)は基本的にドイツ式装備だったので、日本軍の雑嚢のデザインとの相似性は、やはり日本軍の装備品の影響を受けた物と推察しています。






色味・形状ともよく似ています。

印象としては、紐から金具式にして使いやすくする一方、ベルトへの引っ掛けフックを省略するなど中国独自の簡略化がなされているように感じられます。






一方、こちらは1980年代以降一般化した、濃緑色のタイプです。






外見や縫製は変わらず、素材も大差ないようですが、迷彩効果を考慮してか、かなりあざやかなグリーンになりました。






金具の形状もそのまま変更はありません。






雑嚢の内側は、以前の物と同様、白綿布が使われています。(ここが濃緑色の個体もあります)






1980年代製にも、タグスタンプが押印されています。






チャイナグリーンとでも形容すべきなこの色は、軍用品としてはいささか鮮やかすぎて安っぽく見えてしまいます。(ハマるとそこが魅力的に思えてくるんですけどね…w)






1960年代製と1980年代製を並べてみました。

色味の違いは一目瞭然ですね。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2016年01月30日

中国人民解放軍 裏革製編上靴 (実物放出品)







中国人民解放軍の裏革製編上靴です。






1980年代製で、冬用軍靴として使用されていたと聞きますが、詳しくはわかりません。






素材や外見は、旧日本陸軍の編上靴の影響を強く受けていると思われ、実際良く似ています。






素材の革は上部で縫製は丁寧、しっかりした作りで、はき続けてかれこれ20年以上経ちますがまだまだ現役で使えます。(画像に映っている中敷はあとから自分で購入したクッションソールです)






この編上靴は、アメリカ陸軍が1943年以降に使用した裏革製戦闘靴や、同じく、第二次世界大戦を通じて用いられたアメリカ海兵隊の戦闘靴も裏革製で外見が酷似しているので、代用品に最適です。






上記、米軍の実物や忠実複製品と比べ、トレッドパターンのしっかりした完全なゴム底なので、サバイバルゲームで使用するにはむしろ好都合ですね。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2015年09月26日

中国人民解放軍 65式防毒面 (実物放出品)


中国人民解放軍のガスマスク、65式防毒面です。





実戦映像では、中越戦争、中越国境紛争にて装備している姿が確認できます。





白いゴム製の面体の左側に縦長のキャニスターが内蔵された、独特なデザインです。





キャニスターの通気口には星をあしらったデザインがされているのがいかにも中国的で興味深いです。





逆に、右側には一切の突起物がなくシンプルそのもの。
右利きの射手にとっては射撃がしやすい作りですね。





内側を撮ってみました。
ソ連を代表とする共産圏の同時期のガスマスクとほぼ同様の視界風景、そして同様のゴム臭がします…w





レンズにも曇りはなく、保存状態も良好のようです。





若干、ゴムバンドがへたり気味ではあります。





なお、付属品がひとつありました。
なんだろう、コレ?





対して、こちらは収納用の防毒面袋です。





蓋の開閉は、硬めの丸い布製部分の孔に、鼓状の樹脂製ボタンを差し込む独特の方法で固定します。
(最近製造された物は改良されていて、ナイロン製の本体にベルクロ留めの物が大半です)







内部はごく普通の袋で、底部に先ほど紹介した円形缶を詰めるポケットがあります。





防毒面を収納した状態の防毒面袋です。





裏側にはベルトループがあり、装備ベルトに通せますが、かなり薄手の素材で到底、酷使に耐える作りとは言えません。





先刻のボタンの開閉の様子です。
他国には見られない独特の作りがわかると思います。





65式防毒面はガスマスクとしてはコンパクトな方ですが、更にコンパクトなバッグに詰める為、中はかなりぎゅうぎゅうな状態です。











実際に着装するとこんな感じです。
左頬のキャニスター部分がかなりの存在感ですが、全体的にはコンパクトで装着時の負担も少なそうです。
頬付け射撃時に邪魔になる物がないのは良い構造だと思います。(右利き限定ですけど)





実物は入手できなかったので、中国歴代ガスマスクをイラストで紹介して見たいと思います。
まずは「64式防毒面」
ソ連軍などに良く見られるキャニスター分離式のタイプです。





次に今回紹介した「65式防毒面」





そして「69式防毒面」です。
69式ではフィルター直結式のデザインながらキャニスターの交換をし易く改良されています。
イラストで紹介してみたこれらの防毒面は、順次更新されていったという訳ではなく、使用用途に応じて同時期に使い分けられていたようで、並行して生産・配備されていたようです。





防毒面袋の装備状況です。
収納ケース自体がかなり貧弱な作りで使用に不安を感じますが、あるいは消耗品と割り切った設計思想なのかもしれません。
装備自体は、ベルトループのおかげで、腰ベルトでしっかり位置を固定させる事ができます。





防毒面の着装状況です。
年代物なのでかなり不安でしたが、普通に呼吸できました。
また、伝声機能も考慮されており、隣の人と普通に会話できるレベルです。





2010年代現在では、イギリス軍のS10を参考に(というかデッドコピーレベルの)「FMJ08型防毒面」が開発・配備されているようで、この防毒面が現在も軍で使用されているかは不明です。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(6)装備:中国軍

2015年09月19日

中国人民解放軍 GK80Bヘルメット (実物放出品)


中国人民解放軍のGK80Bヘルメットです。





GK80A型同様、収納袋付きです。







GK80Aと比べると小ぶりで、一見した印象ではイタリア軍のヘルメットのようでもあります。





真上から見ると、先端が尖っているのが特徴です。





内装はGK80Aとほぼ同様です。





GK80Aとの比較・正面。
B型の先端の尖り具合が独特ですね。
A型の星章の塗装は、結構センターからずれています。
このいい加減さも中国的…カナ?w





GK80Aとの比較・側面。
側面からだと両者の違いがより顕著に見られます。
B型ヘルメットのほうが前後の湾曲が大きいです。





GK80Aとの比較・後面。
後ろから見ても、B型のフチの湾曲は顕著ですね。





GK80Aとの比較・上面。
GK80Aと比べ、B型のほうが小ぶりに出来ているのがわかります。





実際に着用してみると、GK80Aよりも使いやすい印象です。





なぜA型とB型があるのか、いまだによくわかりませんが、海外サイトでは輸出専用との記述がありました。





しかし、B型と思われるヘルメットの記録画像もある上、A型も輸出されているので本当かなぁ?という疑問もあります。





私は、当初は空挺部隊用かなと漠然と思っていたのですが、最近はもしかして女性兵士専用ヘルメットなんじゃないかと考えたりしています。
なんにせよ、憶測の域を出ない推測ですけどね。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2015年09月12日

中国人民解放軍 GK80Aヘルメット (実物放出品)


中国人民解放軍のGK80A型ヘルメットです。





1980年代から普及しはじめ、2000年代辺りまで現役で使われていました。
最近はフリッツヘルメット型に取って代わられたようで、ほとんど見ることはなくなりました。





ヘルメットには収納袋が付いており、使わない時は収納しておき、着用する際は折りたたんでヘルメットに入れ、クッション代わりにすると聞いたことがあります。





収納袋自体は、何の変哲もないコットン製の巾着袋です。





チンストラップの取り付け状況です。





チンストラップは取り外し式で、ヘルメット側のフックに引っ掛けて保持する構造です。





正直、このフックが外れやすく、決して使いやすい構造とは言えません。





チンストラップはこのように4点支持になっていますが、これは若干新しいタイプで、中越戦争の頃は2点支持の(つまり単純な板紐)タイプだったようです。





チンストラップのサイズ調整は、米軍のM1ヘルメット・インナーと同様のタイプです。
それなりに使いやすいです。





内装はWW2時代の米軍のM1ヘルメットのようなハンモック構造で、ハチマキ部分に目の詰まったスポンジ素材が使われるなど、被り心地はなかかな良好です。





GK80Aヘルメット・正面。
記録映像を見ると1980年代全般を通して、GK80A型が多用され、一部にGK80B型を見かけます。
赤星は塗装ですが、古い時代だと帽子と同様の尖り星の物を多く見かけます。





GK80Aヘルメット・側面。
正面から見ると旧日本軍風に見えますが、側面からだと浅めのM1ヘルメットといった風情です。





GK80Aヘルメット・背面。
真後ろからだと日本軍とも米軍ともソ連軍とも見える、なんとも和洋折衷な印象です。





GK80Aヘルメット・上面。
真上から見ると長方形でM1ヘルメットに印象が近いです。





GK80Aヘルメット・下面。
内装もM1ヘルメットの模倣といって良いレベルでよく似ています。





GK80型ヘルメットには81式迷彩カバーも用意されています。
迷彩服同様、両面リバーシブル迷彩となっています。





装着はカバー周囲にゴム紐が縫いこんであり、それでヘルメットのフチに固定します。
慣れていないと、綺麗に装着するには結構難儀する作りです。





表面迷彩側です。
周辺に擬装の草木を差し込むループがあります。





裏面迷彩側です。
第二次世界大戦以来のダックハンター迷彩です。
1980年代に採用された装備としてはいかにも古めかしく感じられますが、草地の少ない地面での迷彩効果は侮れない物があります。











実際に着用してみました。
この中国製ヘルメットはパッと見は日本軍の90式鉄帽に似ていますが、側面形状は前後に長く、M1ヘルメットに近いという、和洋折衷な独特のデザインです。
手にしてみると、諸外国の物と比べても遜色無いクオリティですが、妙に重く感じます。(素材の違いかな・・・?)



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍