2016年05月21日
64式小銃銃剣 (ウインドラス製・複製品)
装飾用刀剣類のメーカー「ウインドラス」から64式小銃銃剣が発売されたと言う事で様子見していましたが、割引品を見つけたので購入してみました。
すてんがん工廠のガレージキットと比べると、全体的にダルい作りで、成型も甘く、はっきり言って出来は悪いです。
ただ、金属製で丈夫な点が、唯一にして決定的な価値と言えます。
折れない、ひっくり返らないというのは着装派ゲーマーにとってはありがたいです。
ウインドラス製品はいくつか購入経験がありますが、いつもお馴染みのボール紙製外箱です。
違うのは中身を示すシールのみです。
細部を見てみると、仕上げの荒さが目立ちます。
ほぼ、ラッカーペンキをベタ塗りしたような質感です。
銃剣鞘の先端は、本来は穴が開いているのですが再現されていません。
銃剣吊り部分も形状は再現されているものの、コットン部分の質感や色味は自衛隊装備とは思えない代物で残念な点の一つです。
64式銃剣を鞘から抜き出してみました。
銃剣はグリップ等、本来は別パーツ・別素材のはずの部分が一体成型で、全部ひっくるめて黒塗装されているような状態で残念ポイントだらけです。
銃剣底部です。
レール溝や可動部はライブで、着剣は可能ですが、溝が長すぎますね。
ブレードもグリップとの塗装の違いはなく、単なるつや消し黒色で、しかも厚ぼったい塗りなので高級感もなく、価格の割にはがっかりする部分です。
そして問題のグリップ部分。
別パーツっぽい溝でも彫ってあればまだマシだったのですが、完全に一体成型丸わかりな造詣です。
改めて銃剣の全景です。
残念な点を並べていくときりがない製品ですが、やはり真鍮製で強度が確保できる点、重量バランスのおかげで携行中に抜け落ちたりしない点はサバゲーマーとしては見逃せない長所です。
銃剣鞘の全景です。
鞘だけはどうやってもすてんがん工廠製品のほうがリアルです。
とはいえ、鞘本体は樹脂製で、一定の再現への努力も感じられ、とりあえず妥協できなくもないレベルの再現度なので納得はしています。
参考までにM1ガーランド用M1905銃剣との比較です。
若干ですが64式銃剣の方が長いのがわかります。
M1905銃剣はデニックス製の亜鉛合金レプリカですが、グリップに手を加えたり、パーカーシールで再塗装しています。
並べてみると、思ったほど64式銃剣も長いわけではないようです。
新旧自衛隊銃剣みつどもえ。
日本軍の三十年式銃剣の極端な長さがよくわかります。
といっても、米軍のM1905銃剣も初期型は同じ位の長さだったんですけどね。
OD作業服に着剣した64式小銃で、気分はもう「戦国自衛隊」
長い銃に長い銃剣は良く似合いますね。
現用装備では銃剣の出番はまずなさそうですが(英軍は別として…w)、古い時代の軍装には銃剣は欠かせないアクセサリーだと思います。
もちろん、ゲームフィールドで振り回したりはしないのは大前提ですよ。
89式小銃負い紐・官品仕様 (複製品)
シールテープ de 脱落防止 ~ 小銃用ツヤ消し脱落防止・防音テープ (戦人製)
陸上自衛隊 旧迷彩64式小銃カバー (PX品)
陸上自衛隊 64式小銃用弾納・1本用&2本用 (実物放出品)
陸上自衛隊 旧迷彩装備 (1970~1980年代)
熊笹柄と冷戦期 ~ 陸上自衛隊 旧迷彩作業服 (ノーアイロン・PX品)
シールテープ de 脱落防止 ~ 小銃用ツヤ消し脱落防止・防音テープ (戦人製)
陸上自衛隊 旧迷彩64式小銃カバー (PX品)
陸上自衛隊 64式小銃用弾納・1本用&2本用 (実物放出品)
陸上自衛隊 旧迷彩装備 (1970~1980年代)
熊笹柄と冷戦期 ~ 陸上自衛隊 旧迷彩作業服 (ノーアイロン・PX品)
Posted by らんたろー at 10:00│Comments(2)
│装備:自衛隊
この記事へのコメント
昭和の頃の陸上自衛隊のOD色の戦闘服大変素晴らしいです!
千葉真一さん主演の戦国自衛隊、高校生の時、冬休みの封切り時に映画館まで 観に行きました。今、中年になってDVDをみて劇中の 「昭和にもどれるんだぞ!」のセリフが妙に心に沁みます。
出演されている俳優さんたちは半数くらいは、鬼籍に入ってしまいました。 この年の夏はアニメ映画 「銀河鉄道999」 が大ヒットしました。
もう、38年も前のことですが昨日の事のようです。
この画像を見て旧自衛隊装備が欲しくなってきてしまいました。
千葉真一さん主演の戦国自衛隊、高校生の時、冬休みの封切り時に映画館まで 観に行きました。今、中年になってDVDをみて劇中の 「昭和にもどれるんだぞ!」のセリフが妙に心に沁みます。
出演されている俳優さんたちは半数くらいは、鬼籍に入ってしまいました。 この年の夏はアニメ映画 「銀河鉄道999」 が大ヒットしました。
もう、38年も前のことですが昨日の事のようです。
この画像を見て旧自衛隊装備が欲しくなってきてしまいました。
Posted by 水色の星 at 2017年04月25日 23:43
>水色の星さん
ご覧頂きありがとうございます。
現在では2型迷彩が普及し、すっかり垢抜けて格好良くなっていますが、ひと昔前の「自衛隊さん」といえば、OD単色に米軍スタイルのヘルメットのイメージでしたね。
私も「戦国自衛隊」は好きな作品で、角川の旧作映画をきっかけに、原作小説、マンガ版、その続編・・・と、派生作品も視聴しましたが、一番印象深いのはやはり角川映画版ですね。
子供の頃に観た時は気にも留めませんでしたが、現在の目で観てみると、内容的に自衛隊の協力を得られないため(まあ、当然でしょう)、戦車の自作、ハーフトラックの調達、更には米軍のジャングルファティーグを着こなしを工夫してOD作業服に見せている等、製作スタッフが苦労して自衛隊を再現しているのが「がんばってるなぁ」と感心しています。
ご覧頂きありがとうございます。
現在では2型迷彩が普及し、すっかり垢抜けて格好良くなっていますが、ひと昔前の「自衛隊さん」といえば、OD単色に米軍スタイルのヘルメットのイメージでしたね。
私も「戦国自衛隊」は好きな作品で、角川の旧作映画をきっかけに、原作小説、マンガ版、その続編・・・と、派生作品も視聴しましたが、一番印象深いのはやはり角川映画版ですね。
子供の頃に観た時は気にも留めませんでしたが、現在の目で観てみると、内容的に自衛隊の協力を得られないため(まあ、当然でしょう)、戦車の自作、ハーフトラックの調達、更には米軍のジャングルファティーグを着こなしを工夫してOD作業服に見せている等、製作スタッフが苦労して自衛隊を再現しているのが「がんばってるなぁ」と感心しています。
Posted by らんたろー
at 2017年04月26日 22:23
