2017年12月09日

別名Tボーンショベル ~ アメリカ陸軍 M1910エントレンチングツール (複製品)







アメリカ陸軍の「M1910エントレンチングツール&カバー」です。
画像の物は本体・カバーともにアメリカ製のレプリカ品です。






M1910の式番が示すとおり、第一次世界大戦から使われている装備品で、外見から通称「Tボーン・ショベル」とも呼ばれます。






ショベル本体は可動部が一切無く、シンプルながら頑丈な造りです。
さすがに旧式化が憂慮されたのか、第二次世界大戦中期には折畳式の「M1943エントレンチングツール」が採用されますが、終戦までに全兵士には行き渡らなかったようです。






また、ショベル自体も折畳式のM1943はM1910と比べるとかなり重く、空挺部隊ではあえて旧型のTボーン・ショベルのほうを好んで使用したという話です(M1910の柄を短く加工して装備したようです)






木製の柄の先端は握りやすいようT型になっており、Tボーンと呼ばれる所以となっています。
このT型の握り手のおかげで、単純な木柄の各国軍ショベルと比べても、扱いやすいです。






木製の柄の両端は鉄製の鋲でかしめてあります。
ショベル全体をODのペンキで厚塗りしてあり、実物の風合いをよく再現していると思います。






ショベル先端は全体にざらつきのある質感です。






また、柄の部分にはUSの刻印があります。






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ショベルは適度に湾曲加工されており、戦場では塹壕堀りや土嚢造りに活躍したものと思われます。






ショベル・カバーはカーキ色のコットン製です。
同時期の各国軍ショベル・カバーと同じく、ショベル先端を覆うタイプで、柄は露出した状態になります。






裏面にはダブルフックワイヤーが付いており、アイレット(鳩目)のある各種装備品に取り付けることが出来ます。






カバーは袋状になっており、ショベルを突っ込んだ後、柄の部分にストラップをクロスさせてバックルで留めます。
この保持の仕方は日本陸軍の円匙覆いを思い出します。






通常は、ハバーサック(背嚢)に装備するのが一般的な携行方法ですが、背嚢への装備縛着量が多く余裕が無い時は弾帯に吊るしたり、X型サスペンダーのアイレットを使って背中に背負った戦場写真も見たことがあります。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:アメリカ軍

2017年12月02日

アメリカ陸軍 M1928ミートカン・ポーチ (複製品)







M1928ハバーサックの付属品である、「M1928ミートカン・ポーチ」です。
本品はアメリカ製の精巧複製品です。






ミートカン・ポーチは通常はハバーサックの上面に装着してありますが、完全に分離出来るので、単体で携行する事も出来ます。






ミートカン・ポーチは個人携帯食器一式を収納する為の装備です。








ポーチの中にはメスキット(食器)を収納し、内部にある三箇所のスリットにはそれぞれナイフ・フォーク・スプーンを挿し込んで携行します。






ナイフとフォークは収納する際には専用の革製シースを被せてから収納します。
私は、革がかびるのが嫌なので、あえて使わずに収納しています。







メスキットはステンレス製です。








通常は、トレイとフライパンを向かい合わせにして取っ手を折りたたんで一まとめにして携行します。







メスキットを展開した状態です。






フライパンはこの状態で火にかける事が出来ます。






給食時には、フライパンの取っ手の上にトレイを載せて持ち運びます。






ちょうど、画像のような感じで持ち運べます。






メスキットを使って食事をすれば、普段の食事も一味違った戦場風味が味わえそうです。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:アメリカ軍