2017年08月26日

日本陸軍 雑嚢 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の雑嚢の複製品です。

中田商店で新製品として発売された当時、即購入した物です。

予備も含めて2個購入したのですが、内1個はのちに改造素材にしたため、現在はこの1個のみ所有しています。






素材は綿生地で、鉄製の金具にレンガ色の防錆塗装がされています。

色や質感は実物と比べてもよく再現されています。






雑嚢の蓋は大きく、留め具をつかわずとも、簡単に中身が脱落しないように出来ています。






この型の雑嚢は昭和13年に制定されたものです。

それ以前の物より容積が増し、金具式だった留め具が板紐に変更されました。






それまでは革ベルトで留めていた部分が、新型では紐で縛るように変更されました。

多少手間はかかりますが、劣化に強く、金具が擦れて音が出ないよう実戦向けの作りになったともいえます。






留め具の位置は三箇所あり、すべて縛れば内容物をしっかり保持できる堅実な構造です。






中身は二重構造になっていますが、背中側は書類程度しか入らず、もっぱら袋状の方に日用品類を詰め込んだようです。






目一杯中身を詰めた状態です。






さすがにパンパンで現実的ではありませんね。






側面から見ると中身の詰め込み具合が良く分ります。

実際にはここまで物を詰めることは無かったと思います…w




  

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2017年08月19日

日本陸軍 九〇式鉄帽 (中田商店製・再生品)







日本陸軍の九〇式鉄帽です。

本品は中田商店で販売されている、実物の外帽に複製品の内装を組み合わせた再生品です。






かつては、長らく中田商店のレストア鉄帽「しか無い」状態でしたが、最近は中田製複製や海外製複製など、選択肢が増えて喜ばしい限りです。

まー、それぞれに一長一短あるのも常ですが…






数ある複製品の中でも、外見は最もリアルじゃないでしょうか。(なんせ実物ですから)






錆の塊のような代物を再塗装で誤魔化した手前、塗装の状態や色味などに一言二言いえるのでしょうが、実戦で使うわけでもなし、どのみち鉄帽覆いをかぶせてしまうので文句は無いです。

逆に素の状態で使うつもりなら、納得行く外装の複製品を選択するのが吉でしょう。






内装は完全に後付のレプリカですが、革も厚く、裏側の綿入れクッションもしっかり作りこまれています。安い海外製品との格の違いがよくわかりますね。

しかしながら、リベットの位置や数、アゴ紐の通し環などは、戦時中の実物とはかなり異なります。このあたり、こだわる向きには我慢できない点でしょうね。






顎紐は文字通りの板紐で、金具やストラップに見慣れていると、一見すると古臭く思えるものの、規定どおりの巻き方で締めれば、3点支持でしっかり固定されるし、フリーサイズですから、締め具合でも最適な状態にできます。

おまけに、被らないときは解いた紐で背中にたすきがけに背負う事ができます。

画像の顎紐は、のちに付け替えた精巧複製品です。

金具の位置・形状が若干異なる為、フィット感は今一よくないですが、外見は非常に”らしく”なりました。






専用の鉄帽覆いを装着した状態です。

鉄帽覆いは、諸外国の物とは少々趣が異なり、迷彩効果ではなく、直射日光で鉄帽が加熱するのを防ぐ為に作られています。

そのため、中綿が詰められていて、それなりに厚みがあります。

洗うと縮んでしまい、二度と鉄帽に装着できなくなりますので気をつけましょう。






鉄帽覆いの正面には帽章が縫い付けられています。

褐緑色羅紗の台座に黄色の星章のこのタイプは、戦争末期の綿製略帽にも使用されているのを記録映像で確認できます。(現物は見たことがありません)






鉄帽覆い・側面の様子です。

この鉄帽覆いは初期型で、昭和17年あたりからは縁が擦れないよう、補強布が追加されたモデルへと更新されていきます。






鉄帽覆い・背面の様子です。

この鉄帽覆いは実物生地を使用して作られた中田商店製の複製品で、新発売された当時に購入した物です。

長年使用しているため、表面の染みが目立ちますね。






鉄帽覆いは鉄帽に被せたあと、紐で絞って固定します。

鉄帽覆いはサイズに余裕があり、きちんと紐で締めることができました。






鉄帽覆いに擬装網を装着した状態です。

鉄帽自体の迷彩効果は、この擬装網に草木をくくりつける事で対応します。






自然の草木による擬装は、ある程度の時間とセンスが要求されるので、あまりサバゲー向きではありませんが、上手く擬装できれば日本陸軍得意の近接戦闘に持ち込むまで、敵に気付かれるのを防けます。






これまで、数は多くないものの諸外国のスチール・ヘルメットを被ってきた経験から言っても、一番しっくり来ます。

さすがは「日本人の日本人による日本人のための設計」だと感心しています。






同時代の米軍のM1ヘルメットやソ連軍のSSh40と比べて小ぶりで、長時間被っていても頭の座りがいいというか、非常に安定していて、激しい動きをしても首が持っていかれないのがすばらしいです。(自衛隊の66式鉄帽とは雲泥の差…)






収集家・研究家の方々には得るものの少ないレストア品ですが、私のようにサバゲーで使いつぶすつもりの人間には最適なアイテムじゃないでしょうか。

錆びて朽ち果てるに任せるよりは、形あるうちに手を加えて再利用するという考え、私は嫌いじゃないです。




  

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2017年08月12日

日本陸軍 戦闘帽・後期型&帽垂 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の下士官兵用戦闘帽です。
本品は中商店製の複製品に、同じく中田商店製の帽垂を取り付けた物です。






帽体は絨製(ウール)で、中央に黄色の星章が縫い付けられています。
顎紐は茶色の革製です。
かつて中田商店で初期カーキ色の戦闘帽が9,800円で売られていた頃、大戦時の生地を使って作られた本品が7,000円で新発売された際に即購入した物なので、相当使い込んでいます。






帽垂はコハゼという専用の金具で、戦闘帽のかがり糸に引っ掛けて取り付けますが、外れやすいので私は縫い付けています。






内張りは白色綿製で、周囲の汗止めは茶革製です。
実物だと内張りは目の粗い麻製で、仮縫いしてあるだけで取り外して手入れが出来ますが、本品では完全に縫い付けられており、分解はできません。(もっぱらファブリーズやリセッシュのお世話になっておりますw)






戦闘帽、のちに略帽と呼ばれるようになるこの帽子と帽垂を組み合わせた姿は、世界基準で「日本兵」のイメージになっています。






日本陸軍の戦闘帽は、基本的に夏でも冬でも絨製(ウール)で、戦争の末期に鉄帽覆いの生地を流用した綿製や、その他代用素材の物が登場したようですが、末期の事ゆえ、それほど普及はしませんでした。






帽垂のコハゼを挿し込むかがり糸は、もともと戦闘帽に設けてあるようです。
この複製品でも再現されていましたが、コハゼの形状が真鍮製で引っかかりの浅い物だったため、簡単に外れてしまい、結局縫い付ける事にしました。






後ろから見ると、帽垂の構造が良く分ります。
四分割された垂布は程よく肩にかかる程度の長さで、日光を遮りつつ行動の邪魔にならない最適な造りだと感じます。




  

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2017年08月05日

日本陸軍 防暑襦袢袴 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の防暑襦袢です。
第二次世界大戦当時、主に南方戦線の兵士向けに製造・支給されました。
対になる防暑衣の中着として着用する物ですが、襦袢のみでも多用されました。






本品は中田商店製の複製品です。
色味や質感、形状とも実物を良く再現してあります。






内装はシンプルそのもの。
本来が下着用途ということもあり、余計な装飾は一切ありません。






襟周りは夏衣と同じ素材で出来ています。
開襟着用の際の見栄えや、強度を考えての事と思われます。






防暑襦袢という事で、開襟着用を前提としたデザインとなっています。






ただし、第1ボタンは付いており、折襟状態にすることは出来ます。






防暑目的を強く感じさせる構造として、脇下に開口部があり、ボタンで開け閉めできるようになっています。






ボタンを空けると、風通しが良くなります。






こちらは防暑袴下です。
軍袴同様、ウエストは腰紐式です。
通常の襦袢のような足首を締める紐はありません。






形状はストレートズボンタイプです。
中田商店の複製品は、実物と比べ生地が厚手で丈夫に出来ています。






前あわせはボタン留めです。
木製ボタンが使われていますが、一番上の大きいボタンのみ、プラスチック製です。
ここは複製品ならではですね。






元来が下着のようなものなので、普通のズボンのようなスリットポケットはありません。






一方、尻側には貼り付けポケットが2箇所設けられています。






防暑襦袢袴を着用した、日本陸軍歩兵です。
日本の戦争映画に登場する南方の日本兵は、もっぱらこの格好ですね。






背面から見たところ。
背中に鉄帽を縛着しています。






防暑襦袢姿での、膝射姿勢です。
画像では軍袴は履かず、防暑袴下のみで着用しています。






防暑襦袢姿での、伏射姿勢です。
鉄帽の擬装は、ホームセンターで売っていた造花を使ってみました。
写真では良い感じですが、サバゲーフィールドの植生に比べて明るい色なので、あまり効果は無かったようです…w






こちらは、サバイバルゲームでの火力強化の為、鹵獲トンプソン銃を装備した「遊撃隊・自動小銃班」装備です。
たった一人の日本兵ゲーマーとして、マルチカム相手に火力戦を挑む日々です。






戦時中の例にならって、袴下の上から短袴を重ね着していますが、中田商店製の袴下は実物より厚手で丈夫なので、ここまで厚着しなくてもいい感じです。




  

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