2017年07月29日

日本陸軍 巻脚絆 (実物)






日本陸軍の巻脚絆(ゲートル)です。
日本軍コスプレにおいては、欠くことのできない必需品です。






本品は軍用実物で、タグ類はありませんが、おそらく昭和19年製のデッドストック品だと思われます。
素材は絨製(ウール)で、第二次世界大戦時に多く見られた草色がかったカーキ色、通称して国防色と呼ばれた色調の物です。






【巻脚絆の巻き方①】

せっかくなので、巻脚絆の巻き方解説を。
まず、1巻きします。






【巻脚絆の巻き方②】

更に2巻きします。






【巻脚絆の巻き方③】

次に3巻き目で折り返します。






【巻脚絆の巻き方④】

4巻き目も折り返します。






【巻脚絆の巻き方⑤】

あとはそのまま、膝下までぐるぐる巻いていきます。
このとき、適度に力加減をして、解けない程度に締めつけながら巻きます。
(あまり強く締め付けるとふくらはぎがうっ血して痛くなるので程ほどに)






【巻脚絆の巻き方⑥】

巻ききった状態です。






【巻脚絆の巻き方⑦】

次に、締め紐を1周させます。






【巻脚絆の巻き方⑧】

それから斜め下にむけて紐を締めていきます。






【巻脚絆の巻き方⑨】

足首で1周させて、バッテンの形に紐を締め上げます。






【巻脚絆の巻き方⑩】

バッテンの形に締め上げたら、膝下で残りの紐をぐるぐる巻きにします。






【巻脚絆の巻き方⑪】

ちょうど、ふくらはぎ側面の位置で紐の端末を巻き留めます。






【巻脚絆の巻き方⑫】

紐の端末処理はいくつか方法があるようですが、私は画像のような感じで纏めています。






これで、格好良い日本兵の足回りが完成します。
綺麗に締められれば、一日中ゲームをしても平気ですが、ちょっと巻きが緩かったりするとゲーム途中でずり落ちてきてしまい、最後にはほどけてしまいます。
力加減が重要ですね。






【巻脚絆の纏め方①】

巻いた後は解かなければなりません。
解いた後の丸め方を解説します。
まず、締め紐を手のひらの4本指に巻いていきます。






【巻脚絆の纏め方②】

このとき、若干指を開き気味にしておくのがポイントです。






【巻脚絆の纏め方③】

ぐるぐる巻ききったら、指から外します。
開き気味の指を閉じるとスポッと抜き取れます。






【巻脚絆の纏め方④】

まとめた締め紐の中心を残りの締め紐ごと、脚絆で巻いていきます。
画像の方向、つまり裏面を上にして巻いていくのがポイントです。






【巻脚絆の纏め方⑤】

あとはくるくると巻いていくだけです。






【巻脚絆の纏め方⑥】

巻き終わりました。
残り一方の脚絆も、同様に巻いていきます。
以上の巻き方・纏め方は、子供の頃、親類の元海軍陸戦隊のおじさんに聞き習った方法なので、間違いはないと思います。
参考までに。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(4)装備:日本軍

2017年07月22日

日本陸軍 夏襦袢&冬襦袢 (中田商店製・複製品)






日本陸軍の下士官兵用襦袢(下着)です。
画像は中田商店製の複製品です。

中田商店では、綿製の夏襦袢と、フランネル素材の冬襦袢の2種類、更にそれぞれ白綿製と国防色のカラーバリエーションが販売されていました。






本品は夏襦袢です。

薄手の綿製で、色は国防色(カーキ)の製品です。






袖はボタン留め式です。

袖に限らず、使われているボタンは全て、かなり小ぶりな樹脂製で、青みがかった緑色です。






襟は現在はマオカラーと呼ばれる、襟なしタイプです。






こちらは冬襦袢です。

夏襦袢同様、綿製ですが、夏用よりも生地が厚めで、内側がふわっとしたネル製なのが大きな違いです。






色は夏襦袢同様、国防色のものを購入しました。

というより、他の中田商店製品同様、在庫の有る時と無い時のタイミングの差で、白襦袢が買えなかったというのも理由です。






冬襦袢も襟無し型です。

このデザインの為に、軍衣に汗対策の襟布が取り付けられていたのだなー、と納得しました。






冬襦袢の袖です。

昔聞いた話では、夏冬どちらの襦袢もですが、官給品の襦袢は袖が短めなのが特徴だそうです。

その為、戦場写真等で軍衣の袖からシャツの袖が見えているものは、私物購入した民生品なのだそうです。






写真だとわかりづらいですが、裏側は薄手ながら暖かそうなふわりとしたネル素材で出来ています。






襦袢の着用状況です。

通常は軍衣の下に隠れて見えない装備ですが、休憩中にはこんな感じです。

襟なしシャツのレトロな感じが私は好きです。






更に軽装になると、こんな訳のわからない装備になる事も…w




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:日本軍

2017年07月15日

日本陸軍 防暑衣 (実物)







日本陸軍の防暑衣です。
南方戦線向けに製造され、太平洋戦争中期頃から普及しだした装備品です。






九八式軍衣のデザインをベースに、各部に防暑向けの改修がなされています。






襟は開襟での着用を前提とした裁断になっています。






一応、第一ボタンは設けてあり、折襟状態でも着用できます。
ただし夏衣のような襟ホックはありません。






内装は夏衣同様、内張りは一切無く、防暑効果を考え通気性を考慮してあります。






タグを見ると、昭和19年製でサイズは中号とわかります。






軍衣の裏側には、夏衣同様に包帯包を収納する為の物入れがあります。






脇には通気口がある他、防暑衣独自のデザインとして脇下に開口部が設けられています。
通常は画像のようにボタン留めの蓋で閉じられます。






酷暑時には蓋を空け、風通しを良くすることが出来ます。






開口時には蓋をボタン留めしておくことが出来ます。
機能的で面白いデザインだと思います。






防暑衣の着装状況・正面。
防暑衣着用時には、中着に防暑襦袢を用い、襦袢の襟を外に出します。
私はこの着用方法と姿が非常に好みで、サバイバルゲームでも多用する軍装のひとつです。






防暑衣の着装状況・背面。
背中側からみると、通常の夏衣と印象の差は殆どありません。
本来、防暑衣には対になる防暑半袴(半ズボン)を合わせますが、私は使い易さ優先で三式夏袴を使っています。






防暑衣の最大の特徴である脇下開口部です。
中着の防暑襦袢にも開口機能があり、合わせて通気性の向上に役立っています。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:日本軍

2017年07月08日

日本陸軍 三十年式弾薬盒 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の三十年式弾薬盒です。
本品は中田商店製の複製品です。






三十年式弾薬盒は、三十年式小銃用に作られた物ですが、三八式歩兵銃でも引き続き同型の物が使われ続け、九九式小銃に更新された後も一部使用されています。
画像は前盒(ぜんごう)です。






前盒は身体正面に2個装備します。
側面から見ると、収納する弾薬のテーパーに合わせてクサビ状に出来ています。






前盒の蓋を開けたところです。
仕切りひとつ当たり、6.5㎜小銃弾の5連クリップが3個入ります。
よって、前盒1個につき30発の弾薬を携行します。






中田商店の複製品は製造時期によって、同じ商品でも出来不出来が激しい場合があります。
この弾薬盒はどちらかというと残念仕様で、素材の革が薄く、油脂が少ないようで、長く使っているうちに底の部分が変形してきています。






こちらは後盒(こうごう)です。
背中側に1個を装備します。






後盒は、前盒の弾薬の補充用の予備弾薬を携行するためのものです。






蓋を開けたところです。
仕切り1個当たり、5連クリップを3個まとめた紙箱を2個収納します。
よって、後盒1個で弾薬60発を携行します。






後盒の底には穴があけてあり、ここから弾薬紙箱を指で押し出します。






後盒の側面には小銃手入れ用油缶が収納してあります。






この後盒も中田商店製では残念仕様の時期の製造品のため、蓋部分が薄すぎてヘロヘロしています。






日本陸軍の下士官兵用帯革(装備ベルト)です。
帯革は、「たいかく」とも「かくたい」とも呼ばれます。






私は最初に帯革のみ単体で購入し、その後ずいぶん経ってから弾薬盒セットを購入しました。
画像の物は単体で購入した物で、素材の良かった頃の中田商店製なので、革に厚みがあり、牛脂も多く良い素材を使っています。






金具は真鍮製です。
実物と比べても、かなり忠実な造りです。
違うのはベルトの穴に挿し込む棒状の部分が、若干湾曲しすぎている位でしょうか。






三十年式銃剣と剣吊りです。
剣吊りは弾薬盒セットにも付属していますが、画像ではミリタリーショップ「兵舎」で販売されていた物を購入・使用しています。
中田商店製に比べて、2倍位、厚みがあります。






現在では、個人製作のヤフオク!出品や、海外製でもクオリティの高い複製品等、選択肢が増えてありがたい限りですが、私は当面、このアイテムを使ってがんばろうと思います。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:日本軍

2017年07月01日

日本の兵隊さん ~ 日本陸軍 九八式軍衣&三式軍衣袴 (実物)







日本陸軍が第二次世界大戦で使用した軍服は大別して「九八式」と「三式」の二種類があります。

また、季節や配属地に合わせて、綿製の「夏衣」と、絨製(ウール)の「冬衣」の二種類があります。

画像の軍服は「九八式夏衣」です。






夏衣の綿生地はゴワゴワした質感で、かなり硬い印象です。






九八式軍衣と三式軍衣は殆ど同型なので、外見上で区別するのは難しいです。

なので、もっぱら被服内側のタグで判別することになります。

画像の軍服は昭和16年製の九八式夏衣で、サイズは6号だとわかります。






実際に着用したところです。

九八式軍衣はサイズが1号~6号まであり、この個体は最小サイズという事になります。

思えば、私が初めて購入した本物の日本軍服でした。

写真は10数年前の物ですが、現在ではウエストサイズの都合から、もう着用は不可能でしょうね…w






こちらは現在サバゲーで絶賛活躍中の「三式夏衣」です。






色はいわゆるカーキ色ですが、米軍のM1936装備や英軍のP37装備と比べると、色味は灰色がかった草色といいましょうか、日本陸軍独特の「国防色」です。(模型だと、タミヤカラーの「カーキ」がぴったりな色味だったりします)






日本陸軍の軍服は、九八式やそれ以前の物も含めて、銃剣吊りを定位置に固定する為の留め具が縫い付けられています。

この留め具のおかげで、装備ベルトの位置決めがはっきりするので、装備の着こなしがカッチリでき、私は好きな仕様です。






軍服の内装です。

夏服のため、内張りの類は一切無く、通気性を考慮してあります。








内側には物入れ(ポケット)があり、包帯包を収納します。






タグを見ると、昭和19年製の三式夏衣で、サイズは大号だとわかります。

三式は生産性向上のため、サイズが大・中・小の三種類に省略されました。






襟には、汗対策の襟布が縫い付けられています。

この襟布は大戦時の日本陸軍軍服の特徴でもあり、使用時は山形縫いをしておき、洗濯時にはいちいち取り外し、また縫い直す必要があります。

大戦当時には国防色の襟布が基本ですが、私の好みであえて白色襟布を使っています。






また、脇には開口部があり、通気性を高めてあります。

この構造は、戦後の陸上自衛隊のOD作業服や、現用の迷彩服3型にも受け継がれています。






三式夏袴です。

軍袴(ズボン)は、昭五式軍衣までは長袴(ストレートズボン)でしたが、九八式軍衣からは短袴(乗馬ズボン)に変更されました。






短袴は夏用襦袢や防暑衣とも組み合わせて着用する為、帝国陸軍コスをするには必須の装備と言えます。






デザインは乗馬ズボンタイプで、巻脚絆(ゲートル)を巻いた際に、動きやすく見栄えが良いのですが、単体で着用したままだとなかなかに不恰好なスタイルになってしまいます。

その為、当時の兵隊は外出時には巻脚絆の着用が義務付けられていて、結構面倒くさかったようです。






前合わせはボタン式です。

ボタンは木製です。






内装、物入れ部分にタグが押印してあり、昭和19年製の三式夏衣、サイズは中号です。






ウエストは元々縫い付けられている腰紐で縛ります。

紐なので基本フリーサイズで、締め具合で調整します。

日本陸軍では基本的に紐類は片蝶結びで、端末はくるくる巻く等して、ぶらぶらさせないと聞いた事があります。






夏袴には左右に物入れ(ポケット)があります。

米軍のような尻ポケットはありません。

通常はハンカチやお菓子等、小物類を収納するのに使っていたようですが、戦闘時には手榴弾の収納にも利用されました。






夏袴の裾には紐があり、足首でしっかり固定するように出来ています。






三式夏衣の着装状況です。

世間一般における「カーキ色の日本兵」のイメージは、こんな感じじゃないでしょうか。






歩哨に立つ陸軍歩兵です。

足は地下足袋を履いています。

足音が目立たず、動きやすい為、民間から買い上げられた物が戦場でも愛用されていました。






「桜と兵隊」

日本兵に桜は良く似合う…と思ふ。






敵情を視察する様子。

着剣した三八式歩兵銃の長さが目立ちます。






被甲嚢を胸元に配置した、戦闘状況の装備例です。

サバイバルゲームでは三八式歩兵銃の長さがネックでもあり、魅力でもあります。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:日本軍