2017年02月25日
PASGTボディアーマー唯一の複製品かも ~ プロテクター・ベスト (イーグルフォース製)
今回紹介するのはイーグルフォース社で販売されている「プロテクター・ベスト」です。
商品名は前述の通りですが、実質的にはアメリカ軍のPASGTボディアーマーのレプリカ品です。
PASGTボディアーマーは1980年代にALICE装備と共に採用された個人防護装備のひとつで、他に
PASGTヘルメット(通称フリッツヘルメット)が上げられます。
現物はあらかじめ他のゲーマーの方が所有しており事前にどういう物か把握していましたが、お世辞にも上等とは言いがたいクオリティで、実物が入手できればそのほうが断然良いところなのですが、
実物放出品も程度のよい物やジャストサイズの物は年々、市場流通が減少しており、私はサバイバルゲーム用と割り切って、このレプリカ品を購入しました。
とりあえず細部を見ていきたいと思います。
と言う事で前合わせ部分、ここは実物どおり幅広のベルクロテープで固定する仕様が再現されています。
ベスト内部にはウレタンが仕込まれており、柔軟性があり非常に軽いため、着用は楽です。
両脇のポケットも再現されています。
蓋をベルクロで閉じる所も再現されています。
脇はゴムバンドが縫い付けられており、その柔軟性で身体へフィットさせるつくりです。
実物同様、サイズの調節機能はありません。
肩パッド部分です。
ここまでは概ね妥協できるクオリティでしたが、この肩パッドの固定用ドットボタンが曲者で、縫い付け位置と長さがでたらめすぎます。
画像のように、ボタンの位置がずれており、無理に2個ボタンを留めると不自然な皺が発生するので、私は上か下か、どちらか一方のみボタン留めして使っています。
肩パッド自体はまあまあ形状も再現されています。
パッド関連は、実物と比べて厚みが足りない印象です。
そしてこの製品で一番残念な点が襟首で、実物のような厚みが一切無く、ぺらぺらすぎます。
むりくり立たせてみても、厚みの無さが際立っています。
また、実物では裏面も迷彩柄ですが、この製品ではOD単色の裏地が見えてしまっています。
こうして全体を見てみると、あえてプロテクター・ベストというメーカー独自の名称で販売されているのもなんとなく分る気がします。
実際に着用してみた状態です。
BDUやヘルメットとあわせると、それなりに見えるのでサバゲー・ユースには軽くて悪くない印象です。
かえすがえすも、襟首の厚みの無さが不満の残る点ですが…。
2017年02月18日
GIの基本装備 ~ アメリカ陸軍 M1923カートリッジベルト (複製品)
アメリカ陸軍の「M1923カートリッジベルト」のアメリカ製複製品です。
入手してから気付いたのですが、この複製品、本来あるはずの鳩目が2箇所付いていません。
結果、軍の規定どおりの位置にキャンティーンが吊るせないという欠点があります。
非常に残念ですが、今さら買いなおすのも手間なので、そのまま使っています。
M1923カートリッジベルトはM1ガーランドの8連クリップ用弾薬ポーチとして、第二次世界大戦で使用されました。
また、同様に大戦にて使用されたスプリングフィールドM1903小銃の5連クリップも収納できるよう作られています。
画像の複製品は、第二次世界大戦全期間を通して使用されたもっとも一般的なカーキ色のタイプを再現した物です。
1943年頃から、形状はまったく同型で素材色をOD(濃緑色)に変更したモデルが登場しましたが、全軍に普及したのは1950年の朝鮮戦争からです。
M1ガーランドは1957年にM14自動小銃が採用されるまでアメリカ軍の主力小銃であり続けたほか、その後も同盟各国へと供与・輸出された為、同様にこのカートリッジベルトも様々な国で使用されています。
細部を見ていきましょう。
バックルは米軍のピストルベルト類と同様の仕様で、直角にクロスさせて連結します。
こうして連結してしまえば、不意に外れる事もなく、よく考えられた構造だと思います。
M1936ピストルベルトのバックルと比較してみます。
並べてみるとよくわかりますが、カートリッジベルトの幅に合わせたサイズのバックルはかなり大型です。
実際に着装してみると、ピストルベルトが「ベルト」とするなら、カートリッジベルトは「腹巻」のような印象を受けます。
ベルトのサイズ調整は、裏側にある一段細いベルトのバックルで行います。
サイズを調整したあとに、カートリッジベルト裏側のループにベルトの余りを差し込んで収納します。
弾薬収納ポーチは全部で10箇所あり、8連クリップを10個、合計80発を携行できます。
8連クリップはダミーカートでも揃えるには結構な価格になるうえにサビの心配もあるため、私はレジン製一体成型のダミークリップを収納しています。
カートリッジベルトのポーチを上から見てみます。
フラップを開けると、クリップの固定用ストラップが見えます。
ストラップのボタンを外すと、中のクリップを取り出せます。
面倒くさがってストラップを切り取ってしまう兵士もいたようですが、いかにもアメリカ軍らしい話ですね。
空の状態だとこんな感じです。
中身を詰めておかないと結構さびしい状態になってしまうので、ダミークリップは必須です。
Posted by らんたろー at
10:00
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2017年02月11日
M1ガーランド・レジン製ダミークリップ (サムズミリタリ屋製・複製品)
M1ガーランドのダミークリップです。
7.62㎜小銃弾(30-06弾)8発を収めたクリップを丸ごと型取りし、レジンで複製した物です。
ダミーカート&クリップより安価で揃えられるのでカートリッジポーチの中の詰め物に最適です。
ただ、ショップの在庫が2個しかなく、今のところ手元には2個しかありません。
2017年02月04日
RPG-7 携帯対戦車擲弾発射器 (メーカー不明・モデル品)
画像は個人携行型対戦車火器のベストセラー、「RPG-7」のモデル品です。
画像のRPG-7は定例ゲームに参加されていた方から撮影用にお借りした物です。
当日、偶然にもアフガニスタン紛争時のソ連空挺軍ゴルカ装備を着用していたので、コスプレ写真を撮らせて頂きました。
このモデル品の詳細はお聞きしておらず、製造メーカーは不明ですが、本体は非常に軽く、肩撃ち姿勢も楽々です。
お話によると、弾頭を外せばモスカートも発射可能だそうですが、実用性云々よりも、存在感が抜群で非常に物欲センサーを刺激された次第ですw