2014年07月26日

闇夜に霜の降る如く ~ 三八式歩兵銃 (KTW・エアコッキング)






☆三八式歩兵銃殿!


帝国陸海軍の軍装ゲーマーにとってのメインウェポン、三八式歩兵銃です。

KTWの本銃は実射性能においてダントツで、実戦派ゲーマーにとって頼りになるトイガンですが、同時に10万円越えと高額なので高値の花でもあります。

私はコツコツ貯蓄した上で、ようやく本銃を手にする事が出来ました。












☆三八式歩兵銃


入手したのは製造第6ロット品で、主要パーツが装金属化され、それまでの物より強度と質感が増した品です。

機関部他、艶を抑えた塗装で品があり、木製ストックも美しく、価格に見合った高級感が素晴らしいです。












☆三八式歩兵銃


ストックは出荷時には無垢の状態なので、自分好みに仕上げるのが楽しみ。

私は付属のワトコ油で仕上げました。

何度も繰り返し塗り、ゲームで使っていく内に深みのある良い色合いになりました。












☆照尺(リアサイト)


リアサイトは日本軍銃器の標準的な物で、基本的に画像の状態で照準、射撃します。

金属製ですが、クリック感はイマイチで、ガタつきがあります。

価格の割には、ちょっと貧弱な印象を受けます。












☆照尺・遠距離照準時


リアサイトは起倒式で、実銃では遠距離射撃時に起てて使います。

KTWの物は起てて照準していると割と簡単に倒れてしまうので実用的ではありませんが、そもそもエアガンの射距離では使う必要もありませんね。












☆射手の視点


三八式歩兵銃はサイトベースが低く、照準点がめいっぱい銃身に近いのが特徴です。

このサイトの低さが抜群の命中精度に貢献しているのは間違いないですね。

リアサイトはVノッチ型で、精密さよりも、素早い照準に向いた造りです。












☆槓桿(ボルトハンドル)


ボルトハンドルは根元がしっかり溶接されていて、強度面の不安は一切感じません。

ボルト後端の円形パーツは実銃では安全装置ですが、本銃では外見を再現してあるのみで、機能はありません。












☆槓桿を起こした状態


コッキングは程よい重さで、コッキングの軽さで評価の高い東京マルイ製VSR-10シリーズと比べても、本銃の方が操作が楽な気がします。

ターンボルトに慣れているとストレートボルトハンドルの操作感は違和感を感じるかもしれません。

ボルト操作のコツは、ボルトハンドルを手のひら全体でしっかり握り、きっちり90度起こしてやる事。

この操作感こそ、日本軍小銃ならではの面白さです。












☆コッキングした状態


遊底覆(ボルトカバー)は、タナカ製では別売りですが、本銃には標準装備されています。

コッキングの際にボルトカバーがカチャリと金属音を立てるのが快感です。

なお、ボルト操作時にグラつきを感じる時は、ボルトアッセンブリの固定ネジが緩んでいる事が殆どなので、増し締めしてやるとガッチリ固定されます。












☆機関部上部


コッキングした状態で上から見た所です。

菊の御紋章と三八式の刻印が日本軍銃器独特の魅力を放っています。

また、内部にはKTW製品に共通のピストン形状がチラ見えしています。
一見シンプルな構造ですがメーカーによって絶妙な調整がされており、他の追随を許さないエアガンとしての性能を有しています。












☆上質な木製銃床(ストック)


ストックはワトコ油で仕上てからサバイバルゲームで使用していくうちに、良い風合いになってきました。

木製ストックの質感は、さすが高額商品であり、満足度では中華銃は比較になりませんね。















☆床尾板(バットストック)


バットストックは鉄製で重厚感ある造りです。

フロントサイトも含め、形状は初期型を再現してあります。

軍装考証上、明治・大正・昭和すべての軍装に組み合わせられるのが魅力ですね。












☆弾倉底板(マガジンプレート)


弾倉周辺は樹脂製と金属製パーツが混在しています。
BB弾の装填はマガジンプレートを外して行います。












☆弾倉底板のはずし方


トリガー内側のボタンを押すとマガジンプレートが外れます。
この辺りの構造は実銃の弾倉分解手順と同じ造りです。












☆弾倉内給弾部


マガジンプレートを外すと、中から給弾機構が現れます。

弾倉内には約22発装填できますが、構造上撃ち切れず、2~3発残ってしまいます。(逆さにすれば全弾撃ち尽くせます)

現在流通している最新ロットでは改良されて全弾撃ち切れるようです。












☆給弾手順・その1


給弾にはまずダイヤルを、クリック感が無くなり完全に止まるまで回します。

すると画像に写っている真鍮パイプが引っ込み、給弾口が空くので、BB弾を流し込みます。












☆給弾手順・その2


画像は22発装填完了した状態で、うっすらとBB弾が見えると思います。

フィールド・レギュレーションに合わせて、エクセル製0.25gバイオBB弾(OD)を使っていますが、少々直径が小さい為、後述するようなトラブルの原因になっています。

選ぶ余地があるなら、サイズの都合で東京マルイ製BB弾が相性が良いようです。

このあと、マガジンプレートをはめると、四角のボタンが押されて薬室にBB弾が装填され、準備完了です。












☆給弾サバゲアレンジ


装弾数22発(実質18発程度)では、1ゲームを戦い抜くには少ない為、予備マガジンが欲しい所ですが、上述のような弾倉内蔵式の構造では戦闘中の再装填は難しいです。

なんとか使える方法はないかと考え、弾薬盒に入るサイズの「銀ダンローダー」を使ってみました。















☆銀ダンローダー


銀ダンローダーはワンプッシュで4発のBB弾が出てきます。

出口は銀ダンのマガジンリップにハマる形状になっていて、KTWの丸い給弾穴に対しては上手く流し込めませんでした。

今の所、アイデア倒れの失敗例になっていますが、改造を施して使えるツールに出来ないものかと思案中。












☆HOP調整中


本銃は、サイズの割に軽量で、人によっては拍子抜けするかもしれません。

程よい重量感と重心バランスの良さで、立撃姿勢でも余裕を持ってしっかり狙えます。

体力に乏しい私のようなゲーマーには大変ありがたい点です。















☆サバゲーフィールドにて


現用装備に囲まれて、ひとり「最後の日本兵」な気分で戦います。















☆帝国陸軍は常に攻勢志向であります!


エアコッキングで全長も長く、アンブッシュで気配を消しつつ確実に狙撃していくのが最適な戦い方でしょう。

しかし私には苦手な戦法なので、いつも一転攻勢を狙って前線に出てしまいます。(そして蜂の巣に・・・w)












☆やられた!やはり火力の差が・・・


実際にゲームに投入してみると、色々と気になる点も出てきます。

そこで、三八式を使ってきた私の私見による「利点・欠点」を以下に語ってみました。

まずは「欠点」から・・・。










【欠点】

☆可動部が少ない・・・実銃では機能する部分が単なるモールドだったり、パーツ化されていても機能を有していないなど、BB弾発射以外のギミックは徹底して存在しません。





☆セーフティがない・・・この銃にはセーフティが付いていません。
上記の点にも関わる部分ですが、本来の安全装置は形のみの部品で、セーフティ機能はなく、可動もしません。
タナカ製品と同じつもりで操作しようとすると、全く動かないので戸惑います。





☆サイトのガタつき・・・リアサイトはライブで可動しますが、全体に作りが緩いようです。
サイトベースは金属ですが調整ノブは樹脂製で、クリック感に乏しいので少し不安になります。





☆ネジ類が緩みがち・・・ゲームで使い込むうちにネジが緩んでくるのはすべてのトイガンに共通の部分ですが、本銃は特に気をつけておいたほうがいいでしょう。
ネジの数自体は少ないですが、ボルト操作の繰り返しによるものか、機関部とストックの接合ネジが緩みがちです。
私は定期的にチェックし、緩みを見つけたら締め込むようにしています。





☆まれに弾づまりする・・・これはごくまれに、それも銃を立て気味にして素早いボルト操作をしたときぐらいですが、機関部内で弾ポロし、ボルトとピストンの間に挟まってボルトが閉鎖できなくなります。
そうなったら、ボルトを軽く前後動することで隙間から弾がポロっと出てきます。
無理やりボルトを押し込んだりしなければ対処可能ですが、戦闘中に発生したら致命的でしょう。





☆再装填が難しい・・・装弾数は22発前後とボルトアクションとしては決して少なくはないのですが、一旦打ち尽くしてしまうと、マガジン式でない為、戦闘中の弾薬の再装填は困難で事実上不可能と考えた方が良いです。
サバイバルゲームで使うときは、弾切れしたら速やかにサイドアームに切り替えるのが懸命でしょうね。












☆逆に考えるんだ、エアコキでも良いさと・・・


先に欠点を羅列したのは、それを上回る利点があるからです。

今度は利点について述べてみます。










【利点】

☆命中精度・・・両方使った私のあくまで主観ですが、VSR-10以上の命中精度だと思います。
好条件下においては、射距離30mでスコープに頼らずヘッドショットが可能です。
最近、タナカからエアコッキング式のモーゼルKar98kが発売され、その性能の良さが評判になっています。
もしかすると近い将来、日本軍小銃のエアコッキングモデルが発売されるかもしれませんが、それでも本銃の存在価値は揺るがないと断言できる位、素晴らしい性能だと評価しています。





☆唯一の初期型モデル・・・バットストックがたいらで、フロントサイトにガードが付かない初期型は、KTWのみがモデルアップしていますから貴重です。(そもそも田中とKTWの二者択一ではありますが・・・汗)





☆コッキングしやすい・・・デフォルトで初速90m/s前半とVSR-10と同等の威力ですが、ボルトの引きはVSR-10より軽いです。
ボルトハンドルがストレート型なのも引きやすさに貢献しているようですね。





☆ボルトの作動音が気持ちいい・・・実射性能とは関わりありませんが、コッキングの際にボルトカバーが放つ金属摩擦音が実に格好良く、楽しいです。












☆ボルトアクションこそ日本軍装備ゲーマーの醍醐味です


火力に乏しく、価格も高いのでなかなか手が出せない本銃ですが、日本軍装備でサバゲーをする醍醐味は、KTW製品の「勝てる」性能あってこそ充分に堪能出来ると思います。

国軍嗜好のゲーマー諸氏には、頑張って入手し、存分に活躍してもらいたいですね。(願わくば身近に帝国軍人が増える事を期待しつつ・・・)



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(4)トイガン:エアコッキング

2014年07月19日

戦争にまつわる都市伝説~遺跡







夏になると怪談や都市伝説など、怖い話を聞く機会が増えますが、今回はネットで見つけた戦争にまつわる都市伝説をひとつ紹介したいと思います。










『遺跡』

戦局が暗転し、南方からの「転進」中にジャングルに迷い込んでしまった部隊が、 「巨大な遺跡を発見した。 見たことのない生物がいる。 人間に似ている。」 という通信を最後に消息を絶った。

この部隊を捜索する部隊も送ったが、同様に消息を絶ってしまった。(ネット上にUPされている、「都市伝説ラジオ」より)










この話に私が興味を引かれるのは、「巨大な遺跡」や「見たことのない生き物」の部分です。

都市伝説のカテゴリーで語られる話ですが、これらのワードが、私の好んで止まない“UMA”(未確認生物)を彷彿とさせるのです。










~南方軍の一中隊が、壊走中に本隊からはぐれてしまう。

コンパスも効かない密林を進む内、巨大な人工物を発見する。

現地にて小休止をしていると、突如、謎の人型生物に襲われて大混戦となり、やがてニューギニアのジャングルに消えていく。

「ワレ、救援求ム!救援求ム!」 の通信を残して…。

連隊本部より捜索隊が派遣されるも、同様に消息を絶つ。

やがて連合国軍の反攻作戦に飲み込まれ、師団司令部が壊滅した為に、今も「○○部隊、○○方面にて玉砕」と記録されるのみ。

全ては闇の中…。~










・・・なんて妄想に浸れる、私にとっては上質のネタですw




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)雑文・雑記

2014年07月12日

アフガン的ヘッドギア ~ パナーマハット (実物放出品)






☆パナーマハット・正面


ソ連軍の防暑被服の中でも、アフガンカと並んで有名な「パナーマハット」です。

アフガニスタン派遣部隊での着用例が有名ですが、原型は遡って第二次世界大戦以前から存在します。

当時の物は帽子の正面に大判の赤星のアップリケが縫い付けられていました。

1939年に勃発したノモンハン事件(ソ連側呼称:ハルハ河の戦闘)の戦場写真でも見られる軍装品です。

戦後は画像のように帽章は控えめになり(偽装効果を狙って?)主に中央アジア方面の兵士向けに支給されていました。












☆パナーマハット・側面


帽子にはカーキグリーンの顎紐が樹脂ボタンを介して取り付けられています。

この顎紐は士官向けの野戦制帽と同じ物で、質感は非常に薄っぺらいビニール素材のようです。

使うときのことを考えると、広いつばがあるのにどうやって顎に回すのか疑問でしたが、現物を見る顎紐ボタン直下に切れ込みがあり、そこから顎紐を通すことができます。(画像では確認困難ですね・・・失礼)

ただ、いったん顎紐を取り外し、スリットに通して改めてボタンを付け直す必要がある為、実用性は低いと思います。(当時の画像でも顎紐の実用例は見た試しがありません。取り外してしまった例は多くみられますが)












☆パナーマハット・後面


縦長の帽子の形が独特ですが、この長い帽子の内部空洞と多数の空気穴を利用して通気性を確保しているようです。












☆帽子・裏面


帽子裏側には周囲に汗止めが設けられています。

素材は薄手の合成皮革で、吸湿性は一切ありません。

防止自体が比較的硬くてコシのある素材のため、型崩れせず形状を維持しています。
(複製品だとコシのない素材の物が多く、実物と比べてしまうと質感の違いが気になります)












☆帽章用保護タブ


帽子正面の裏面にはタブが付いており、金属帽章を取り付けた際にピンが頭に触れないように配慮した作りになっています。

ピロトカ以来のソ連軍帽子類に共通の特徴です。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:ソビエト・ロシア軍

2014年07月05日

P38の決定版 ~ ワルサーP38 (マルゼン・ガスBLK)






☆マルゼンのワルサーP38は世界一ぃ~ッ!


マルゼン製品の良い所は、良好な実写性能でありつつ価格も比較的リーズナブルな点だと思います。

この製品も手頃な価格でありながらリアリティも高く、かつヘビーウェイトモデルやシルバーメッキモデル他、バリエーションも豊富でユーザーの様々な嗜好に対応している辺り、好印象ですね。

2013年時点で、ワルサーP38のエアソフトガンとしては最高の物と言えます。















☆各部の刻印もリアル


マルゼンのP38は第二次世界大戦当時のモデルを再現しており、銃の各部の刻印も再現されています。

外箱には各製造年代ごとのP38のバリエーションが印刷されており、これがまた良い雰囲気を醸し出しており、所有欲を大いに満たしてくれます。












☆ホールドオープン状態


ガスブローバックなのでスライドストップも当然ライブです。

私は東京マルイの作るモデルガンではじめてP38に触れたので、この状態のP38を見ながら、「モデルガンと同じでリアルだ」と妙な感慨を覚えたものです。












☆上から覗くブローバックエンジン


内部に覗くレイアウトはガスブローバックトイガンお馴染みの風景です。

ブローバックエンジンが同じという事で、PPK/sと形状がそっくりです。

射撃時の感覚は、PPK/sと比べると比較的ゆったりというかずっしりというか、PPK/sの小気味よい作動に対して「重量感増し増し」といった趣です。(決してトロいというわけではない)

同じブローバックシステムでも、銃によって印象は変わるものですね。















☆ワルサーP38用ホルスター


P38購入に合わせて、ホルスターも入手しました。

画像のホルスターはドイツ軍の初期型ホルスターで、中田商店で購入した複製品です。

硬い黒革製のハードシェルタイプなので、拳銃をがっちり保護してくれます。

なお、サイドの予備マガジンポーチには、マルゼンのマガジンは「入りません」

無理やり押し込んでもリップ付近しか入らないばかりか、ガスバルブが押されて生ガス強制発射で痛い目を見るのがオチです(経験済みw)












☆作動も快調!(気温が高ければ・・・)


実射性能は、“マルイ製品とマトモに渡り合わなければ”充分満足できるレベルといえそうです。
少なくとも、ガス漏れはありませんし、作動不調も、気温が低い時を除けば気になった事はありません。

ただし、気温の低さに弱い点は(ガスブローバックトイガンに共通の宿命とはいえ)秋冬季が一番の活躍時期である大戦ドイツ軍装備にとってはなかなか辛い点でもあります。(東京マルイのミリガバが動く程度の気温でも作動不調気味になる程度)

私は実際のサバゲーでの経験で、いざサイドアームで応戦だ!という状況で生ガス噴出・機能停止!という失態を演じた事があります。

その他の注意点として、マガジンチェンジの際にマガジン上部のガス放出バルブが、マガジンキャッチにぶつかり易いようです。(ぶつかると派手に生ガス吹きます)

ゲーム中に、慌ててマガジンチェンジをする際によく起こるミスなので、その点だけは注意した方がいいですね。

ともかくも、総合的に見て、非常に満足できる逸品ですので、ワルサーP38のエアソフトガンが欲しければ迷わず買いましょう!



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(4)トイガン:ガスBLK