2013年02月24日

BOOKレビュー:決定版 太平洋戦争 第01巻




☆「歴史群像シリーズ・決定版 太平洋戦争 第01巻」 (学研)


もう随分昔に読んだ気がする本ですが、書棚整理の際に改めて読んだのでレビューしてみようと思います。

この本は、学研の歴史群像シリーズの最新シリーズで、太平洋戦争に焦点を絞り、その開戦経緯から、その後の戦局の推移を、最新のデータをもとに考察していく内容となっています。

この第01巻では、明治維新以降、日米開戦にいたるまでの道のりを、日米双方の事情を見比べながら解説してあります。

開戦後の事なら多くの本、映画が存在しますが、この本は、なかなか知ることの少ない開戦前の日本の外交上の立ち位置を、まるまる一冊使って解説してあり、非常に勉強になりました。

結論から言ってしまうと、日本が日本列島にあり、北米大陸にアメリカ合衆国が存在する限り、双方の衝突は避けられなかったのだな、というのが感想です。

多少歴史の歯車をいじってみたところで、両国の国益がぶつかり合う以上、当時の世界情勢(帝国主義的な)中では、穏便には行かないのでしょう。

その点では、当時を生きた人々に対しては、大変な時代でしたね、と同情するばかりです。

一方で、戦前~戦時中の日本に関する資料を知れば知るほど、大日本帝国の国外状勢に対するあまりに稚拙な考え方、立ち振る舞いに相応の憤りを感じずにはいられません。

なんせ、極論してしまえば、日米開戦については、その戦争の意義、戦局をどう進めるか、いかに終戦を迎えるか等、全ては「開戦してから考える」なのですから。

帝國陸海軍への憧憬と畏敬の念を自認する私ですら、フォローのしようのない杜撰な軍の体質、および無責任といわざるを得ない外交と政治の有り様を、嫌と言うほど思い知らされる、その意味では読んでいて非常に疲れる本でもあります。

もっとも、それは知的好奇心を満たされるのに伴う疲労感というやつで、苦痛に満ちた荒行というわけではないので、念のため。

  

Posted by らんたろー at 10:37Comments(0)雑文・雑記

2013年02月19日

この形に価値アリ! SVDドラグノフ狙撃銃 (A&K・電動ガン)



「 S・V・D !!  S・V・D !! 」
(本文とはあまり関係ありませんw)





【概要】


かつてはカスタムパーツや自作カスタムで「SVD風のまがいものAK」で妥協せざるを得なかったSVDのトイガンですが、ここ数年の間に、様々なメーカーから発売され、よりどりみどりの状況、まるで夢のようです。

私も指をくわえて見ておりましたが、SVDに合わせる装備が揃ったこともあり、ようやく購入に踏み切る事にしました。

さて、どのメーカーのアイテムを手に入れよう…。








☆ねんがんの「SVD」をてにいれたぞ


私がSVDを購入しようと考えた当時、市場では「CA製(電動)」「RS製(電動)」「S&T製(電動)」「A&K製(電動/エア)」「BISON製(エア)」が流通していました。

事前に目一杯ネットで調べた評判から、自分が一番満足しそうな物としてこれをチョイスしました。
(今だったら、WE製ガスブローバックモデルに手を出していたかも…)




【選択時のポイント(2012年時点)】


CA…市場に登場したSVD電動ガンでは最も初期のものらしい。私が購入検討に入ったときにはすでに市場で見かけなくなっていたので選択外。

RS…最もリアルで最も高価なのはよく知るところ。以前、ゲームにて現物を見せてもらった事があり、リアルな外観と安定した性能は経験済み。(同時に尋常でない重さも) 価格はともかく(本当に欲しければ何とか工面するだろうし)、重量が一番のネックとなり購入をパス。

S&T…RSのデッドコピーらしく、RSゆずりの木スト・フルメタルでありつつ、素材の違いから重量も比較的軽くなり、かつ価格もお安いという事で当初一番候補だったアイテム。ネット評価での、2発給弾になりがちという点から購入をパス。

BISON…いかにも安物といった価格・評価なれど、意外と良くあたるとの評判多数。気になっていたものの、市場流通が枯渇していた事と、スコープが載せられない作りとのレビューがあり、パス。

A&K…エアコッキングでも良かったが、前評判で性能に不安がありパス。電動ガンはセミ・フル切り替え式(いらないのにw)電動モデルの実射性能の安定性と重量の軽さから二番候補だったものの、電動ガンでは木製ストックモデルが無く迷っていた。結局、プラストックを「塗る」事で妥協する事にして、購入を決定。


販売しているウェブショップの中から、日本国内レギュレーションに合わせて調整販売されているトイガンショップで購入。

事前評からの選択でしたが、ショップ調整のお陰もあってか、2発給弾等のトラブルもなく、納得の買い物ができました。


さて、これはショップでの調整においての問題点ですが、換装したスプリングが少々強めだったようで、自分で弾速を測った際に、初速の上限値ギリギリで、フィールドでOUTな状況になる恐れがあったため、スプリングを2巻きほど切って調整しました。

同じショップで他にも購入した製品があったのですが、こちらも初速が高めで納品されていたので、ちょっと気をつけたいポイントです。

日頃、トイガンを分解する事がないため不安でしたが、この製品はメカボックスを分解しなくてもスプリングだけ容易に取り出せるので安心です。




【実用上の感想】




☆左側面




☆右側面


重量は、SVD製品の中では軽いほうで、実際構えやすいですが、あくまでフルメタルな製品として、相応の重量はあります。

RS製品のように、構えただけで腕がプルプル来るほどではないので、ゲームでの使用も安心です。




☆200連射多弾数マガジン付属


付属のマガジンは電動ガンだからでしょうか、約200連射の多弾数マガジンでした。

セミオートで撃つ限りにおいては予備マガジンは不要ですね。

個体差もあるでしょうが、リップの保持がヤワいので、ゼンマイを巻いている時に弾をぶちまける事がよくあります。

給弾口を指で押さえながらゼンマイを巻くなどしたほうがいいかも。

結局、多弾マガジンは空の状態でマガジンポーチに詰め、別個に購入した60連ノーマルマガジン3本でゲームしています。




☆画像はパーツ紛失後に撮影した物なのでボルト&ナットに換えてあります


バッテリーはスティックタイプをハンドガード内に収めます。






☆ハンドガードはモナカ式


ハンドガードはモナカ状に2分割されており、先端をバーを差し込んで固定します。(89式小銃みたいな仕様)

この固定バーが、ただ差し込んであるだけで、簡単にズレて抜け落ちてしまうのがネックです。

実際、ゲーム投入初戦でいきなり紛失してしまい、以後はジャンクパーツから適当なボルトを見繕って対応しました。

リアルじゃなくなりましたが、ハンドガード自壊の危険からは解放されました。(マジおすすめw)




☆付属のニッケル水素バッテリー


ちなみに、A&K製SVDにはニッケル水素バッテリーが付属していますが、コイツが曲者で、収納しようとするとガスチューブ部分のスペースにみっちり収まるのですが、コネクターを収めるスペースがほとんどないという件。

ハドンガードを閉じようにも、画像のような状態で、はっきりって使えません。

また、バッテリーを他の銃に流用しようにも、マルイ純正品より全長の長いセル増量タイプのようで、AKS-47にも89式小銃にも入りませんでした。




☆リポバッテリーなら綺麗に収まります


という事で、付属バッテリーはリサイクルBOX行き、SVDはリポバッテリーで運用しています。




☆セレクター・セーフティ位置




☆セレクター・セミオート位置




☆セレクター・フルオート位置


A&KのSVDはフル・セミ切替式なので、セレクターには実銃にはないフルオートモードがあります。

が、取って付けたようにフレーム下端にあるので使い勝手は悪いです。

セミオートのみ使う分にはストレスなく操作できます。

正直いらない機能ぽいですが、メンテナンスでチャンバー内にシリコンスプレーを吹いたあとや、リポバッテリーの残量を減らしたい時など、捨て撃ちするのに重宝しています。

また、HOP調整ダイヤルは回転式で、クリック感がないので微調整が少々不安というか、モヤモヤした気分になります。

一旦最適なHOP位置を割り出した後でも、不用意に触れるとたやすくずれてしまうので、このダイヤルの評価は微妙ですね。




【実射感想】


さて、使った上での実射性能評価ですが、極めて普通といったところ。

(前提として、ショップ調整の時点で、スプリングを国産品に換装し、あわせてインナーバレルを最適な長さの国産品に換えてあります)

他の電動ガンと比べた印象では、東京マルイの純正AK-47やM16などの旧世代電動ガンと、射程において同等、HOPの効きはやや不安定で、集弾性はいたって普通。

総合すると際立った特徴はないが特に不満もないという感じです。

ボルトアクションのVSR-10や、同じ電動ガンでもマルイ純正のM14のような精度は望めないものの、その凡庸な「スコープ内に捕らえた人間大のターゲットに何発かに1発は命中する」性能は、実銃のSVDのコンセプトである、「分隊支援用マークスマン・ライフル」のイメージぴったりなので、個人的に非常に満足できる製品です。




【塗ったり足したり…】




☆塗る前は黒塗装プラストックでした


ショップ調製品でしたので基本、箱出しでフィールドに持ち込める状態でしたが、購入したのは「ブラックプラストックモデル」

自分が欲しかったのは木製ストック仕様なので、茶色く塗って東京マルイ風仕上げにしました。

全体をカラースプレーで念入りに塗装。2度塗りですっかり茶色くなったら乾くまで放置。

乾いたら、プラカラーの黒を適当に塗りたくって木目風にします。

乾く前にティッシュでふき取ったり、再度塗ったり拭いたり…

適当なところで切り上げ、乾燥したら、剥れ防止とつや消しの為、インディのクリアパーカーを吹いておきます。

で、完成。実銃のリアルさには遠く及びませんが、「まるで東京マルイの製品みたい」になったでしょう?

ストックの色はこれで妥協です。

リアルなのが欲しくなったら、WE製ガスブローバックに手をだす予感。未来の自分が…w




☆スリングベルトはロシア製実物


スリングベルトは実物を購入して取付けました。

フックがやたら固いので、ほぼ例外なく銃に傷が付きます。

特に頻繁に取り外しするような場合には、トイガン用モデル品を使ったほうがいいですね。安いですし。




☆リアサイト




☆フロントサイト


実銃同様、アイアンサイトも標準装備です。

アイアンサイトで撃つ場合は、チークパッドを外さないと狙えません。






☆付属チークパッド


付属のチークパッドは木製。

クッション部分は硬いので、恐らく木の芯をフェイクレザーで包んだ物と思われます。

スコープ装備時に視点を保持するためのものですが、私はゴーグルのフェイスガードに干渉するので外してしまいました。






☆RS(リアルソード)製PSO-1タイプ・スコープ


SVDといえば、スコープを載せねば様にならん!という事で、積んであるのはRS製PSO-1レプリカスコープです。

銃本体並みの価格でしたが、廉価版のPSOスコープは「使えん!」という評判しか聞かないので、安物買いの銭失いになるくらいなら、かけるべきところにお金をかけようと思い切って(銃を買うより先に)購入しました。




☆接眼レンズ側




☆対物レンズ側


4倍率スコープで視界があまり広くなかったり、距離が近いとレティクルに焦点が合わない(レティクルが見えない)など、なかなかの曲者ですが、なんせこの形にこそ価値があるので文句も言えないのです。




☆2個のダイヤルでレティクル調整できます


レティクル調整ダイヤルは、まわすと目視ではっきりわかるくらい、豪快に動きます。

これは一般的なライフルスコープに馴れているとかなり驚きますが、少なくともエアガンの照準調整としては非常に使いやすく便利です。

(PSOのダイヤルは風向きなどに対する微調整用で、正しい調整法は~…とかの詳細はあえて無視してます。あしからず…)






☆すり合わせないとポン付けできませんでした


スコープはサイドマウントで固定しますが、自分の個体はどうやってもレールに嵌らなかったので、レシーバーを紙やすりでガシガシ磨いて対応しました。(削ってみたらどうやらアルミ製みたいです)

オフセットされるので弾道がずれるかなーと思っていましたが、視界内で弾道は追えるので問題なく射撃できました。

ちなみに、当然ながらスコープをのせるとその分重くなります。

SVDを快適に使おうという考えがおこがましいんだろうな(汗




【サバゲーでの軍装】




☆初投入時の装備、1960年代の北ベトナム正規軍装備です


SVD初投入当時は夏真っ盛りでしたので、北ベトナム正規軍装備にあわせてみました。

SVDは1962年制式ですから、考証上限りなく怪しい組み合わせですね。

ヒストリカルゲームならNGですが、サバゲーなので無理くり設定をこじつけて投入です。

さしずめ「ソ連の軍事顧問から提供された実戦テスト用機材」という設定です。






☆SVD装備の本命、1980年代のソ連軍装備です


そもそも、このKLMK(迷彩つなぎ)とSVDマガジンポーチが入手できた事でSVDの入手を決定した経緯があります。

グリーン基調のKLMKの迷彩パターンは、緑の多い夏季に抜群に効果を発揮しますね。




☆SVD向けに組んでみた装備一式


マガジンポーチは4本収納できます。

セミオート運用では充分すぎるキャパです(いまだ戦闘中にマガジンチェンジした事ありません)


















☆装備写真など


画像ではSsh-68ヘルメットで決めていますが、実際のゲームではほとんどピロトカ(略帽)で過ごしています。

SVDはAKシリーズ並みに活躍期間が長いので、色々な装備に合わせられますから、使い勝手が良いですね。

AK同様、鹵獲品とこじつければ西側装備にも違和感なく合わせられるのでお得です。




【実戦投入まとめ】




☆この長さ、この重さこそSVDよ!


さんざん「いたって普通」とつれない評価をしてきましたが、SVD初投入の初戦で、しかも初弾でHITが取れたので、銃に対する愛着がぐんと上がりました。

その後のゲームでは、まれに大きく弾道がそれる事もありましたが、それもセミオートの利点を生かして、連続射撃でフォローできるレベル。

本格的スナイパーとはいきませんが、「ソ連地上軍のドクトリン」を体感するには充分な撃ち心地で、むしろ個人的には大満足です。



  

Posted by らんたろー at 22:31Comments(10)トイガン:電動ガン