2009年09月30日

帝国陸軍制式下着 ~越中褌~




☆越中褌





一昔前は、過去の遺物のイメージだった褌ですが、現在ではクラシックパンツなどと呼ばれ見直されているようです。

”ミリタリーブログでふんどし?”というと奇異な印象を持たれると思いますが、さにあらず、現在主流となっている褌のイメージである「越中褌」は、わが帝国陸軍が普及させたもの、つまりは立派な軍用アイテムなのです!(断言)

そもそも、江戸時代・幕末期まで褌といえば六尺褌が主流でした。
この六尺褌、現在では祭りで見かけることが多いですね。
長い綿布をねじり、股間に締めこむように着用するのが特徴です。
非常に漢(おとこ)らしい下着ではありますが、現代の日本人が日常着に用いるにはいささか抵抗がありますね。

対して、越中褌は、わかり易くいうと、ヒラヒラのついた紐パンといッた感じで、かなりシンプルなつくりです。
六尺褌に比べれば、ライトな印象であり、現在商品名として使われる事の多い「クラシック・パンツ」という呼称も納得できるという物です。

明治時代に国を挙げての富国強兵の中、徴兵制が始まり、軍隊で兵士全員が命令に従い戦う事をみっちり叩き込まれた訳ですが、その訓練の一環として、共同生活を営む兵士全員が、軍服から下着まで全て同じ物を着て、同じ釜の飯を食い、同じ時間軸の中で行動する事を徹底的に強制され、規律ある軍人に作り上げられていったんですね。

そこで褌の話に戻りますが、この際に日本陸軍に正式下着として定められたのが、越中褌だったわけです。
六尺褌と比べて、製造に当たっては生地が少なくて済み、着用が簡単で誰にでもわかり易く、家庭でも容易に縫製可能。
そして垂布が股間を隠す位置に来る為、見た目にもソフトである事が好まれたようです。(おいなりさんが目立たない!w)

軍隊での着用が強制された結果、明治・大正を過ぎて昭和になると、日本全国の日本男子の下着として認知されるに至りました。今日、褌といえば越中褌が連想されるのもこのためです。

戦後は、軍国主義時代の強制された物という拒絶感から敬遠されたり、また洋装が戦前以上に浸透した結果、より軽便なブリーフやトランクスが普及していく中で、かつて習慣で着用していた世代が減少していく時代の流れもあり、忘れ去られる一方だったのですが、どうやら最近は若い世代が日本文化に興味を持つ中で見直されているようです。

需給の関係も、ネット通販が発達したという事もあり、決して多くはないものの一定のシェアを確立しているようです。







☆越中褌と六尺褌





越中褌は長方形の布に締め紐が付いていますが、六尺褌は長い晒し布を捻り、細長い棒状にして股に締めこむのが特徴です。
お祭りなどでイメージされるのは、六尺の方だと思います。

履き方はいくつもあり、着こなしによってその人の“褌歴”がわかるといわれる程です。(Wikipedia調べ)




軍服だけでなく、その下に身につける下着にも拘ってみる事で、当時の兵隊さんの気持ちのほんの一片だけでも、経験できればとの気持ちで初のふんどしチャレンジしてみました。
やはり最初の一歩を踏み出すには相応の抵抗がありましたが、褌を通して、身が引き締まる思いが致しました。
褌経験後のサバゲーでは、心なしか動きにも積極性が出てきたと、とある戦友が言っていたようないないような・・・(w

純粋に下着としてみた場合、ゴムで常に圧迫される感じがしない点、素材が木綿で通気性が良い点が快適です。
反面、トイレで「大」を実施するに当たり、紐をほどかねば成らない為、また一からはき直さねばならない点、ズボンのなかで前垂れをもてあます点など、洋式の生活において不便と感じる部分もあり、褌が廃れていった理由も実感できました。

ただ、お薦めか否かと問われれば、お薦めできる下着といえます。股間から、和の心を感じてみましょう♪



  

Posted by らんたろー at 07:26Comments(7)装備:日本軍

2009年09月23日

自作プリントTシャツなどを晒してみる






かねてより、自作プリントTシャツの製作に興味があり、材料だけ購入して1ヶ月ほど放置していたのですが、やる気が削がれないうちに製作してみました。






☆「長門は俺の艦(フネ)」

原画さえ出来れば完成したも同然、という訳で、説明書を参考に、プリント用紙に左右反転の上印刷したのですが…、CANONのプリンタ設定が「Tシャツプリント用」になっていた場合、プリンタ側で気を利かせて自動で反転処理してくれるんですねー。
お陰で反転画像が更に反転されて転写されました。用紙買いなおしです、はい…orz






☆四面楚歌

思わぬ失態に、翌日改めて材料を買ってきて作業再開、ようやく完成に至りました。
材料がTシャツ3枚分という事で、しくじった分もあり、ギリギリで帳尻合わせです。「我が心のフネ、“ながもん”万歳!!」






☆おまけで作ったサイバトロンTシャツ

せっかくなので、もう一着。コンボイ・ヘッドに合わせてサイバトロンマーク入りのTシャツです。切れ端上等のやっつけ仕事ですが、見られるものにはなったかな・・・。



  

Posted by らんたろー at 07:56Comments(2)アニメ・特撮

2009年09月16日

プリンキングに最適 ~ AK74 (アリイ・エアコッキング)







☆アリイ製AK74

アリイ(現在はマイクロエースと社名変更しています)が数年前に発売していたエアコッキング・ライフルのひとつです。元々は、プラモデル業界の老舗でトイガンメーカーとしても有名だったLS社が製造・販売していた商品ですが、同社が倒産した際に金型を譲り受けたもののようです。

現在でこそ韓国アカデミー社がAKS-74Uのエアコッキングガンを発売していて日本国内でも流通していますが、一昔前は、弾の出るAK系のトイガンといえば、この商品ぐらいのものでした。このAK-74にはバリエーションがあって、内部構造の違いでエアコッキングモデルとガスフルオートモデルの2種類が発売されていました。(外観や主要な部品構成は全く同じ)

最近はアリイ/マイクロエースが再販してくれないので、市場で入手するのに骨が折れます。この銃は、近所のトイガンショップで中古で売りに出されていた物です。懐かしくなって、つい衝動買いしてしまいました。






☆外装はほぼ樹脂製

本体は、殆どまるごとABS樹脂製で、質感とか重量感を全く感じさせません。外観で金属を使っている部分は、せいぜい、トリガーとバットプレートぐらいでしょうか。
当然、剛性感は皆無であり、銃身を持ってちょっとひねってみるとあっさり軋むくらいです。セレクターの板状パーツも樹脂製なので非常に華奢に感じられます。

一部、リアルさで定評のあった1分の1スケール・プラモデルキットの金型を流用している為、細部の構造がやけにリアルな割りに、本体フレームとグリップが一体成型な上に合わせ目バッチリなモナカ構造だったりと、統一性の無いパーツ構成がなかなか愉快です(w






☆マガジン部分

マガジンは樹脂製で、一見すると東京マルイの同等品に近い印象です。リップ部分のBB弾の保持は、給弾バネのテンションのみに拠っている為、予備マガジンの携行には向かない造りです。
このマガジン、給弾機構が独特で、通常の給弾スペースの隣が予備弾スペースとなっています。予備弾スペースと給弾スペースを仕切っている壁の端の部分がBB弾が通る程度に開けてあり、マガジンをさかさまにしてシャカシャカ振ってやると、予備弾スペース内のBB弾が供給される仕組みになっています。実用的とはいえませんが、なかなか面白い造りです。




実射性能では、東京マルイ製品が最優秀で「パワー・飛距離そこそこ。集団性抜群」といった感じ。続いてアカデミーなどの海外製品が「パワー強め。飛距離・集弾性そこそこ。」で価格相応に使えるレベル。そして最後にLS/アリイ製品が「パワー・飛距離・集弾性低め。コッキング軽くて楽チン。」といった所でしょうか。




純粋に性能だけで見るとあんまり良いとこ無しな感じもしますが、コッキングの感覚が個人的に好きなので、なんだかんだと使ってしまう魅力的な製品です。射撃時の感覚は「シャッコン、ポッ!」という感じ。この点、東京マルイ製品は「シャー…カチッ、ビョンッ!」て感じで、爽快感が不足がちです。(実射性能はダントツなんですケドねぇ)
また、このAK-74、本体パーツの殆どが樹脂で出来ている分、無茶苦茶軽いのがいいですね。
お遊び用に手元に置いておきたくなる、魅力あふれる一品です。



  

Posted by らんたろー at 19:00Comments(0)トイガン:エアコッキング

2009年09月09日

陸上自衛隊・M1小銃弾納






このアイテムは、チームB.U.Gの戦友RODAN氏の所有する逸品で、発足間もない頃の自衛隊で使用されていた、M1小銃の弾納です。

昭和25年に日本国内の治安の維持を主目的としてGHQの主導により発足した警察予備隊は、まもなく保安隊と改称され、やがて昭和29年、現在に続く自衛隊が誕生するわけですが、その間の装備は殆ど全てが米軍からの支給品で賄われていました。
しかしながら、年を重ねるにつれて使用による消耗、そして部隊の拡充による必要性から、徐々に日本国内で生産された装備が普及するようになります。この弾納も、その頃に生産された物と推測されます。






☆7.62mmクリップ弾を4個収納

画像のように、M1小銃のクリップ弾倉を4個収納できます。当時の写真を見ると、隊員一名につきこの弾納を二つ装備していますので、合計64発の小銃弾を携行する計算になります。






☆収納部分

収納面は割とタイトにできているようです。余談ですが、米軍のカートリッジベルトは片側5個の収容なので、自衛隊より携行弾数が多かったようです。






☆裏面のベルトループ部分

裏にはベルトループがあり、自衛隊の旧型弾帯に通して使用するように作られています。米軍のものはベルト部分とポーチ部分が一体で縫い合わせてあるので、ベルトとポーチを分離したのは自衛隊独自の改良部分と言えます。
写真ではループが一本剥離したように見えますが、この部分にはタグが縫い付けられていたようです。残念ながら取れてしまっているため、製品の名称や製造年月日が確認できません。






☆M1小銃・装備状況

M1小銃を装備していた頃の自衛隊員の様子は、東宝の怪獣映画で満喫する事ができます。
当時の自衛隊の写真資料等を時代を追って観察すると、日々の使用による消耗が激しい被服や布製品が真っ先に国産化されていった様子が伺えます。(逆に鉄製のヘルメットなどは比較的国産品への移行が遅かったようです。)
画像のような旧迷彩服には、時期的に64式小銃の方が一般的でしょうが、冷戦期の自衛隊は北方重視でしたので、装備の更新が遅れがちな九州辺りでは、ありそうな組み合わせだと思います。

RODAN氏曰く、「あと1個は確保したい!」との事ですが、入手の目処はまったく立たない様子。良い出物があるよう、祈っておきましょう・・・。



  

Posted by らんたろー at 18:10Comments(0)装備:自衛隊

2009年09月02日

日本陸軍・憲兵腕章 (中田商店・複製品)





戦時中は国家権力の象徴として、軍民を問わず恐れられた日本陸軍の憲兵。その憲兵を印象付ける「憲兵腕章」を紹介します。






☆憲兵腕章・表

私が所有しているのは、中田商店で販売している精巧複製品です。朱塗りの憲兵の文字が有無を言わせぬ迫力を持っています。
外国でも、戦時世代の人に一番通じる日本語が、「ロウムシャ」と「バカヤロ」、そして「ケンペイ」らしいです。
軍が戦地でどう振舞ったのか、その一端が垣間見えるようです。(ま、戦争なんてそんなモンです)






☆憲兵腕章・裏

腕章の両端に通し穴が開けてあり、紐を通す事でわっかの状態にして使用します。






☆憲兵腕章・装着状況

腕章は上腕部に安全ピンで留めます。ピンは付属していなかった為、適当なものを見繕っています。






☆日本陸軍憲兵・正面

陸軍三式夏衣と組み合わせてみました。腕章ひとつで印象が変わる物ですね。






☆日本陸軍憲兵・背面

軍刀と拳銃嚢のみを携行しています。軽装にする事で、より憲兵らしさが出せていると良いのですが・・・・。






☆拳銃射撃姿勢

憲兵は決して最前線に出て行く職種ではありませんが、腰の得物を使う事もあります。とことで、実際の写真を元にポーズを取ってみました。






☆ケンペーくん vs 軍人くん

「帝國軍人はね、模造刀を持つとつい殺っちゃうんDA!」
まぁ、お約束ということで・・・(w






☆勝てる気がしねぇ・・・(火力的意味で)

「チャンチャンバラー、チャンバラ~♪」
ヤラセ写真に思わず力が入ってしまいました。




余談になりますが、日本陸軍の憲兵を主役にした映画があります。昭和30年代前半に新東宝の制作した「憲兵とバラバラ死美人」と「憲兵と幽霊」の2本です。

主役の憲兵役を、中山昭二氏が演じており、柔和な憲兵ぶりと軍服の着こなしが格好良いです。
特撮好きの方なら「ティンと来た!」と思いますが、中山氏はウルトラセブンのキリヤマ隊長役で有名ですね。

サスペンス仕立ての内容はなかなかに面白く、モノクロの映像とあいまって良い雰囲気です。また、昔の映画の尺は現代と比べて短めの物が多いですが、この作品も放映時間70分程度で見易いですから、興味を持たれた方は是非!



  
Posted by らんたろー at 19:00Comments(8)装備:日本軍