2009年05月27日

文鎮モデルだけど… ~ 九四式拳銃 (中田商店・モデルガン)








九四式拳銃は、弾の出るトイガンこそ未だ発売された事がありませんが、外見だけのモデルガンでは、何度か発売されていた記憶があります。
ただ、殆どが外見のみの無可動銃。私が所有するこのアイテムも、中田商店で販売していたムクの鋳物、いわゆる文鎮モデルです。










☆鋳物だけに、モールドは甘いです。





可動しないし、銃口も思いっきり塞がっているので、面白みには欠けますが、ホルスターの詰め物としては役に立っていますし、九四式拳銃を立体として実感できるという点で所有する意味はあるかな、と思っています。






☆見た目に反して握り心地は良好!





一見、いびつに見えるグリップですが、意外と握り易く、非常に手に馴染みます。
日本人の手にあわせて設計された、純粋な国産品だと実感できます。
これのガスブローバック出たら面白いだろうな・・・。






☆幌布製九四式拳銃嚢





私が所有しているホルスターは、中田商店製のレプリカで、大東亜戦争以後の幌布製代用ホルスターを再現した物です。
革製に比べて外見の重厚さでは劣るものの、手入に手間がかからず、強度も充分あり、かつ収納に余裕があるため、ワルサーPPK/Sも予備マガジン込みで収納できる、サバイバルゲーム向けには実に都合の良い一品です。
(昔の軍隊のホルスターは、大抵特定の銃専用に作られており、収納スペースに余裕がなく汎用性が低い為、サバイバルゲームでの使い勝手があまり良くありません)




海外の名銃達に比べるとはなはだマイナーな印象の九四式拳銃ですが、意外と映画などで見る機会も少なくありません。
歴史物の漫画では軍人や民間人の護身用拳銃として描かれる事がありますし、映画では古くは黒澤明監督作品にもチラッと登場(戦後の映画にもかかわらず、実銃で発砲シーンもあった記憶が・・・)、最近作では「硫黄島からの手紙」に登場していますね。
また、アニメでも「ジャイアントロボ THE ANIMATION」や「交響詩篇エウレカセブン」など、日本軍や戦争に直接関係のない作品で見かける事があります。
デザインの特異さが製作者に受けているのかしら・・・?




  

Posted by らんたろー at 18:00Comments(0)トイガン:モデルガン

2009年05月20日

兵器としての軍刀 ~ 九五式軍刀 (PKミリタリア・複製品)





長らく将校用の九八式軍刀レプリカを”私物軍刀”とこじつけて佩用しておりましたが、このたび、遂に正式の下士官刀レプリカが発売され、早速入手致しました。
商品はPKミリタリア製ですが、私は中田商店で購入しました。
私の記憶の限りでは、初のレプリカ化ではないかと思います。

陸軍将校向けの九八式軍刀は、美術刀扱いで現在でも実物が流通していますが、下士官刀は兵器扱いとされた為、現存数が少ない上、銃剣と同じく刀身を切断しなければ所有できない為、模造刀の発売は非常にありがたいです。






☆刀緒は革製。

刀緒をつけるとぐっと軍刀らしさが増しますね。
官給品である下士官刀の刀緒は革製で、房の部分は、円筒状に縫い合わせてあり、提灯の様に見えます。
購入時点では本体のみ販売でしたので、刀緒は別ルートで入手したのですが、素材のせいもあるのでしょうか、¥7,000くらいしたと思います。(こういう装飾品って、結構値が張る物なんですね~)






☆柄は玩具っぽい塗装仕上げ。でもこれが実物に忠実なんです。

柄は、金属の一体成型品です。塗装でそれらしく表現してありますが、これが割りと大雑把な塗り分けで、いささか安っぽく感じられます。
入手当初、初見でガッカリしましたが、実物もこんな物です。
忠実に再現したらチープになってしまったんですね~。






☆駐爪を押して鞘から抜きます。

日本刀と比較すると細部がだいぶ異なる軍刀ですが、吊環とならんで外見上の相違となっているのが、駐爪の存在です。
激しい動きを繰り返しても刀身が鞘から抜け落ちないように、ロックする金具が付いています。
また、刀身と柄はネジ止めとなっています。
日本刀の場合、刀身と柄は目釘とよばれる木製の円柱を差し込んで固定してある為、酷使すると目釘が折れて刀身が抜け落ちてしまう事があるのですが、下士官刀ではまず心配ありません。
これも、明治以来の戦訓を取り入れた結果と言えましょう。





☆真鍮製模造刀身。

刀身は真鍮製です。写真では目立ちませんが、実物は鞘に収納する際に手作業で擦り合わせていったらしく、かなり傷だらけです。
美観という点ではマイナスですが、滅多に抜刀しないので無問題。








☆佩用時の状況。

実際に腰に下げてみると、全長の短さが気になります。
以前紹介した将校用の九八式軍刀に比べると明らかに短く、日本刀の脇差と同じくらいの長さです。
その為、戦時中の記念写真に見られるような、鞘を地面に立てて両手で柄を握るポーズは無理そうです。(試してみたけど無理でした)
その為、外観の造りも含めて見栄えが良いのは断然、九八式軍刀と言えそうです。






☆「敵歩兵を確認、攻撃準備…。」



☆「突撃にぃーッ、前へー !! 」

九八式軍刀の方が美観に優れていますが、鞘はもとより、柄までも金属の一体成型で、仕上げもラッカー塗装という下士官刀の豪快さは、実用兵器ならではの凄みを感じますし、全長が短い分、九八式軍刀のように、鞘が足に絡まるような事も少なく、使い勝手では勝っていますね。
この点は、実戦(サバゲー)で使ってみて初めて実感できた、下士官刀の長所です。






☆超時空日米決戦。

サバイバルゲームに関する限り、戦力どころか単なるデッドウェイトにしかなりませんが、腰に下げると何だか身が引き締まった気分になります。
といっても私、この装備の時は拳銃しか使わない為、勝てた試しがありません。・・・自己満足乙!(w  

Posted by らんたろー at 20:45Comments(6)装備:日本軍

2009年05月13日

入れるものが無いのがタマにキズ… ~ フランス軍ホルスター






これは、フランス軍のレザーホルスターで、以前フランス軍装備を揃えていた時に、サイドアーム用に購入した物です。

フランス製拳銃用のホルスターですが、そもそもフランスの銃器がトイガン化されていない事もあり、使い道に困る代物です。

一方、入れ物自体はふんだんに流通しており、軍装品店よりむしろ古着カジュアルの店でよく見かけます。(おかげで安価で入手できたんですケドw)








☆コルトM1911A1を入れてみた。


購入当時は完全にペッタンコでどうしようもない状態でしたので、新聞紙を詰めて地道に立体感を復活させた結果、あまり厚みの無い拳銃なら収納できるようになりました。

私の所有している東京マルイ製コルトM1911A1ならば、予備マガジンも含めてぴったり収まります。






☆ベルトループがもう少し広ければ…。


ただ、本来の目的だったフランス軍F1装備ベルトへの装着は、ベルトループの寸法が全く合わないため断念。

結果、本当に使い道のないアイテムと化している状態です。…どうしましょ(w
  

Posted by らんたろー at 18:49Comments(0)装備:フランス軍

2009年05月06日

日本軍の拳銃射撃姿勢




日本陸軍の拳銃射撃姿勢は、当時主流だったアメリカやイギリスのミリタリーシューティングを基本として発達したものです。
その射撃姿勢とは、まず標的の正面に向けて左向きに立ち、両足をわずかに開き、顔だけを標的に向けて、右手(拳銃を握っている方の手)を真っ直ぐ伸ばし、標的を照準、射撃するという物です。
以下、画像を併用して紹介していきます。












☆基本姿勢

この射撃姿勢は、体のバランスを取る、射撃時の反動に備える、被弾面積を小さくする等の効果を期待したものと言えます。
右足先を目標に向け、左手は、装備や嗜好に合わせ、軍刀や銃剣を握ったり、腰を支える等して姿勢の安定に努めます。

日本軍の拳銃射撃姿勢はこの他に、主に一撃で敵を射殺する方法や諜報活動時における射撃方法等、以下の4通りの方法があります。










☆射撃姿勢①

① 標的に対して体を正面に向け、両手で拳銃を構える方法。
現在のコンバットシューティングスタイルに酷似しています。(日本海軍の正式な射撃姿勢は、この方法です。)










☆射撃姿勢②

② 標的に対して体を左に向け、左に銃を構え、両足を構え、両足を開いて身体を安定させて、両肘をクロスさせ右手を左手の上に置いて右腕を支えるもの。










☆射撃姿勢③

③ ②の姿勢に似ていますが、腕組みをした状態で銃を構える方法。
右手を左手の上に組むものと、反対に左手を右手の上に組む方法、どちらでも良いようです。










☆射撃姿勢④

④ 拳銃を左脇に構えて左手で右上腕部を支えるもの。
これは後ろからの攻撃や、相手に近づいて不意に襲撃する際に用いられた方法。








余談1:日本陸軍の中でも、特に戦車兵には、接近してきた敵兵に対する応射の為の、より実戦的な射撃法が訓練されていました。(車内覗視孔からの射撃法、乗降ハッチから身を乗り出しての射撃法など)


余談2:日本海軍の拳銃射撃姿勢は陸軍とは異なり、明治時代採用の一番型拳銃以来、一貫して両手握りのコンバットシューティングスタイルを採用していました。

  

Posted by らんたろー at 09:52Comments(0)装備:日本軍