2017年03月04日

中国人民解放軍 65式/87式水筒 (実物放出品)







中国人民解放軍の「65式/87式水筒」です。

中国では水筒を「水壺」と呼称するため、中文サイトでは「65軍用水壺」等と紹介されています。

65式と87式は外見上の差異はほぼ無いに等しいのですが、どうやら製造時期で区別しているようです。






で、こちらが65式水筒です。

構造は水筒本体をハーネスでたすきがけにする、旧日本軍に良く似た形状です。






水筒本体はODに近い色で、ハーネスはカーキ系です。






金具は他の解放軍装備にもよく見られる、緑色塗装されています。






水筒の底部は平らに成型してあります。






水筒の蓋は紐でハーネスに連結してあります。






蓋の紛失防止のためでしょうが、そのため水筒とハーネスを分離させるような使い方は基本的にしない物と思われます。






水筒は恐らくアルミ製で、かなり肉厚な印象です。






蓋の内側には分厚いゴムがカシメで留めてあり、気密性は高そうです。






なお、65式水筒以前の装備である「55式水筒」は、より旧日本軍の昭五式水筒に類似した形状でした。(画像はネットで拾った物です)






恐らくこちらが87式水筒になります。

形状は全くといっていいほど同じですが、ハーネスの色が濃緑色に変更されています。






また、濃緑色水筒のほとんどのハーネスは、先端の金具が省略されています。

これも制式名変更にかかわる仕様変更のひとつかもしれません。






65式水筒同様、身体に触れる部分は若干たいらに成型してあります。






こちらは一時期中田商店で流通していた、水筒カバー付きの物。






水筒カバーにベルトループが付いていながらハーネスも取り付けてあるという謎仕様で、実際に解放軍で運用されていたものかは怪しいところです。






水筒カバーは米軍式の、ドットボタンで開閉する仕様です。






ボタンには星型のモールドが彫られていますが、これはベトナム人民軍装備に見られる特徴です。






防水仕様の生地も、ベトナム人民軍ファーストエイドポーチによく似ています。






なので、多分ベトナム向け輸出品の水筒カバーの在庫余剰品を、既存の87式水筒と適当に組み合わせて日本向けに輸出したんじゃなかろうかと邪推しております。






旧日本軍の昭五式水筒と比較してみました。

やはり、基本構造は良く似ていますね。







ただ、65式水筒のほうが水筒自体の厚みがあり、腰に下げた際の座りはあまりよくありません。

米軍の水筒に近いボリュームがありますから、どちらかというと水筒カバーでの運用に向いていると思います。




  

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2017年01月28日

中国人民解放軍 56式小銃マガジンポーチ・ソ連型 (実物放出品)







中国人民解放軍の56式小銃用マガジンポーチです。






人民解放軍のマガジンポーチといえば、チェストリグが一般的ですが、このポーチはソ連型のベルトループで装備ベルトに保持する方式です。






一番上の蓋を開けると、内蓋が付いています。






ポーチには56式マガジンを5本収納できます。

実弾を装填したマガジンを5本収納する事を考えると、ポーチというよりバッグと言うべきでしょうか。






ポーチはマガジンに合わせて湾曲した、凝った作りになっています。

マガジン5本分の重量は相当な物でしょうから、ハーネスが付いているのも納得です。






画像は中越戦争での使用例です。

このタイプのマガジンポーチは馴染みが無かったのですが、確かに使われていたようですね。






中国人民解放軍マガジンポーチ各種比較です。

上が81式小銃用チェストリグ、下が56式小銃用チェストリグ、そして右が56式小銃用ソ連型マガジンポーチです。

三者三様、特徴があって面白いです。




  

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2017年01月21日

中国人民解放軍 56式班用機関銃ドラムマガジンポーチ (実物放出品)







中国人民解放軍の56式班用機関銃用ドラムマガジンポーチです。






「班用機関銃」とは「分隊支援火器」を指す名称で、56式班用機関銃は中国製RPD軽機関銃の事です。






ドラムマガジンポーチ背面にはベルトループは無く、単純にたすきがけにして携行する作りです。

軽機関銃の弾薬消費量を考えると、分隊の各兵士が複数携行するためと思われます。






横から見ると適度な厚みがあります。

実物の重い弾倉にも耐えるよう、ハーネスは頑丈に縫い付けられています。






ポーチの側面には小ポケットがあります。

恐らくはクリーニングツール等を収納する物と思われますが、この小ポケットの付いていないタイプもあります。






ポーチには内蓋があり、重い弾倉をしっかり保持できるよう考慮されています。






内蓋をあけると内部は円形の収容部が良く見えます。

中は割合ゆったりした作りです。






内蓋には板紐が二箇所縫い付けられています。

恐らく中身を取り出しやすくする工夫だと思われます。

RPDのドラムマガジンには取っ手が付いているので、そこに結びつけるんじゃないかなー、と。






蓋を全開にした状態です。






私はRPDは持っていないので、RPKのドラムマガジンを収納するのに使っています。






ポーチの容量に余裕があるのか、RPDとRPKのマガジンサイズが同じ位なのか、問題なく収納できます。






真上からみるとこんな感じにすっぽり収まります。






内蓋も問題なく閉じれます。




  

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2017年01月14日

中国人民解放軍 81式小銃チェストリグ (実物放出品)







中国人民解放軍の81式小銃用チェストリグです。

56式小銃用チェストリグではマガジンは3本収納式でしたが、81式では4本収納式に改められています。




  

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2017年01月07日

中国人民解放軍 56式小銃チェストリグ (実物放出品)







中国人民解放軍の56式小銃用チェストリグです。

同盟国への輸出のみならず、各国でも模倣製造され、現在でも世界中で使われ続けているベストセラーアイテムです。






1950年代から製造されているため、小改造が繰り返され、ハーネスに調節金具の付いた物や、ハーネスの縫い付け位置の違い等、地味にバリエーションに富んだチェストリグですが、この画像の物は1960年代製の色合いがカーキ系の物です。







こちらは1980年代製で、色が濃緑色になっている他は、作りは同型です。






並べてみると色の違いが一目瞭然です。






こちらは私が最初に購入した56式チェストリグです。

カーキ系と濃緑系の色の素材が混用された、こんなタイプもあります。

なお、各ポケットの用途ですが、正面の3個がマガジン収納用で、向かって左端の三角気味のポーチにはクリーニングツールとガンオイル缶を入れます。

向かって右端の濃緑色のポーチは内側が防水ビニール処理されており、包帯包を1個収納します。

残りのポーチは予備弾薬を紙箱ごと収納しているようです。






だいぶ使い込んで退色していますが、カーキ系と比べると黄緑色に近い色合いです。






購入して間もないカーキ系チェストリグと比べると、縫い目やしわの色落ちが使い込んだ風合いを醸し出しています。






1960年~1970年代製装備です。

旧日本軍を思わせるカーキ色です。






1980年代製装備です。

迷彩効果を考慮してか、濃緑色に統一されています。






アレンジ例として、アフガニスタン紛争時のソ連軍のスタイルを再現してみました。

アフガニスタンでは中国製もしくは模倣製造されたチェストリグが流行していました。

マガジンはRPK74用のロングマガジン、各ポケットには手榴弾や包帯包を収納しています。







56式チェストリグは余裕のある作りなので、AK-47でもAK-74でも問題なく収納できます。




  

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2016年03月19日

中国人民解放軍 54式拳銃&59式拳銃ホルスター (実物放出品)






中国人民解放軍の、54式拳銃&59式拳銃ホルスターです。






54式拳銃ホルスターです。

54式拳銃は中国製トカレフTT33ですね。






基本形はソ連型に準ずる物の、中国軍ならではの変更が多々見受けられます。

そのひとつ、ホルスターの重量を分散する為、たすき掛け用斜め革が追加されています。






保持部分の構造は54式、59式共同じで、ハーネスは必要に応じて付けはずし出来ます。






そして銃の保護の為、ビロードの内張りが追加されています。

なんというか、中国ならではのセンスを感じます…w






また、ソ連軍ホルスターにもあるクリーニングロッド収納部には、脱落防止用の革タブが追加されまし。






いずれも軍隊で実際に運用した際に問題となった部分に対応したものと思われます。

安かろう悪かろうと思われがちな中国製品ですが、長く中華サープラス品を扱っていると、軍用品に関しては印象が大きく変わりました。

戦訓を反映しているのでしょう、よく考えられていますね。






54式拳銃ホルスターには、マガジンポーチが付属しています。






54式拳銃は重い為、59式拳銃と比べ、ハーネス付きで使われている事が多いです。






銃とマガジンを全装備した状態だと、トイガンでも結構重くなります。






マガジンは2本収納できます。






装着はオーソドックスなベルトループ式です。






マガジンポーチには革タブが内蔵されています。






収納したマガジンを、この革タブを引っ張って取り出しやすくするわけです。






ただし、トイガンの場合、マガジンリップが干渉して、蓋がしまりません。







なので、余り物の革を無理やり接着して蓋を延長してみました。






その上で、革塗装用スプレー塗料「染めQ」でチョコレート色に塗ってみました。






かなり無理やりな改造ですが、遠めにはそれなりに見えます。






追加した革部分はマガジンポーチ本体より柔らかいので、開け閉めが楽になりました。






こちらは59式拳銃ホルスターです。

59式拳銃は中国製マカロフPMの事です。






背面にはベルトループとハーネス取り付け金具があり、どちらでも使えるようになっています。






59式拳銃は、人民解放軍ではあまり生産も普及もしなかったらしいですが、ホルスター自体は現在でもパレード等でよく目にします。






クリーニングロッドはロシア製マカロフPM用を入手しました。






ソ連型ホルスターとの一番の違い、クリーニングロッドに差し込む抜け防止用革タブが付いています。




  

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2016年03月05日

中国人民解放軍 雑嚢 (実物放出品)







中国人民解放軍の雑嚢です。

中国語ではかばん類は「包」と呼称するらしく、中文サイトだと「軍包」「解放包」等と表記されています。






形状・色味など、旧日本軍の雑嚢を彷彿とさせる一品です。






蓋の止め金具は二箇所あります。






板紐をバックルに通して固定する方式です。






構造もシンプルでわかりやすく使い勝手も良いです。






追い紐の調整金具も一般的な物です。

この雑嚢は金属部分が全て濃緑色に塗装されています。

金属金具の塗装処理は錆防止の目的が多いので、もしかすると鉄製なのかもしれません。






雑嚢内部には仕切りがあり、仕切りのみ白綿布が用いられています。(押印されたタグスタンプを見やすくするためでしょうか?)






雑嚢に荷物を詰めてみた所です。






目一杯物を詰めるとこのくらい膨らみます

さほど大きなかばんではありませんが、外見を気にしなければ、結構色々詰め込めます。






シンプルだからこその使いやすさが感じられます。






ただし、ここまでパンパンに詰めてしまうと、装備着装時に水筒や手榴弾袋と干渉してしまうので、内容量は程々が良いようです。






開発の際に参考にしたであろうと思われる、日本陸軍の雑嚢と並べてみました。






第二次世界大戦中の中国軍(国府軍・共産党軍)は基本的にドイツ式装備だったので、日本軍の雑嚢のデザインとの相似性は、やはり日本軍の装備品の影響を受けた物と推察しています。






色味・形状ともよく似ています。

印象としては、紐から金具式にして使いやすくする一方、ベルトへの引っ掛けフックを省略するなど中国独自の簡略化がなされているように感じられます。






一方、こちらは1980年代以降一般化した、濃緑色のタイプです。






外見や縫製は変わらず、素材も大差ないようですが、迷彩効果を考慮してか、かなりあざやかなグリーンになりました。






金具の形状もそのまま変更はありません。






雑嚢の内側は、以前の物と同様、白綿布が使われています。(ここが濃緑色の個体もあります)






1980年代製にも、タグスタンプが押印されています。






チャイナグリーンとでも形容すべきなこの色は、軍用品としてはいささか鮮やかすぎて安っぽく見えてしまいます。(ハマるとそこが魅力的に思えてくるんですけどね…w)






1960年代製と1980年代製を並べてみました。

色味の違いは一目瞭然ですね。




  

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2016年01月30日

中国人民解放軍 裏革製編上靴 (実物放出品)







中国人民解放軍の裏革製編上靴です。






1980年代製で、冬用軍靴として使用されていたと聞きますが、詳しくはわかりません。






素材や外見は、旧日本陸軍の編上靴の影響を強く受けていると思われ、実際良く似ています。






素材の革は上部で縫製は丁寧、しっかりした作りで、はき続けてかれこれ20年以上経ちますがまだまだ現役で使えます。(画像に映っている中敷はあとから自分で購入したクッションソールです)






この編上靴は、アメリカ陸軍が1943年以降に使用した裏革製戦闘靴や、同じく、第二次世界大戦を通じて用いられたアメリカ海兵隊の戦闘靴も裏革製で外見が酷似しているので、代用品に最適です。






上記、米軍の実物や忠実複製品と比べ、トレッドパターンのしっかりした完全なゴム底なので、サバイバルゲームで使用するにはむしろ好都合ですね。




  

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2015年09月26日

中国人民解放軍 65式防毒面 (実物放出品)


中国人民解放軍のガスマスク、65式防毒面です。





実戦映像では、中越戦争、中越国境紛争にて装備している姿が確認できます。





白いゴム製の面体の左側に縦長のキャニスターが内蔵された、独特なデザインです。





キャニスターの通気口には星をあしらったデザインがされているのがいかにも中国的で興味深いです。





逆に、右側には一切の突起物がなくシンプルそのもの。
右利きの射手にとっては射撃がしやすい作りですね。





内側を撮ってみました。
ソ連を代表とする共産圏の同時期のガスマスクとほぼ同様の視界風景、そして同様のゴム臭がします…w





レンズにも曇りはなく、保存状態も良好のようです。





若干、ゴムバンドがへたり気味ではあります。





なお、付属品がひとつありました。
なんだろう、コレ?





対して、こちらは収納用の防毒面袋です。





蓋の開閉は、硬めの丸い布製部分の孔に、鼓状の樹脂製ボタンを差し込む独特の方法で固定します。
(最近製造された物は改良されていて、ナイロン製の本体にベルクロ留めの物が大半です)







内部はごく普通の袋で、底部に先ほど紹介した円形缶を詰めるポケットがあります。





防毒面を収納した状態の防毒面袋です。





裏側にはベルトループがあり、装備ベルトに通せますが、かなり薄手の素材で到底、酷使に耐える作りとは言えません。





先刻のボタンの開閉の様子です。
他国には見られない独特の作りがわかると思います。





65式防毒面はガスマスクとしてはコンパクトな方ですが、更にコンパクトなバッグに詰める為、中はかなりぎゅうぎゅうな状態です。











実際に着装するとこんな感じです。
左頬のキャニスター部分がかなりの存在感ですが、全体的にはコンパクトで装着時の負担も少なそうです。
頬付け射撃時に邪魔になる物がないのは良い構造だと思います。(右利き限定ですけど)





実物は入手できなかったので、中国歴代ガスマスクをイラストで紹介して見たいと思います。
まずは「64式防毒面」
ソ連軍などに良く見られるキャニスター分離式のタイプです。





次に今回紹介した「65式防毒面」





そして「69式防毒面」です。
69式ではフィルター直結式のデザインながらキャニスターの交換をし易く改良されています。
イラストで紹介してみたこれらの防毒面は、順次更新されていったという訳ではなく、使用用途に応じて同時期に使い分けられていたようで、並行して生産・配備されていたようです。





防毒面袋の装備状況です。
収納ケース自体がかなり貧弱な作りで使用に不安を感じますが、あるいは消耗品と割り切った設計思想なのかもしれません。
装備自体は、ベルトループのおかげで、腰ベルトでしっかり位置を固定させる事ができます。





防毒面の着装状況です。
年代物なのでかなり不安でしたが、普通に呼吸できました。
また、伝声機能も考慮されており、隣の人と普通に会話できるレベルです。





2010年代現在では、イギリス軍のS10を参考に(というかデッドコピーレベルの)「FMJ08型防毒面」が開発・配備されているようで、この防毒面が現在も軍で使用されているかは不明です。



  

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2015年09月19日

中国人民解放軍 GK80Bヘルメット (実物放出品)


中国人民解放軍のGK80Bヘルメットです。





GK80A型同様、収納袋付きです。







GK80Aと比べると小ぶりで、一見した印象ではイタリア軍のヘルメットのようでもあります。





真上から見ると、先端が尖っているのが特徴です。





内装はGK80Aとほぼ同様です。





GK80Aとの比較・正面。
B型の先端の尖り具合が独特ですね。
A型の星章の塗装は、結構センターからずれています。
このいい加減さも中国的…カナ?w





GK80Aとの比較・側面。
側面からだと両者の違いがより顕著に見られます。
B型ヘルメットのほうが前後の湾曲が大きいです。





GK80Aとの比較・後面。
後ろから見ても、B型のフチの湾曲は顕著ですね。





GK80Aとの比較・上面。
GK80Aと比べ、B型のほうが小ぶりに出来ているのがわかります。





実際に着用してみると、GK80Aよりも使いやすい印象です。





なぜA型とB型があるのか、いまだによくわかりませんが、海外サイトでは輸出専用との記述がありました。





しかし、B型と思われるヘルメットの記録画像もある上、A型も輸出されているので本当かなぁ?という疑問もあります。





私は、当初は空挺部隊用かなと漠然と思っていたのですが、最近はもしかして女性兵士専用ヘルメットなんじゃないかと考えたりしています。
なんにせよ、憶測の域を出ない推測ですけどね。



  

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2015年09月12日

中国人民解放軍 GK80Aヘルメット (実物放出品)


中国人民解放軍のGK80A型ヘルメットです。





1980年代から普及しはじめ、2000年代辺りまで現役で使われていました。
最近はフリッツヘルメット型に取って代わられたようで、ほとんど見ることはなくなりました。





ヘルメットには収納袋が付いており、使わない時は収納しておき、着用する際は折りたたんでヘルメットに入れ、クッション代わりにすると聞いたことがあります。





収納袋自体は、何の変哲もないコットン製の巾着袋です。





チンストラップの取り付け状況です。





チンストラップは取り外し式で、ヘルメット側のフックに引っ掛けて保持する構造です。





正直、このフックが外れやすく、決して使いやすい構造とは言えません。





チンストラップはこのように4点支持になっていますが、これは若干新しいタイプで、中越戦争の頃は2点支持の(つまり単純な板紐)タイプだったようです。





チンストラップのサイズ調整は、米軍のM1ヘルメット・インナーと同様のタイプです。
それなりに使いやすいです。





内装はWW2時代の米軍のM1ヘルメットのようなハンモック構造で、ハチマキ部分に目の詰まったスポンジ素材が使われるなど、被り心地はなかかな良好です。





GK80Aヘルメット・正面。
記録映像を見ると1980年代全般を通して、GK80A型が多用され、一部にGK80B型を見かけます。
赤星は塗装ですが、古い時代だと帽子と同様の尖り星の物を多く見かけます。





GK80Aヘルメット・側面。
正面から見ると旧日本軍風に見えますが、側面からだと浅めのM1ヘルメットといった風情です。





GK80Aヘルメット・背面。
真後ろからだと日本軍とも米軍ともソ連軍とも見える、なんとも和洋折衷な印象です。





GK80Aヘルメット・上面。
真上から見ると長方形でM1ヘルメットに印象が近いです。





GK80Aヘルメット・下面。
内装もM1ヘルメットの模倣といって良いレベルでよく似ています。





GK80型ヘルメットには81式迷彩カバーも用意されています。
迷彩服同様、両面リバーシブル迷彩となっています。





装着はカバー周囲にゴム紐が縫いこんであり、それでヘルメットのフチに固定します。
慣れていないと、綺麗に装着するには結構難儀する作りです。





表面迷彩側です。
周辺に擬装の草木を差し込むループがあります。





裏面迷彩側です。
第二次世界大戦以来のダックハンター迷彩です。
1980年代に採用された装備としてはいかにも古めかしく感じられますが、草地の少ない地面での迷彩効果は侮れない物があります。











実際に着用してみました。
この中国製ヘルメットはパッと見は日本軍の90式鉄帽に似ていますが、側面形状は前後に長く、M1ヘルメットに近いという、和洋折衷な独特のデザインです。
手にしてみると、諸外国の物と比べても遜色無いクオリティですが、妙に重く感じます。(素材の違いかな・・・?)



  

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2015年08月29日

中国人民解放軍 解放靴 (実物放出品)


中国人民解放軍の軍用戦闘靴です。
中国では解放靴の名称で長らく愛用されていました。





解放靴には踝までのローカット型と、足首まであり紐で結ぶハイカット型の二種類があり、画像の物はハイカット型になります。





靴底には製造工場番号が刻印されています。





こちらはローカット型です。
履くたびに靴紐を締める必要がないので、扱いが非常に楽です。





はじめはサバゲームには使えないだろうと思っていましたが、案外脱げる事も無く、今では解放軍装備の時はほとんどコレで通しています。





ハイカット型同様、靴底には製造工場番号が刻印してあります。
軽くて便利な靴ではありますが、軍用品としてはやはり貧弱さが目立つためか、最近は新型のコンバットブーツやグレードアップ版の迷彩シューズに取って代わられたようです。



  

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2015年08月22日

中国人民解放軍 78式解放帽 (実物&複製品)


中国人民解放軍の78式解放帽です。
デザインはいわゆる人民帽というやつですね。





78式解放帽は、素材を78式軍服と共生地の化繊に変更した物になります。
それ以前の65式解放帽はコットン製でした。





濃緑色の帽子と赤い星は冷戦時代の中国のイメージそのものです。





この78式解放帽は中田商店で購入した実物で、星章は軽金属を塗装した物のようです。





ハチマキ部分の内側はビニールコーティングしてあり、内張りにタグスタンプが押印してあります。





こちらは、1980年代に登場した新型帽章タイプです。
人民解放軍では、文化大革命以来、階級制度を廃止していましたが、中越戦争の実質的敗北などを経て近代化に着手、1989年に階級制度を復活する事となり、その前段階として1980年代初め頃から、軍服類に装飾性が取り入れられはじめました。





装飾性は、55式軍服以来の「八一」帽章の復活や軍服(制服)の金ボタンの採用、襟章への縁取りや星章による兵と指揮官の区別の明確化等、多岐に渡ります。
画像の78式解放帽は、お土産用に製造された複製品に、実物の新型帽章を組み合わせた物です。





全体に素材がより薄手の、言い方を変えると安っぽい素材となり、内張りも光沢のある化繊でいかにも民生品といった風合いの物ですが、実物が入手できなかった為妥協しました。



  

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2015年08月08日

中国人民解放軍 99式迷彩服で空挺装備 (実物放出品)








前回紹介した99式迷彩服と同じ迷彩パターンで、空挺装備も購入、着装してみました。
ヘッドギアは91式傘兵ヘルメット、91式単兵携行具と59式拳銃ホルスターを身に着けています。







空挺装備ということでコンパクトに59式拳銃(中国製マカロフPM)を選んでみましたが、実際のところ中国軍では59式拳銃は殆ど普及しておらず、かなり長い間54式拳銃(中国製トカレフTT33)が使われていたそうです。





補給の望めない空挺部隊では拳銃や手榴弾も貴重な火器です。
中国名物、木柄手榴弾の投擲の様子です。





銃は東京マルイ製AKS-47です。
56-1式自動小銃の代用としてみました。





中国製56式自動小銃は射撃を続けると保持できなくなるほどハンドガードが加熱するそうで、記録映像等でも解放軍兵士は大体マガジンを握って射撃しています。





このヘルメットは中田商店で訓練用ヘルメットという名称で販売されていました。
詳しく調べてみると、「91式空降兵(空挺隊)用傘兵(落下傘兵)ヘルメット」と判明しました。
素材は分厚い樹脂製で、プラの割には結構重いです。
同時購入した別売りのヘルメットカバーを装着しています。





画像では風除けフードを外しています。
あご紐は余り頑丈な作りではなく、確かに訓練用かな?と思わせる部分ですが、本来はフードでしっかり覆うので問題ないのでしょう。





各国空挺ヘルメットと同様、ふちの部分は浅く、空気抵抗の少ないデザインになっています。





空挺降下靴です。
分厚い革と緩衝材の詰まった迷彩生地で作られており、非常に頑丈かつクッション性のある靴です。





靴底は魚のうろこのような独特のパターンになっています。





価格も手ごろで良い靴なのですが、やたら重いため、履いているだけで疲れてしまうのが致命的な欠点です。





99式迷彩服の左袖にはワッペン取り付けループが付いており、今回は「空降兵」ワッペンを装着してみました。
ベルクロのようにべったりくっついているわけではないので、木の枝などに引っ掛けて取れてしまいそうな不安感がありますが、大きいワッペンは存在感がありなかなかに満足感が得られますね。



  

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2015年08月01日

中国人民解放軍 ズボン用ベルト (実物放出品)


中国人民解放軍のズボン用ベルトです。





構造はいわゆるG.Iベルトとにたようなものですが、より簡素にしたような作りです。





ベルトはバックル裏の金属棒で押さえてサイズ調整・固定します。





バックルはおそらくアルミ製、ベルトは人造皮革です。





画像でもお分かりのとおり、極めて簡素なつくりのベルトです





それでも、幅が細くてズボンを選ばない、慣れると不満なく使える一品です。



  

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2015年07月25日

中国人民解放軍 99式迷彩服 (実物放出品)


中国人民解放軍の99式迷彩服です。
画像の物は、東京上野アメ横にある中田商店で購入しました。
この迷彩服は、「87式迷彩服」として一緒くたに流通していますが、私が中文サイト等で調べた限り、改良型の「99式迷彩服」に該当するようです。






迷彩服上下に帽子もセットでしたが、大きめサイズの物しかなかったため、結構だらしない着こなしになってしまいました。





画像は2000年代に良く見られた、フリッツ型ヘルメットと、おなじみのビニールレザー製ベルトを装着した状態を再現したものです。
このリーフ迷彩柄の戦闘服は、まず「87式迷彩服」として1990年代はじめに普及して以来、改良版の「99式迷彩服」を間に挟みながら、長らく中国人民解放軍の迷彩服として運用されてきましたが、現在では2000年代半ばに登場した「07式迷彩服」に更新されているようです。





戦闘帽の帽章は本来は金属製のはずですが、手に入らなかったため手元にあった布製を縫い付けて代用しています。
また、襟のジッパーを閉めきると立ち襟となり、風を通さず寒冷時に対応しています。(87式ではジッパーは首元までしかありません)
軍用としては旧式装備ですが、中国のニュース映像では、農作業をする人や買い物をする市民が、しばしばこの迷彩服を着ている姿を目にします。





生地は裏地などなく、薄手ですが、耐久性の要求されそうな部位には当て布がしてあり、一定の配慮は行き届いています。さすが軍用品!
聞いたところでは、基本的にオールシーズン用で、寒い時は、中に重ね着をして対応するそうです。その為か、全体にゆったりした造りになっており、ジャストサイズの服であっても、スマートに着こなすのはかなりムヅカシイです…。





前合わせ、胸ポケットは共にジッパー式で、上着の裾部分はゴムが入っており、いわゆる短ジャケットタイプです。
ジッパーには中共軍らしく、☆に八一のマークがモールドされています。
ズボンも、上着と同様ゆったりめのデザインです。裾にボタンがあり、足首を絞る事ができます。
中共軍は、丈の短いスニーカー型の靴を多用する為、ボタン止め出来る事で、裾がバタつかず便利です。





画像の装備ベストも中田商店で購入した物ですが、かなり初期に作られた物のようで、裏面に「91式」のスタンプがありました。
のちにニュース映像でよく見られたタイプと異なり、ベルト通しはなく、全体に華奢な作りに見えます。





ベスト両側面には解放軍ではいまだお馴染みの木柄手榴弾を収納するポーチが付いています。
合計4発を携行できます。





ちょうど背中中心部分に水筒ポーチがあり、87式水筒本体を収納できます。





このベストには装備ベルトの取り付け機構がなく、ベルトは単体で腰に締めます。
画像のベルトは今でもよく見かける解放軍お馴染みのビニール製ベルトです。





このベルトも地味に改良がされており、現行品はビニールの厚みが増しているほか、バックル裏にもベルト生地があり、またバックルの刻印は「八一」レリーフが追加されています。







91式ベストを着用し、95式自動小銃を手にした2000年代初期の解放軍装備です。
迷彩パターンはウッドランド、色味はリーフパターンに近く、タクティカルベストやフリッツヘルメットと相まって、一昔前の米軍装備を模倣しているような印象を受けますが、それでいてどことなくチープさが漂うあたり、私のような好き物にはたまらない魅力ですw





ヘルメットも中田商店で購入した「QGK-97ヘルメット」です。軍用実物放出品ですが、現行品より昔の物らしく、なんと本体がスチール製です。
外見だけフリッツタイプにして慌ててでっち上げたような代物で、香港返還時の駐屯部隊向けに製造された物と思われます。
程なく各国同様のケブラー繊維製の「QGF-02ヘルメット」が開発され、現在はフチが短くなる等の改良を加えた「QGF-03ヘルメット」の配備が進んでいるようですが、重要度の低い辺防地域(僻地)の部隊では、いまだGK-80Aスチールヘルメットも普通に見られます。




ヘルメット・カバーは小さい金属フックのついたゴム紐で引っ掛け固定する仕様で、現在生産されている迷彩ヘルメット・カバーも同様の仕様です。





内装はクッション性が考慮されており、それなりに快適に被れます。スチール製なのでさすがに重いですけどw





あご紐には樹脂製のカップがついています。(フランス軍装備の影響もあるのカナ?)顎紐は仕様がいくつかあるようで、このタイプよりも米軍スタイルのウェッブ製チン・ストラップの方をよく見かけます。





戦闘帽は人民帽からデザインを一新し、米軍のフィールドキャップのような形になりました。
あご紐が付いていますが展開は出来ず、単なる装飾と化しています。





外見は米軍に似たものの、作りは相変わらず薄い綿製内張りにビニールの汗止めの組み合わせで、78式解放帽と大差ないです。





帽子の後ろ側にはゴムが内臓されており、若干のサイズ調整が可能です。





87式迷彩服が登場した頃に、スニーカー風の軍靴も普及しだしました。
画像の物は中文サイトで「蛙皮迷彩」と紹介されている「99式作訓靴(訓練靴)」で、旧来の解放靴に比べると靴底も厚くクッション性も十分で、かなり便利な代物です。





あくまで私見ですが、よほど悪路で無い限りは、下手にコンバットブーツの靴紐に悪戦苦闘するよりは、軽いスニーカーのほうがサバゲーでは便利です。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2015年07月18日

中国人民解放軍 65式傘兵背嚢 (実物放出品)


中国人民解放軍の65式傘兵背嚢です。





中国では空挺隊のことを「傘兵」や「空降兵」と呼ぶようです。
すなわち、この背嚢は空挺部隊専用装備ということですね。





背嚢は横長のポーチを上下に連結したような形状で、背中に当たる側にも広い収納部があります。
また、両サイドに装備収納ポーチがあり、正面にはショベルを通すループが付属しています。





ショベルはループに通したあと紐で縛るので、しっかり固定できます。





右側面には水筒収納ポーチがあります。





画像では65式水筒を収納しています。





本来は飯盒と水筒が一体化した形の空挺部隊専用「65式傘兵水壺」を収納するようです。(中国語では水筒を水壺と表記します)





左側面にもポーチがあります。





用途がよくわかりませんでしたが、色々調べていくうちに対戦車系の武装を収納する物らしいとわかり、とりあえずサイズが丁度良いドイツ軍M24柄付手榴弾を突っ込んでみました。





背嚢上部です。





素材は割合薄手で内部は広く容量も多いです。







内部はいくつか仕切りがあり、本来はどこに何を収納するのか細分化されている物と思われます。





背嚢下部です。





背嚢の背中に当たる側にも縦長の収納部分があります。





蓋は紐で縛るタイプです。





容量はそれほどでもないですが、地図や書類等を収納するのに丁度よさそうです。







中身を詰めた背嚢はこの位のボリュームです。





背嚢のスタンプを見ると、1992年製とわかります。





ショルダーストラップは、本体についているナイロン紐(たぶん、素材はパラ・コード)を介して付け外しできます。





紐とおし手順①





紐とおし手順②





紐とおし手順③





紐とおし手順④





紐とおし手順⑤





着装状態・正面。
簡素ながら幅広のショルダーストラップで、背負い具合は上々です。





着装状態・背面
背嚢の中央には軍鍬(ショベル)を括りつけています。
紐で結んでいるので揺れる事も無く安定して装備できます。





着装状態・左側面
背嚢は目一杯詰め物をした状態で、大体この位のボリュームになります。
側面には水筒入れがあり、背嚢のみで荷物一式をまとめきれるよう考えられています。





着装状態・右側面
右側面の収納部分はよくわからない部分のひとつですが、中文サイトの情報によると、どうも対戦車手榴弾あたりが入るようです。
画像ではダミーとして、寸法の丁度良いドイツ軍M24柄付手榴弾を入れてみました。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(0)装備:中国軍

2015年07月11日

中国人民解放軍 81式迷彩服バリエーション ~ 84式迷彩服(実物放出品)




この迷彩服は81式迷彩服のバリエーションのひとつで、中文サイトの情報によれば「84式迷彩服」と分類されるそうです。
画像は表面を着用した姿です。







基本形の81式迷彩服と比べると、デザインの省略化が随所に見られ、実戦での戦訓を取り入れてアレンジされた物と思われます。
画像は裏面を着用した姿です。





表面迷彩柄・正面。





表面迷彩柄・背面。





肩にはエポーレットが縫い付けられています。
これはそれまでの81式迷彩服にはない特徴ですが、1989年の階級制度復活に備えて、肩章型階級章を装着する為の処置と思われます。





胸ポケットにはプリーツが設けられており、少しでも容量を増やせるよう工夫されています。





蓋は単純なボタン止め式で、蓋の裏に製造記録スタンプが押印されています





スタンプから、1989年製であることがわかります。
もっとも、この型の服の製造年タグはいまだ1989年製以外見たことがありません。





右上腕部には包帯収納用ポケットがあります。







袖はボタンホール付きのベロ式になっています。
81式迷彩服の袖よりは扱いやすいです。





上衣のウエスト周りは、81式迷彩服ではゴム内蔵式でしたが、84式迷彩服では単純にベロとボタン止めのみに省略されています。





袖口と同様のベロ式ボタンホールです。





表面迷彩柄ズボン・正面。





表面迷彩柄ズボン・背面。





ファスナー部分はボタン止めで、ウエスト周りにベルトループのある、シンプルな作りです。





デザインも徹底して省略化されていて、ズボンポケットも右側にしかありません。





尻ポケットも、蓋付きの物が左に1個のみあります。







ズボンの裾は、81式迷彩服では紐で絞るタイプでしたが、84式迷彩服ではベロ式ボタン止めになっています。
実際に着用してみて、素早い脱ぎ着にはこちらのほうが便利だと感じました。





裏面迷彩柄・正面。





裏面迷彩柄・背面。





肩には表面同様、エポーレットが縫い付けられています。





裏面迷彩側には胸ポケットはなく、ジャンパーのようなスリット式のポケットがついています。





表面迷彩側同様、裏面迷彩側にも包帯収納用ポケットがあります。





裏面迷彩側にもベロ式ボタンホールとボタンが付いており、脱ぎ着し易く作られています。





裏面迷彩柄ズボン・正面。





裏面迷彩柄ズボン・背面。





裏面迷彩時にはファスナー部分はそっくり裏返しになるので、取り扱いは面倒くさいです。
ただし、ベルトループはちゃんと用意されています。





表面迷彩側と同様、ズボンポケットも右側にしかありません。





尻ポケットも、左に1個のみあります。





面白いのは、一見蓋付きに見えるポケットですが、実際にはデザインだけで、単純にボタン止め式になっている点です。







裏面迷彩側のズボンの裾にも、ベロ式ボタン止めが付いています。
細部を見ていった結果、省略化といっても、実用性重視の上でのことだとよくわかりました。





戦闘装備の着装状態です。
1980年代製濃緑色装備と65式傘兵背嚢を組み合わせて見ました。





中越国境紛争では陣地での長期篭城戦から軽装備で定期的に機関銃や手榴弾を撃ち合う様子が映像で見られますが、偵察部隊等では背嚢を背負った重装備での徒歩行軍の様子も見られます。







56-1式自動小銃を構える解放軍兵士。
表面迷彩の、緑の多い植生での迷彩効果の高さが伺えます。





背負っている65式傘兵背嚢の様子が良くわかると思います。
画像のように、ショベルや対戦車手榴弾を装着する為の専用の作りになっています。





膝射姿勢の解放軍兵士。
裏面迷彩は、緑の少ない、枯木や土の多い場所で効果が高いのがわかります。





装備品は1970年代後半から見られだした、濃緑色の物をそろえてみました。
この色こそ、1980年代~1990年代にかけての近代化した中国人民解放軍を感じさせる特徴だと思います。





伏射姿勢の解放軍兵士。
ヘルメットはGK80B型を被っています。
GK80Aヘルメットよりも小ぶりで軽く、使い勝手がいいですが、実戦での使用例はあまり見たことがありません。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍

2015年06月27日

中国人民解放軍 78式背嚢 (実物放出品)


中国人民解放軍の78式背嚢です。
名称のとおり1970年代後半に採用された装備のようで、1979年の中越戦争や、その後の中越国境紛争で使用されているのが確認できます。





それまでは、折りたたんだ毛布類を板紐で縛った物を背負ったり、ベトナム戦争で北ベトナム軍への援助物資として使われ有名な3ポケット付きリュックサック等がありましたが、それらと比べると容量がかなりあり、多くの荷物を詰め込めます。





内部はゴム引き布で防水処理されており、一説には「空にした背嚢を浮き袋にして渡河した」と言われていますが本当かなぁ…?





更に内部にも板紐が縫い付けられていますが、用途は不明です。





素材はゴム引きされた化繊のようで、軽くて柔らかいですが丈夫にできています。





地面に広げて撮影しましたが、かなり柔らかいため、おりたたんで小さく丸めることもできます。





綺麗な四角形を維持するにはよほど綺麗に荷物をたたんで詰め込まなければ無理ですので、撮影時には画像のように中にダンボール箱を入れて形状を維持しています。







負い紐部分は背嚢にしっかり縫い付けられており、重量物の運搬にも不安を感じません。





負い紐のサイズ調節金具の様子です。





背負う部分の片方のみ、クイックリリースバックル式になっています。





ちょうど米軍のM56マガジンポーチのように、簡単にはずす事が出来、負傷者への対応等を考慮しているのがわかります。
中国軍装備は、見た目の安っぽさに反して実戦的な作りをしていることが、こういう部分からも理解できます。





負い紐中央には、身体中央で結ぶための板紐が付いています。





重量がかかる肩の部分は特に幅と厚みを考慮したつくりになっており、さらに重量分散のため板紐が追加されています。





背嚢の蓋部分は板紐と金具で閉じるようになっています。





背嚢底部は板紐が全面縫い付けられており、強度・耐久性を考慮した作りです。





背嚢の中央にはショベルを取り付けるループがあります。







実際の記録映像では、必ずしもショベルを取り付けて運用しているわけではなく、ナップザックのように背負っていたりもしますが、やはりショベルと組み合わせたほうが軍用品らしくて格好いいと思います。





中国人民解放軍のショベルです。





中国呼称だと「軍鍬」と表記されています。





ベトナム戦争では援助物資として送られ、ベトナム人民軍では現在でも同型の物が使用されています。





中国では既に旧式装備のようで、中国のネットでは「老式工兵鍬」と紹介されていました。





78式背嚢を背負った状態です。
正面の紐を縛る事で背嚢を安定させます。





背面の様子です。
78式背嚢の正面にはショベルを装着しています。





78式背嚢には側面にもループが付いており、紐等を使って追加で物資を括り付けたりできるようです。





軍装品コレクションとしてはもちろんですが、単純に大容量のリュックサックとしても割りと使い勝手の良いアイテムで、軽装備ならば、装備品一式を詰め込んで持ち運びできます。
結構、便利ですよ。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍

2015年06月20日

中国人民解放軍 中越国境紛争装備 (実物放出品)


中越国境紛争当時の中国人民解放軍装備です。





81式迷彩服は、主に空挺部隊や偵察隊向けに支給されたそうですが、特に偵察隊において多用され、その迷彩効果の高さは数々の特殊任務において証明されました。





偵察部隊では、フードを被った軽装で物陰に潜み、敵兵を捕虜にしたり、消音銃を有効活用して歩哨線を無力化する等の特殊任務を得意としていました。







画像は班用機関銃(分隊支援火器)を装備した解放軍兵士です。
1979年におきた中越戦争によって中国とベトナムの関係は完全に悪化、戦後も中越国境の山岳地帯においての小競り合いが延々と続きました。







特に1984年には両国国境の高地を中国人民解放軍が奪取、これを奪還しようとしたベトナム人民軍との間に大規模な高地戦が起き、4月・6月・7月の三次に渡る軍事衝突画発生しました。
この戦いは、中国側では「両山戦役」と呼ばれ、同占領地域を守りきった事から中国国内では勝ち戦としておおいに宣伝されました。
ちなみに、中国側では中越戦争から国境紛争期までをひっくるめて、「対越自衛反撃戦」と呼称しています。同国の外国に対する政治スタンスがよくわかるというものです。(もしも尖閣諸島で一戦起こったら、「対日自衛反撃戦」とか言い出すんだろうな。はぁ…)





最終的に1989年に両国間でいわゆる「手打ち」ということで紛争状態は集結しますが、この10年の間に解放軍は貴重な実戦経験を積んだわけです。





81式迷彩服を着た一般的な小銃手です。
暑い地域といえ、山岳地帯では冷え込む為か、迷彩服や軍服の中に防寒用のジャージ等を着込んでいる姿が良く見られます。





背中には荷物を一杯に詰め込んだ78式背嚢を背負っています。
この背嚢も、1980年代に普及した新装備のひとつです。





移動中の解放軍偵察隊です。





中越国境紛争は高地の取り合いの様相を呈していたため、陣地に篭城しての長期戦でしたが、作戦によっては攻勢を仕掛ける事もありました。





陣地越しに敵兵を索敵する解放軍兵士。
ジャージを羽織っただけの、ラフな格好です。





長期的な山篭りということもあってか、各兵士とも服装はかなりだらしなくなっており、ベトナム戦争やアフガニスタン紛争を思わせます。
また、木柄手榴弾はとにかく多様されており、当時の映像を見ると、高地陣地の土嚢の上に手榴弾を大量に並べて、崖下に向けて、定期的にぽんぽん投げ込んでいたりします。





射撃姿勢の解放軍兵士です。
中越戦争ではあまり見られなかったスチールヘルメットも全軍に普及しており、GK80ヘルメットをそのまま、あるいはヘルメットカバーを付けて使用している姿が良く見られます。





中越戦争当時は解放軍兵士の8割が56式半自動小銃(SKS)を装備しており、56式小銃(AK-47)はわずかに班長クラスが装備するのみで、ベトナム人民軍との火力差が明白でしたが、1980年代には急速に近代化が進められ、小銃手の殆どは56式小銃を装備するようになりました。





56式小銃は木製ストックとスパイクバヨネットが良く知られる特徴ですが、バヨネットが無く、折畳ストックの56-1式小銃も多数が混用されています。





79式狙撃銃を担いで移動する狙撃手。





定期的な補給の望めない長距離偵察部隊は、荷物を詰め込んだ背嚢を背負い、銃を担いでの移動は記録映像の中でもいかにも辛そうに見えます。





裏面迷彩柄を着用した狙撃手です。
潜伏前の状態で、迷彩服と銃以外の装備を外して身軽になっています。





フードを被ると、全身が迷彩に覆われる事がよくわかります。





枯れ草地帯等、茶系の地形に良く溶け込む迷彩柄です。



  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(2)装備:中国軍