2016年02月20日

コンバットシリーズ ~ 九七式手榴弾 (マイクロエース・模型)






「撃ちてし止まむ」

九七式手榴弾は、日本陸海軍で最も使用された主力手榴弾です。






今回、マイクロエースから発売されている実物大模型「コンバットシリーズ」の、「九七式手榴弾」を作ってみました。






この九七式手榴弾は、オールプラスチック製なので強度は低いですが、さすがに模型なので、外見はリアルに出来ています。






部品点数も少なく、組み立てるだけならあっという間に片付くお手軽さです。






この製品を作るのは2度目で、20数年ぶりになります。

以前は組立説明書の塗装指示どおりに作りましたが、今回は実物を参考に塗装してみました。






九七式手榴弾は、各国軍手榴弾の中でも小ぶりで、手のひらにすっぽり納まるコンパクトさです。

より新型の九九式手榴弾では、更に一回りほど小型になりますが、当時の日本兵の投擲力に合わせた結果だそうです。






安全ピンを抜いた状態です。

信管の周囲には、実弾を意味する赤色塗装をしてみました。

本体は塗装指示だと黒鉄色ですが、実物らしさを重視してモデルガン塗料のブラックスチールで塗装しました。






信管は実物通りに可動します。

安全ピンを抜いて信管カバーを強く叩くと着火する仕組みですが、実際にやると割れる(プラ製ですから…)ので、自重しております。






信管のカバーを外した状態です。

なお、信管カバーの形状は実物とちょっと違います。

また、模型では綿紐が付属していますが、実物では麻紐が使われています。






信管の中の撃針です。

中にはスプリングが内蔵されており、実物通り可動します。






手に持ってみると、手榴弾のコンパクトさが良く分ります。

実戦では一人当たり2個支給され、通常は雑嚢に収納しておき、戦闘が予想される状況では軍袴(ズボン)の左右の物入れ(ポケット)に入れておいたそうです。

ただ、扱いにくかったようで、のちに個人や部隊単位で手榴弾袋を製作し、帯革(装備ベルト)に括りつけたりするようになりました。






【手榴弾の投擲手順①】
まず、手榴弾の安全ピンに結んである麻紐を口に咥え、引き抜きます。






【手榴弾の投擲手順②】
次に、手榴弾の信管を硬い物に強く叩き付けて発火させます。

これは鉄帽を利用する方法です。






【手榴弾の投擲手順③】
こちらは編上靴のかかとを利用する方法です。






【手榴弾の投擲手順④】
信管が発火すると、燃焼ガスが勢い良く噴出すので、やけどしない様に速やかに投擲します。

九七式手榴弾の遅延信管は約4秒で爆発します。

爆発時の威力は米軍のMK2などと比べるとだいぶ低かったようで、手榴弾で自決を試みたものの、死にきれなかったという話もしばしば聞かれるほどです。




  

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2015年12月12日

日本陸軍 小銃射撃姿勢




日本陸軍の小銃射撃姿勢です。
できるだけ教本に忠実になるよう心がけて姿勢をとってみました。
まずは「立射(たちうち)」







「膝射(ひざうち)」
この姿勢のまま銃を構えず、右手で小銃を立てて置く待機姿勢を「折敷(おりしき)」と呼びます。







「伏射(ふせうち)」
最も被弾面積が少なく、射撃姿勢も安定するので命中率が上がります。





「対空射撃・逆射(さかうち)」
九九式小銃には対空射撃用の専用サイトが付属しており、航空機への対処を考えていた事が伺えます。
勿論、一人で撃ったところでたいした効果もなく、分隊・小隊単位での一斉射撃を考慮していた物と思われます。



  

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2015年12月05日

毛布の如き羅紗の厚み ~ 日本陸軍 九八式冬衣&三式冬衣袴 (実物)




日本陸軍の九八式軍衣(冬衣)です。







九八式は夏衣(コットン製)と冬衣(ウール製)と代用冬衣(綿入りコットン製)がありますが、これは羅紗(ウール)製の冬用制式軍服です。







裏地は白綿製です。
裏面のタグから、昭和16年製とわかります。
サイズは6号で、日本軍服では最小サイズかと思われ、実際の着用は無理でした。







こちらは三式軍衣(冬衣)です。
実際に着用できるサイズの物をと考え、購入した物です。







九八式と三式は外見上の違いは殆どありません。
主に、サイズの種類を少なくしたのと、階級章の変更が両者の違いといえます。







裏地は九八式同様、白綿地でできています。かなり広い面につかわれており、前あわせの内側は国防色綿地にするなど、凝った作りとなっています。







タグにより、昭和19年製とわかります。
サイズは中号です。
九八式では1号~6号まで六種類ありましたが、三式では大・中・小号の三種類に簡略化されました。







襟周りです。
開襟した際の迷彩効果を考慮してか、前あわせ部分のみ国防色綿地が使われています。
画像では襟布を縫い付けてあります。
階級章は上等兵で、大戦中期以降に普及した織り出し式の実物です。







軍衣の内側には本来は包帯収納用ポケットがありますが、本品では切り取られています。
(その分、安く購入できたわけですが)







三式軍衣はポケットが4つあり、下のポケットはボタン無しの蓋のみの作りです。







ポケットの中は白綿地、蓋の裏側は国防色綿地となっており、丁寧な作りです。







日本陸軍の軍衣は夏・冬とも、剣吊りが付いています。
装備着用時には、ここに銃剣を固定するので腰周りが安定します。







脇の部分は、夏衣では通気孔が空けられていましたが、冬衣では完全に縫い付けられて隙間はありません。







三式冬袴です。







夏袴同様、乗馬ズボン型になっています。







腰紐は若干光沢を帯びており、スフやレーヨンなどの合成繊維かもしれません。







前あわせ部分です。
一番上のボタンは木製です。







以下のボタンは樹脂製ですが、当時そのままか、後付けされた物かは知識不足でわかりません。
冬袴の内側も白綿地で内張りされています。







冬衣と冬袴は別々に購入した物ですが、タグを見るとこちらも昭和19年製の中号サイズです。







冬袴の裾は紐で縛るように出来ています。







三式冬軍衣袴の着装状態です。







生地が分厚い羅紗製なので、着用した姿はどっしりした雰囲気になります。







羅紗製なので、略帽とも素材感が合うので、敬礼も格好良く決まります。







基本装備を着装した状態です。







冬衣には覆いの付かない素の状態の鉄帽が良く似合うと思います。







鉄帽を被った状態です。
武装は九九式小銃に着剣してあります。







通常サバゲーでは自衛隊のOD軍手を使っていますが、コス写真の時は旧軍仕様の白軍手がやはりしっくりきますね。



  

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2015年08月15日

日本陸軍 昭五式/九四式水筒 (実物)


日本陸軍の昭五式水筒です。
九四式水筒とも呼ばれますが、一部個体に「九四式」の刻印があることから付けられた俗称だそうで、正式名称はあくまで「昭五式」です。





私所有の物は追い紐部分に部隊名・所有社名の書かれた布が縫い付けられていたり、水筒本体に所有者の名前が彫られていたりと、非常に使用感のある一品です。





昭五式水筒には大別して三種類あって、おのおの「伊号」「呂号」「波号」となります。
「伊号」は、水筒の口栓の留め具が革ベルト製のもので追い紐のサイズ調節を金具で行う物。
「呂号」は、水筒の口栓の留め具が板紐製で、負い紐のサイズ調整を金具で行う物。
「波号」は、呂号と同じ仕様ながら、負い紐の調節部分が布製となった物。
よって、私所有の物は「昭五式呂号水筒」という事になります。





口栓の開け閉めについては、革ベルトとバックルで行う伊号よりは、紐で結ぶ呂号のほうが、扱い易そうに感じます。





口栓はコルク製です。
昭五式水筒だと、他にも木栓やゴム栓のものもあります。





飲み口は綺麗に成型されており、飲みやすそうです。
中の状態は悪くないので水を入れてみたのですが、私の所有個体のコルクは劣化・縮小してすかすかなので、水が漏れ放題で実用は無理です。





負い紐の調節金具はアルミ製のようです。
こういった小部品さえも、末期になると物資節約のために省略されていきます。





負い紐に縫い付けられた名札です。
こういう部分をみると、現実に戦争で使われていた生々しさを実感します。





水筒本体はアルミ製です。
容量は、旧型水筒の約0.6リットルに対し、約1リットルと増量されています。





身体に触れる側の裏側は平らに作られており、背負った際の座りもよく、高品質の水筒です。





水筒には所有者と思われる名前と恐らくは家紋と思われる模様が、塗装をはがず形で彫りこまれています。
このあたりも、実際に使用されていたことを実感させてくれる点です。
官給品である水筒にこういった加工が施せるという事から、所有者は相応の階級の猛者だったのだろうと想像できますね。



  

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2014年11月22日

日本軍のピストルランヤード ~ 懸紐 (複製品)






☆日本軍 拳銃用 懸紐(ランヤード)


日本軍の拳銃は、陸海軍・将校下士官兵を問わず、基本的には全てランヤード付きで所持していました。

日本軍ではランヤードを「懸紐」と表記します。(読みは「けんちゅう」)












☆ランヤードリング部分


拳銃の脱落・紛失防止の為のランヤードは各国軍で採用されており、ランヤードを取り付けるための金具が大抵の軍用拳銃にはつきものです。

ただ、徹底して標準装備にしている軍隊は、日本軍の他にはあまり印象がありませんね。












☆付属の引っ張り紐が便利です


最初期の懸紐は明治期に採用された二十六年式拳銃用の物で、濃紺色だったそうですが、やがてカーキ色に変わっていきました。

軍服の色が濃紺色から茶褐色に移り変わっていくのに合わせて変更されたのでしょう。

この製品には拳銃のランヤードリングに通す際に引っ張れるようにタコ糸が付属しています。

ちょっとした気遣いが好印象ですね。












☆白色と国防色の懸紐の違い


日本軍のピストルランヤードの複製品は複数のメーカーから製造販売されており、その多くは生成りの白色綿製ですが、実際の日本軍では白色懸紐は使われていないようです。

画像の白色懸紐は中田商店製で、忠実複製品と比べると色味の違いの他、若干径が細めで素材も柔らかめです。












☆懸紐・游環部分


購入店の説明によると、はじめは緑色の強い懸紐が、使用するにつれてだんだんと退色していく物らしいですが、さすがに生成り程には色落ちはしないでしょうね。

懸紐の紐調整用に各部に革製の游環が付いています。

両複製品で少し形状が異なるのが面白いです。












☆画像上:忠実複製品 画像下:中田商店製


両者を比較してみると、時代考証に徹底して忠実でありたいなら、カーキ色の忠実複製品一択ですね。

ただ、軍装にあわせて見たときカーキの服地に白色が映えて格好良いので、私は気分にあわせて白色懸紐も併用しています。(入手しやすく価格も安価ですからね)

同じ理由で、私は九八式や三式軍衣の襟布も白色綿布で自作した物を愛用しています。

史実は事実として認識しつつ、個人のセンス・美意識に基づく小アレンジを加えて着こなすのも着装趣味の楽しみ方かと思います。(以上、余談でしたw)




  

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2014年11月01日

ゴボウ剣は皇軍の証 ~ 三十年式銃剣 (実物合法品)





☆皇軍と銃剣


日本陸軍のほぼ全ての将兵が手にした事のある三十年式銃剣、日本軍コスをこよなく愛する私も当然所有しております。

wikipedia調べでは推定される総生産数840万振、一説によると、世界で最も大量に製造された銃剣だそうです。












☆三十年式銃剣・実物合法品


三十年式銃剣は、かつて購入したモデルガンのおまけや、弾薬ごうの付属品やらで、都合三振りほど所有していました。

ただ、その内の一振りはゲーム中に紛失してしまい、現在は前期型と後期型の二振りのみが手元に残っています。

三十年式銃剣は、明治三十年採用の三十年式小銃用に開発されて以来、昭和二十年の終戦に至るまで生産され続けました。

日本軍の小火器が、基本的に全て三十年式銃剣との互換性を擁して居た事が理由ですが、生産期間が長期にわたる為、細部の形状にも様々な変化が見られます。












☆三十年式銃剣・中期型


この銃剣は形状的に中期型に当たります。

柄の部分が、初期型は全体に丸みを帯びていますが、中期以降のものは角ばっています。

そして鍔が湾曲しているのも特徴です。

私の日本軍兵士のイメージは、この鍔の曲がった銃剣に尽きますね。












☆切断合法品


この銃剣は、剣身が根元から切断してある合法品です。

鞘から抜かない限りは外見上問題ないと言えますが、鞘へ差し込む部分がいささか短すぎ、ツタに引っ掛けるなどして、抜け落ちてしまう事があるのが欠点です。

実際、私はサバイバルゲーム中に一振り紛失してしまいました。(現在は鞘だけが手元に残っています)












☆三十年式銃剣・後期型


こちらは後期型です。

唾が湾曲処理されておらず、真っ直ぐで短めにカットしてあるので、それまでの銃剣と比べると随分と印象が異なりますが、本体部分は殆ど変化はありません。

単純に、製造工程の簡略化が目的の形状変更でしょう。












☆模造刀身溶接品


こちらは真鍮製の模造剣身を溶接した、合法銃剣です。

現在はウィンドラス製やKTW製をはじめ、模造複製品が流通しておりますが、昔はこういった模造再生品しか選択肢がありませんでした。











☆接合部アップ


この銃剣、模造刀身と実物銃剣との接合処理が割といい加減で、溶接面がくっきり残っている上、剣身のメッキがテカテカし過ぎの感がありますね。(本当は剣身も黒染めの方がリアルなんですケドね)












☆九九式小銃・着剣状態


日本軍の主力小銃である三八式歩兵銃に三十年式銃剣を着剣すると、その全長は166㎝にもなり、戦時中の日本男児の平均身長を超える長槍と化します。

画像は短銃身の九九式小銃ですが、それでも銃剣の長さが際立って見えます。












☆吶喊!


着剣した小銃は日本刀のような外見とも相まって、”大和魂”という言葉を彷彿とさせます。











☆合法銃剣の有効利用(w


※今回、着剣しているのはブログ素材の撮影用であり、実際のゲームでは着剣はしておりませんし、ゲームフィールドでは鞘から銃剣を抜き出す事はありません。念のため追記させていただきます。





余談ですが、30年式銃剣は映画撮影用の小道具としてもメジャーな存在のためか、手持ちナイフの小道具として戦争映画のみならず、映画・ドラマでその活躍を目にする事が少なくありません。

私は特撮番組「快傑ズバット」でダッカー戦闘員が振り回しているのを見て思わず笑ってしまいました。




  

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2014年10月25日

日本陸軍 旧式水筒 (再生品)






☆独特な形の旧式水筒


日本陸軍で明治30年(1897年)から使われていた水筒です。

水筒本体はアルミ製で、革紐でたすき掛けして携行します。

明治期には黒塗装でしたが、のちに軍服の色の変遷に合わせ国防色(カーキ系)に変更されました。

昭和5年(1930年)には、新型の「九四式水筒」が登場しますが、その後も負革をコットン製に替えた物が並行して使われていました。












☆水筒本体は実物中古並品


旧式水筒の複製品は、今まで見たことがありません。

水筒の実物は、決して多くはないですが、流通しています。

その多くはストラップを欠損しているか、あっても状態の悪いものが殆どです。

さいわい負革の複製品は存在するので、着装に際しては両者を組み合わせて再生可能です。












☆実物と複製品のハイブリッド


実物中古の水筒本体と、中田商店製負革を組み合わせています。

複製負革はサイズも正確で、しっかり組み合わせられます。












☆時代相応のレトロな造りです


特徴は徳利のような細長い形状です。

全体の印象は筒状で、のちの丸みを帯びた水筒とは随分と印象が異なりますが、もっぱら技術的な理由によるもののようです。(楕円形状を大量生産する能力が無かった)












☆蓋は革紐で押さえて留めます


蓋はコルク栓式で、時代相応の造りと言えます。

ゴム栓に比べると劣化していることが多く、実用はしないほうが賢明でしょう。















☆中田商店製負革


負革は複製品ですが、再現度は高いと思います。
















☆負革


茶革製の肩紐は幅が細めで、蓋の固定にも使われます。

発汗と水筒の水で濡れる事もあり、この細い負革では耐久性に不安が残ります。

当時の実物が、軒並み保存状態に難アリなのも納得できる仕様です。












☆旧式水筒の複製品は見かけないので貴重です


水筒本体、複製負革と地道に揃えていった一品ですが、もっぱら軍事予算の都合で陸軍旧式装備の調達を断念した為、現在は手放してしまいました。



  

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2014年09月27日

外せない小物 ~ 小銃油缶 (中田商店製・再生品?)








これは日本軍歩兵の装備する弾薬盒の付属品、小銃油缶です。














小銃油缶とは、銃器手入れに使う機械油を入れる缶で、蓋の部分に油差し棒が付いており、実用の際には先端にウェスを結びつけておいて、油を塗るのに使います。














後盒(こうごう)の側面にある油缶入れが空っぽでは、剣差しに銃剣が吊られていないに等しい不完全ぶりですから、日本軍装備愛好者には外せない小物と言えます。














中田商店で販売されていた物で、金属製の瓶の内側は錆び付いており、外装の塗膜が分厚いので、実物をリペイントして、新造した蓋を付け足した再生品じゃないかな~?と思いますが、確証はありません。




  

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2014年08月16日

日本陸軍 防暑略衣 (実物放出品)






☆防暑略衣・正面


今回紹介するのは日本陸軍の防暑略衣です。

開襟・半袖の熱帯向け装備で、南太平洋の島嶼地域で多用された被服です。












☆防暑略衣・背面


服の作りは防暑襦袢と同様、夏衣と共生地で作られた襟と脇の通風構造が特徴です。

半袖はかなり短い印象です。












☆防暑袴下・正面


袴下(ズボン)は実用性を考えて防暑襦袢と対になる長袴(長ズボン)を組み合わせています。

本来なら防暑略衣には半袴(半ズボン)が対になるものですが、実際の戦場でも半袴はもっぱら後方地域で使われていました。












☆防暑袴下・背面


後ろを見ると、尻ポケットが2つ設けてあります。

その他の物入れの類はありません。












☆尻ポケット付近


本来、袴下は下着類なので短袴の下に履くものですが、防暑袴下は避暑目的で着用するため、袴下自体にズボンとしての機能を持たせるような配慮が見て取れます。












☆日本陸軍歩兵・南方装備


当時は選択肢が実物しか無かったのでサバイバルゲームでも着用していました。

日本陸軍の実物襦袢類は、生地が薄くて柔らかく涼しいのは良いのですが、耐久性にも乏しい為、現在は中田商店製の複製品を愛用しています。(こっちは生地が厚めで頑丈ですので)












☆日本陸軍歩兵・立撃


実際に着用してみて思いましたが、半袖は戦闘向きではないですね。

サバイバルゲーム視点で言うと被弾時に痛い思いをする他、ブッシュを移動しただけで腕じゅう傷だらけ、おまけに赤く日焼けまで被ってしまいました。(じきに慣れて気にならなくなりましたがw)












☆日本陸軍歩兵・膝撃


半袖を着用した日本兵の姿は、タミヤ模型の「日本陸軍歩兵セット」を彷彿とさせます。(大西画伯の描いた箱絵が格好良すぎ!)












☆日本陸軍歩兵・伏撃


今回のブログの写真は大昔に撮った物で、中田商店で購入した九九式小銃のモデルガンを手にしています。

この当時は小銃はもとより、日本軍の銃器で弾の出るトイガンは東京マルイのエアコッキングハンドガン「南部十四年式」だけでした。

HOPシステムも付いていない十四年式拳銃を手に悪戦苦闘していた当時を思えば、今は皇軍鯖ゲーマーには夢の時代ですね。予算さえあれば軽機や擲弾筒まで手に入るんですから!(私にゃその予算が無い・・・)












☆やっぱり火力が欲しいので・・・


で、まぁさすがに拳銃では非力すぎてゲームが楽しめないので、「想定鹵獲軽機関銃」と称してRPKをメインウェポンにしたりもしてましたw

このRPKも、これはこれでAK-47を自作改造した物だったりするのですが、十一年式軽機並に色々と問題児でありました。



  

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2013年08月24日

日本軍 小銃用 銃口蓋 (複製品)






☆銃口蓋


銃口蓋(じゅうこうがい)とは、読んで字のごとくマズルキャップのことですね。

日本軍が国産小銃を生産・配備していた初期の頃、射撃時に銃身が破裂する事故が頻発し、その原因究明の結果、銃身内に異物が混入するのを防ぐため、射撃時以外は常に銃口に蓋をするという対策が取られたのが銃口蓋採用の経緯です。












☆銃口蓋・装着状況1


実のところ、常に銃口蓋を装着することで、異物混入が防げる一方、北満などの厳寒地では温度差から発生する結露によって、銃身内に錆が生じる悪循環も生んだと聞きます。

「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉を思い出しますね。












☆銃口蓋・装着状況2


銃口からの異物混入を防ぐ便利グッズである一方、新兵にとっては、ひとたび紛失すれば発見するまで捜索しなければならない厄介な代物でもあります。

光人社文庫や戦争映画(特に戦後間もない時期の)で描かれる、いわゆる内務班ネタを見聞きした日本軍マニアな私にとっては、歩兵銃の菊の刻印と共に、陰湿な初年兵いじめに繋がる負のイメージもあります。

この銃口蓋、無くしたら大変な「天皇陛下からの賜り物」でありますが、市井の軍装品店で容易に購入できたそうです。

あらかじめそういう店で「員数外」を調達しておいて「状況」に備えるのが古兵の嗜みだったりするんでしょうね。












☆銃口蓋・上部


さて、前説が長くなってしまいましたが、今回紹介の銃口蓋はネットオークション経由で入手した複製品です。

銃口蓋には真鍮製やベークライト製、セルロイド製など素材・形状にいくつも種類があるそうですが、このアイテムは樹脂製の物を再現したらしく、素材はプラスチックです。












☆銃口蓋・内部


単なる一体成型品ではなく、内部にバネが仕込んで有る凝った作りになっています。

実物を手にしたことがないので断定はできませんが、かなり忠実な複製品ではないかと思われます。












①銃口蓋を銃口に被せて、




②押し込みながら、ひねります




☆バネのテンションで固定されます
















☆銃口蓋・使用状況


私の参加しているサバイバルゲームでは、ゲーム開始直前までマズルキャップや手袋等で銃口を塞いでおくのがレギュレーションで定められています。

なので、銃口蓋は便利なアイテムで、フィールドでは大変重宝しております。



  

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2013年06月15日

日本軍小銃用負革 スリングベルト (海外製&中田商店製・複製品)






☆三八式歩兵銃(中田商店製スリング付)


今回は、日本軍小銃用スリングベルトの複製品を2点紹介します。

日本軍のスリングベルトは、一般に「負革」と表現されます。

ちょっと曖昧なのが読み方で、人によって「おいかく」「ふかく」など幅があります。

軍隊での正確な呼称が気になるところです。












☆負革のつくりなど(画像は中田商店製 複製品)


日本軍小銃負革には、大別して三八式用と、より幅の広い九九式用がありますが、とりあえず三八式用を購入すれば、どちらにも使えます。

また、物資節約のため、時代が新しくなるにつれて、ゴム引布製や、さらに末期にはコットンウェッブ製も登場するようです。

現在最も安定して入手し易いものは、モデルガンメーカー・タナカ製のスリングベルトですが、これは後述する中田商店製と同じく、実物とちょっと形状が異なります。

ありがたい事に、最近は主にネットオークションで、海外製の忠実複製品が出品されていますので、考証に拘る方には、そちらを物色してみるのをお薦めします。







☆海外製 複製品


画像のものはネットオークションで入手した物です。

一口に海外製といっても、価格・形状など様々なので、あらかじめ実物の形状などの知識を得た上で良いものを物色するのがポイントですね。(アメリカ製の実銃用レプリカ等には、形状が全く異なる物もあるので)

その点、私の入手したアイテムは、「当たり」のようです。







☆つづみ釦は真鍮製


スリングの前部端末は、スリングスイベルに通して折り曲げ、革の切れ込みにつづみ釦をはめて固定します。

革の厚みと硬さがきつく、つづみ釦を通すのは一苦労ですが、そのぶん一旦装着してしまえばまず外れる事はありません。







☆バックルでサイズ調整可能


スリングの後部にはバックルがあり、サイズを調整する事ができます。

野戦においては、あらかじめ最適位置に調整しておくのが基本。

必要に応じて微調整するには少し面倒な構造です。







☆スリング末端処理の様子


日本軍の小銃負革の特徴として、スリングの末端を折り曲げるのみで、特に縫い付けやボタン止めなどで固定しない事があげられます。

はじめにこの構造を知った時には割と驚いたものですが、バックルによる固定と負革自体に適度に摩擦圧力がかかるので外れる事はありません。

なかなかによくできた造りだと思いますが、過去多くの複製品ではこの部分を忠実に再現していませんでした。












☆中田商店製 複製品


一方、こちらは中田商店製の複製品です。

今を遡ること10数年前、まだ中田商店の複製日本軍装品が豊富にラインナップされていた頃に購入したものです。(中田商店も、今では在庫切れが多くて・・・涙)

画像の負革は、流通価格が1,800円という手頃な価格と、他に選択肢がない状況から、何の疑問もなく購入・愛用していました。(実物と形状が異なる事を知ったのは割と最近の事です)







☆つづみボタン付近


中田商店製負革も、前部はつづみボタンで固定します。

ボタンは真鍮製で、エッジが立ってかくばっており、特に硬質な印象を受けます。







☆金具付近は縫い付けられています


実物や忠実複製品と異なり、ベルト端末はがっちり縫製されています。

正確ではありませんが、結果的に使い勝手は良かったりします。(銃への脱着はこちらのほうが楽です)

とはいえ、形が違うのを知ってしまった以上、気になってしようがないので、現在は海外製に取り替えてしまいました。







☆遊環は2個付いています


游環は2箇所あり、折り返し部分の遊び部分を極力抑えるようにしてあります。

このあたりも、忠実複製品より便利な部分です。







☆長年使い込んだ風合い


形状が正確ではないため取り替えてしまったこの負革ですが、手入れをしながら長く愛用していた分、革の質感は良い風合いになっております。(もう使わないだろうけど・・・)




  

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2013年06月02日

日本陸軍のガスマスク (・・・と同型の民生品)



☆九九式被甲嚢&被甲(代用民生品)


第一次世界大戦以来、各国軍では化学兵器に対する備えが必須となり、個人装備にガスマスクが常備されるようになりましたが、日本軍も例外ではなく、多くの戦場において雑嚢・水筒・鉄兜と同じ位ガスマスクを携行する姿が見られます。

近年の戦争映画や終戦ドラマでは大抵存在を無視されていますが、「兵隊やくざ」等の古い時代の作品ではしっかり被甲嚢を装備しています。












☆防空用防毒面・団用一号甲型


軍用実物は保存状態の良いものは高価かつ希少で手が出ません(もったいなくていじれない)が、戦時中に市販されていた民生品は比較的保存状態の良いものが、わりあい多く流通しています。

民生品として製造・販売されていた防空防毒面には、フィルター直結型の「十二年型市民防毒面家庭用」、本体が綿布製の「十六年式防空用防毒面」、以前紹介した「十七年式防空用防毒面」等、多数存在しますが、今回紹介する物は「防空用防毒面・団用一号甲型」で、外見は陸軍の被甲(ガスマスク)とほぼ同型で、当時品としては価格も手頃なため、代用品として入手しました。

この防毒面は、他の民生品と比べると作りが格段に違います。

これは推測ですが、製造は軍用向けと同じ製造ラインじゃないでしょうか。

恐らく、吸収缶の中身に軍用・民間用で違いがありそうです。












☆目硝子(レンズ)


レンズの状態はヒビ割れもなく概ね良好です。

航空眼鏡のようにゼラチン質をアクリル板で挟んでいるのか、内部が少し劣化したような部分があります。
















☆ストラップは5点支持


旋毛板(ヘッドレスト)は本体同様ゴム引布製で、締紐(ヘッドストラップ)はゴムを布で覆った物で、時代相応にくたびれてはいるものの、着装可能な程度の柔軟さは残っています。

また、金具類は総じて茶褐色に塗装されています。












☆覆面・裏面


覆面(面体)は表側はゴム引き布と思われる繊維的な質感ですが、裏面はゴムそのもの。

軍用品は裏面の構造が民生品とちょっと異なるようです。












☆排気弁


排気弁は金属製(おそらく鉄製)で茶褐色塗装されています。

現物は塗装もよく残っており、錆も無く良好な状態です。














☆吸収缶


ある意味、最も重要な部品である吸収缶です。

まさに中身の詰まった「缶」そのもので、割とずっしりくる重量感があります。

本体は茶褐色塗装されていますが、ほかにも無塗装銀色や濃緑色などのバリエーションがあるみたいです。












☆吸収缶・ラベル


吸収缶本体には紙ラベルが貼られており、一目で民生品とわかります。

「内務省検定済」の名称に時代を感じますね。












☆吸収缶・連結位置


吸収缶と連結管は止め金具で固定します。

常に止め具で押さえ込むテンションが掛かっているので、外れるような事はないでしょう。












☆連結止め具


止め具は破損もなく、現在でも充分に可動します。

結んである輪ゴムの状態が大変よく、現代の輪ゴムと同じ作りなのが地味に感動です。












☆面体・連結位置


一方、面体と連結管はボトルキャップのように締め込み固定です。

軍用品では、この部分の密閉処理がもっと徹底しているようです。














☆吸収缶・吸排気弁


吸収缶の底には吸排気弁があり、ゴム栓が付属しています。

全体に保存状態の良い個体ですが、さすがに吸収缶内部のフィルターは経年劣化や保存状態が不安ですね。

外から見る限りではフィルターの素材や構造は知る由もありませんが、ネットで見聞した情報によると火災時に使用すると科学反応で吸収缶がひどく加熱するそうです。














☆陸軍九九式被甲嚢


日本陸軍の被甲(ガスマスク)には、大別して九五式と九九式の二種類がありますが、主にフィルターの濾過能力に差があるようで、ガスマスク本体の形状は同一のようです。

それぞれ専用の被甲嚢(ガスバスクバッグ)も作られており、若干細部が異なります。

この九九式被甲嚢は海外製の複製品になります。












☆被甲嚢・負紐(携行時)


☆被甲嚢・負紐(使用時)


被甲嚢の負紐は素材・質感とも雑嚢の物とよく似ています。

通常は、たすき掛けで携行しますが、使用時には負い紐の根元の丸ボタンを使い、素早く負紐を短くできます。












☆被甲嚢・腰紐


たすき掛けした被甲嚢を、この腰紐で腰周りに結わえ、バタつかないように固定します。

紐自体はただの切り飛ばした板紐で、金具類はもとから一切ありません。
















☆被甲嚢・内部


被甲嚢の中も付属品収納ポケット等がよく再現されています。

吸収缶収納位置内部には、底の部分に吸排気スペース確保用の下駄が縫い付けてあります。












☆被甲嚢・収納状況


日本陸軍の被甲嚢は、諸外国の同種のバッグと比べてもコンパクトに出来ており、携行するには便利ですが、少々窮屈なようで、防毒面の収納には苦労します。

綺麗に収納するにはコツがいるようで、うまく位置決めしないと蓋も締まらず、そうでなくても防毒面自体が年代物なので、ゴム引き素材が破損しないよう取り扱いには特に気を使います。












☆被甲嚢・携行位置


通常携帯する際の被甲嚢の位置です。

右肩から左腰に向けて負紐でたすき掛けし、腰紐で固定します。

ソ連軍や東欧各国軍と同様の携行方法ですが、日本軍の被甲嚢は殊更コンパクトに出来ているので、割合邪魔に感じることはありません。












☆被甲嚢・状況位置


ガス攻撃が想定される状況での位置です。

まず被甲嚢の負紐を短い状態に調整しておき、首から胸に掛け、腰紐で固定します。

前述のソ連軍等と違いホースの連結距離が胸から口元までと短くて済むため、取り回しは良いです。
















☆民生品オリジナルの収納袋


民生品の収納袋です。

基本的な構造は軍用品と同様のつくりですが、若干簡略化されたような印象です。

戦時中の実物だけあって、素材や色味・縫製など非常に良い風合いです。














☆軍用品とサイズもほぼ同じ


収納袋の寸法も軍用品とほぼ同型で、やはり防毒面の収納はキツキツです。

コレクション保管時には、袋に入れない方が賢明でしょうね。














☆軍用品との違い


軍用の被甲嚢との最大の違いは、吸収缶の吸排気口付近です。

軍用品では下駄を履かせて空気の通り道を確保していましたが、民生品では直接袋に穴を開けて対処しています。

軍用品ほど過酷な環境で酷使されない民生品ならではの作りですね。











☆「状況、瓦斯!」

被甲着装状態です。

経年劣化のせいか防毒面のレンズが急速に結露してしまい、装着して10秒もしないうちに曇りで視界が遮られてしまいます。

コスプレ撮影ならともかく、実戦(サバゲー)での使用は無理そうです・・・。












☆着装状況・正面




☆着装状況・側面


くたびれた面体をいたわりながら装着しているため、かなり緩めに被っています。

実際には、もっとストラップを締め込んで密着させないとガスにやられてしまうでしょうね。












☆行軍時の着装位置・その1


被甲嚢の携行の様子です。

正規の携行位置になるよう意識してみました。

行軍時には特に問題ありませんが、匍匐前進などの戦闘行動では取り回しが悪いのが気になります。












☆行軍時の着想位置・その2


戦場写真などで確認できますが、被甲嚢は実戦場では行動の邪魔にならない位置に携行していたようで、画像のように後ろ側にどかしている様子もよく見られます。


















☆被甲着装時の射撃姿勢


状況瓦斯を想定した戦闘状況です。

吸収缶が独立している隔離型のおかげで、小銃の頬付け射撃も難なく出来ます。

また、被甲嚢は胸掛け式の携行により、脇周辺がフリーになるので取り回しも楽です。

実際に着装して動いてみると、日本陸軍の創意工夫ぶりが実感できます。












☆民生品ですが貴重なコレクションです


サバイバルゲーム的な意味では実用性は希薄ですが、軍装コレクターとしては外せない一品と言えましょう。

結果的に、バッグの詰め物としては神経を使いすぎるアイテムになってしまいましたが、貴重なコレクションですので、いたわりながら愛蔵していこうと思います。




  

Posted by らんたろー at 15:00Comments(9)装備:日本軍

2013年05月25日

銃後の守りに思いを馳せて ~ 日本民間用 十七年式防空用防毒面



☆十七年式防空用防毒面


これは、戦時中に空襲に備えて民間向けに製造、支給されていた「十七年式防空用防毒面」です。

多くの家庭で常備されていたらしく、現在でも多数現存しております。

民生品らしく、ミリタリーサープラス業界よりも、古物商や蚤の市などで見かける事のおおい一品です。









☆経年劣化が激しく、保存状態は悪いです


私が所有のものは、友人を介して譲り受けたものですが、状態はだいぶ傷んでおり、全体がヒビ割れている上、ゴムが溶け出しているので下手に触るのもためらわれます。

当然着用は不可能ですし、どのみち合わせる服もありませんが、時代の資料としては充分得るものはあります。

全体に造りは大変簡素で、全国民に行き渡らせるべく生産性を重視したのがよくわかります。







☆厚紙製の筒に収納します


携帯用のバッグ等はなく、ボール紙でできた筒に収納して保管するようです。

長期間、収納したままになっていた為か、着装できるほどの柔軟性は、残念ながら残っていません。







☆フィルター部に商品名が記載されています


本体には「十七年式防空用防毒面」との記載があり、このアイテムが空襲に備えて用意されたものであることが確認できます。

十七年式ということは、おそらく昭和17年制式ということでしょう。

陸海軍の制式名称基準とは異なることからも、民間向けの製品とわかりますね。







☆面体ストラップ金具


装着時に締めるストラップは本体が面体と同じゴム製で、基部は綿布、調整金具は樹脂製です。

非常に簡素な作りであり、新品の状態でも、あまり厳密な気密性は期待できないでしょう。







☆給排気口の蓋(紐付き)


吸気口には蓋が付属しています。この蓋は、現代のプラスチック樹脂と質感はほとんど変わりません。







☆申し訳程度の厚みのフィルター部分


フィルターの性能は不明ですが、見た感じでも、あまり高い性能は期待できない印象です。

火災時に発生する有毒ガスを防ぐのが目的でしょうから、活性炭が詰められていたりするのかな?と思いますが、分解して中身を調べるのはさすがにもったいないですね。







☆民間人にとっての「戦争」を感じさせる一品です


もう少し状態がよければ、資料用に着装状態も記録できたのですが、とても実用出来そうな状態ではありませんでした。

全体に極めて簡素な作りの防毒マスクですが、こんな頼りないアイテムに命を託さざるを得ない現実を生きた日本人が数多くいたのも事実です。

実際に当時の物を手にとって眺めていると、かつての日本に思いを馳せる事しきりです。

以上、ミリタリーコレクションというよりも、郷土資料館の展示物が似合いそうな一品の紹介でした。



  

Posted by らんたろー at 14:07Comments(2)装備:日本軍

2013年01月20日

気分は本土決戦! 戦時夏衣 (決戦服)



☆決戦服・表


この服は、昭和二十年に制定された、戦時省略型の軍服です。

生地の質感や縫製が劣悪な上にボタンも木製とあって、ひたすら哀愁漂うアイテムです。
(末期戦好きにはたまらん物がありますw)







☆決戦服・裏


購入時、「元々ポケットひとつの仕様ですよ。」と説明されましたが、どうみても剥がした跡があるんですが…(汗)

後に軍装資料にて、2ポケットである事を確認しました。

「やっぱ仕様じゃねぇじゃん…。」







☆末期の日本陸軍歩兵(推定・昭和二十一年頃)


戦争が長引いていたら、昭和二十一年以降の新兵に支給されていたかもしれませんが、本格的には使われていないようです。
(せいぜい数例の着用例が確認できるかどうか程度らしい)

また、あくまで代用品として使っても良し!という通達がなされただけで、在庫がある限りは、新兵には原則として従来の軍服が支給されます。






☆襟のアップ


実際に袖を通して見ると、末期のジリ貧ぶりが実感できます。
素材は、戦争末期に多用された桑の木の皮製と思われ、重くゴワゴワした肌触りで、お世辞にも着心地の良い布ではありません。

決戦服には、夏服・冬服の二種類があり、冬服の方は剣吊りがついていますが、私の所有のこの夏服にはありませんでした。
欠落したのか、もともと付いていないのかは、残念ながら知識不足でわかりません…。







☆国民服・甲/乙


ちなみに、昭和二十年特例で、国民服を軍服の代用とする旨の通達がなされました。

戦時服と比べたら民間の国民服の方がまだ軍服らしく見えますね。




  

Posted by らんたろー at 19:25Comments(4)装備:日本軍

2009年10月28日

日本陸軍・軍隊手帳 (複製品)









この軍隊手帳は、旧日本軍の全兵士が所持していた物です。認識票と同様、各国の軍隊でも同様の物が存在するようです(ドイツ軍の“ゾルトブーフ”など)






☆軍隊手帳・複製品

私が所有しているコレは、現在製造されている複製品です。購入時は蓋の部分にベルクロの小片が貼り付けてありましたが、流石に時代感無視しすぎだろうと、早々に剥がしてしまいました。






☆実物では経歴等が記入されている頁

この軍隊手帳を購入してから随分経ちますが、現在ではネット・オークションでのアンティーク品の売買も一般化し、軍隊手帳も実物を見かける事が多くなりました。
戦時中、日本軍人にあまねく支給された事もあり、保存状態を気にしなければ、比較的安価で入手できるようです。
私も早く実物を入手したいものです。



  

Posted by らんたろー at 19:00Comments(0)装備:日本軍

2009年09月30日

帝国陸軍制式下着 ~越中褌~




☆越中褌





一昔前は、過去の遺物のイメージだった褌ですが、現在ではクラシックパンツなどと呼ばれ見直されているようです。

”ミリタリーブログでふんどし?”というと奇異な印象を持たれると思いますが、さにあらず、現在主流となっている褌のイメージである「越中褌」は、わが帝国陸軍が普及させたもの、つまりは立派な軍用アイテムなのです!(断言)

そもそも、江戸時代・幕末期まで褌といえば六尺褌が主流でした。
この六尺褌、現在では祭りで見かけることが多いですね。
長い綿布をねじり、股間に締めこむように着用するのが特徴です。
非常に漢(おとこ)らしい下着ではありますが、現代の日本人が日常着に用いるにはいささか抵抗がありますね。

対して、越中褌は、わかり易くいうと、ヒラヒラのついた紐パンといッた感じで、かなりシンプルなつくりです。
六尺褌に比べれば、ライトな印象であり、現在商品名として使われる事の多い「クラシック・パンツ」という呼称も納得できるという物です。

明治時代に国を挙げての富国強兵の中、徴兵制が始まり、軍隊で兵士全員が命令に従い戦う事をみっちり叩き込まれた訳ですが、その訓練の一環として、共同生活を営む兵士全員が、軍服から下着まで全て同じ物を着て、同じ釜の飯を食い、同じ時間軸の中で行動する事を徹底的に強制され、規律ある軍人に作り上げられていったんですね。

そこで褌の話に戻りますが、この際に日本陸軍に正式下着として定められたのが、越中褌だったわけです。
六尺褌と比べて、製造に当たっては生地が少なくて済み、着用が簡単で誰にでもわかり易く、家庭でも容易に縫製可能。
そして垂布が股間を隠す位置に来る為、見た目にもソフトである事が好まれたようです。(おいなりさんが目立たない!w)

軍隊での着用が強制された結果、明治・大正を過ぎて昭和になると、日本全国の日本男子の下着として認知されるに至りました。今日、褌といえば越中褌が連想されるのもこのためです。

戦後は、軍国主義時代の強制された物という拒絶感から敬遠されたり、また洋装が戦前以上に浸透した結果、より軽便なブリーフやトランクスが普及していく中で、かつて習慣で着用していた世代が減少していく時代の流れもあり、忘れ去られる一方だったのですが、どうやら最近は若い世代が日本文化に興味を持つ中で見直されているようです。

需給の関係も、ネット通販が発達したという事もあり、決して多くはないものの一定のシェアを確立しているようです。







☆越中褌と六尺褌





越中褌は長方形の布に締め紐が付いていますが、六尺褌は長い晒し布を捻り、細長い棒状にして股に締めこむのが特徴です。
お祭りなどでイメージされるのは、六尺の方だと思います。

履き方はいくつもあり、着こなしによってその人の“褌歴”がわかるといわれる程です。(Wikipedia調べ)




軍服だけでなく、その下に身につける下着にも拘ってみる事で、当時の兵隊さんの気持ちのほんの一片だけでも、経験できればとの気持ちで初のふんどしチャレンジしてみました。
やはり最初の一歩を踏み出すには相応の抵抗がありましたが、褌を通して、身が引き締まる思いが致しました。
褌経験後のサバゲーでは、心なしか動きにも積極性が出てきたと、とある戦友が言っていたようないないような・・・(w

純粋に下着としてみた場合、ゴムで常に圧迫される感じがしない点、素材が木綿で通気性が良い点が快適です。
反面、トイレで「大」を実施するに当たり、紐をほどかねば成らない為、また一からはき直さねばならない点、ズボンのなかで前垂れをもてあます点など、洋式の生活において不便と感じる部分もあり、褌が廃れていった理由も実感できました。

ただ、お薦めか否かと問われれば、お薦めできる下着といえます。股間から、和の心を感じてみましょう♪



  

Posted by らんたろー at 07:26Comments(7)装備:日本軍

2009年09月02日

日本陸軍・憲兵腕章 (中田商店・複製品)





戦時中は国家権力の象徴として、軍民を問わず恐れられた日本陸軍の憲兵。その憲兵を印象付ける「憲兵腕章」を紹介します。






☆憲兵腕章・表

私が所有しているのは、中田商店で販売している精巧複製品です。朱塗りの憲兵の文字が有無を言わせぬ迫力を持っています。
外国でも、戦時世代の人に一番通じる日本語が、「ロウムシャ」と「バカヤロ」、そして「ケンペイ」らしいです。
軍が戦地でどう振舞ったのか、その一端が垣間見えるようです。(ま、戦争なんてそんなモンです)






☆憲兵腕章・裏

腕章の両端に通し穴が開けてあり、紐を通す事でわっかの状態にして使用します。






☆憲兵腕章・装着状況

腕章は上腕部に安全ピンで留めます。ピンは付属していなかった為、適当なものを見繕っています。






☆日本陸軍憲兵・正面

陸軍三式夏衣と組み合わせてみました。腕章ひとつで印象が変わる物ですね。






☆日本陸軍憲兵・背面

軍刀と拳銃嚢のみを携行しています。軽装にする事で、より憲兵らしさが出せていると良いのですが・・・・。






☆拳銃射撃姿勢

憲兵は決して最前線に出て行く職種ではありませんが、腰の得物を使う事もあります。とことで、実際の写真を元にポーズを取ってみました。






☆ケンペーくん vs 軍人くん

「帝國軍人はね、模造刀を持つとつい殺っちゃうんDA!」
まぁ、お約束ということで・・・(w






☆勝てる気がしねぇ・・・(火力的意味で)

「チャンチャンバラー、チャンバラ~♪」
ヤラセ写真に思わず力が入ってしまいました。




余談になりますが、日本陸軍の憲兵を主役にした映画があります。昭和30年代前半に新東宝の制作した「憲兵とバラバラ死美人」と「憲兵と幽霊」の2本です。

主役の憲兵役を、中山昭二氏が演じており、柔和な憲兵ぶりと軍服の着こなしが格好良いです。
特撮好きの方なら「ティンと来た!」と思いますが、中山氏はウルトラセブンのキリヤマ隊長役で有名ですね。

サスペンス仕立ての内容はなかなかに面白く、モノクロの映像とあいまって良い雰囲気です。また、昔の映画の尺は現代と比べて短めの物が多いですが、この作品も放映時間70分程度で見易いですから、興味を持たれた方は是非!



  
Posted by らんたろー at 19:00Comments(8)装備:日本軍

2009年05月20日

兵器としての軍刀 ~ 九五式軍刀 (PKミリタリア・複製品)





長らく将校用の九八式軍刀レプリカを”私物軍刀”とこじつけて佩用しておりましたが、このたび、遂に正式の下士官刀レプリカが発売され、早速入手致しました。
商品はPKミリタリア製ですが、私は中田商店で購入しました。
私の記憶の限りでは、初のレプリカ化ではないかと思います。

陸軍将校向けの九八式軍刀は、美術刀扱いで現在でも実物が流通していますが、下士官刀は兵器扱いとされた為、現存数が少ない上、銃剣と同じく刀身を切断しなければ所有できない為、模造刀の発売は非常にありがたいです。






☆刀緒は革製。

刀緒をつけるとぐっと軍刀らしさが増しますね。
官給品である下士官刀の刀緒は革製で、房の部分は、円筒状に縫い合わせてあり、提灯の様に見えます。
購入時点では本体のみ販売でしたので、刀緒は別ルートで入手したのですが、素材のせいもあるのでしょうか、¥7,000くらいしたと思います。(こういう装飾品って、結構値が張る物なんですね~)






☆柄は玩具っぽい塗装仕上げ。でもこれが実物に忠実なんです。

柄は、金属の一体成型品です。塗装でそれらしく表現してありますが、これが割りと大雑把な塗り分けで、いささか安っぽく感じられます。
入手当初、初見でガッカリしましたが、実物もこんな物です。
忠実に再現したらチープになってしまったんですね~。






☆駐爪を押して鞘から抜きます。

日本刀と比較すると細部がだいぶ異なる軍刀ですが、吊環とならんで外見上の相違となっているのが、駐爪の存在です。
激しい動きを繰り返しても刀身が鞘から抜け落ちないように、ロックする金具が付いています。
また、刀身と柄はネジ止めとなっています。
日本刀の場合、刀身と柄は目釘とよばれる木製の円柱を差し込んで固定してある為、酷使すると目釘が折れて刀身が抜け落ちてしまう事があるのですが、下士官刀ではまず心配ありません。
これも、明治以来の戦訓を取り入れた結果と言えましょう。





☆真鍮製模造刀身。

刀身は真鍮製です。写真では目立ちませんが、実物は鞘に収納する際に手作業で擦り合わせていったらしく、かなり傷だらけです。
美観という点ではマイナスですが、滅多に抜刀しないので無問題。








☆佩用時の状況。

実際に腰に下げてみると、全長の短さが気になります。
以前紹介した将校用の九八式軍刀に比べると明らかに短く、日本刀の脇差と同じくらいの長さです。
その為、戦時中の記念写真に見られるような、鞘を地面に立てて両手で柄を握るポーズは無理そうです。(試してみたけど無理でした)
その為、外観の造りも含めて見栄えが良いのは断然、九八式軍刀と言えそうです。






☆「敵歩兵を確認、攻撃準備…。」



☆「突撃にぃーッ、前へー !! 」

九八式軍刀の方が美観に優れていますが、鞘はもとより、柄までも金属の一体成型で、仕上げもラッカー塗装という下士官刀の豪快さは、実用兵器ならではの凄みを感じますし、全長が短い分、九八式軍刀のように、鞘が足に絡まるような事も少なく、使い勝手では勝っていますね。
この点は、実戦(サバゲー)で使ってみて初めて実感できた、下士官刀の長所です。






☆超時空日米決戦。

サバイバルゲームに関する限り、戦力どころか単なるデッドウェイトにしかなりませんが、腰に下げると何だか身が引き締まった気分になります。
といっても私、この装備の時は拳銃しか使わない為、勝てた試しがありません。・・・自己満足乙!(w  

Posted by らんたろー at 20:45Comments(6)装備:日本軍

2009年05月06日

日本軍の拳銃射撃姿勢




日本陸軍の拳銃射撃姿勢は、当時主流だったアメリカやイギリスのミリタリーシューティングを基本として発達したものです。
その射撃姿勢とは、まず標的の正面に向けて左向きに立ち、両足をわずかに開き、顔だけを標的に向けて、右手(拳銃を握っている方の手)を真っ直ぐ伸ばし、標的を照準、射撃するという物です。
以下、画像を併用して紹介していきます。












☆基本姿勢

この射撃姿勢は、体のバランスを取る、射撃時の反動に備える、被弾面積を小さくする等の効果を期待したものと言えます。
右足先を目標に向け、左手は、装備や嗜好に合わせ、軍刀や銃剣を握ったり、腰を支える等して姿勢の安定に努めます。

日本軍の拳銃射撃姿勢はこの他に、主に一撃で敵を射殺する方法や諜報活動時における射撃方法等、以下の4通りの方法があります。










☆射撃姿勢①

① 標的に対して体を正面に向け、両手で拳銃を構える方法。
現在のコンバットシューティングスタイルに酷似しています。(日本海軍の正式な射撃姿勢は、この方法です。)










☆射撃姿勢②

② 標的に対して体を左に向け、左に銃を構え、両足を構え、両足を開いて身体を安定させて、両肘をクロスさせ右手を左手の上に置いて右腕を支えるもの。










☆射撃姿勢③

③ ②の姿勢に似ていますが、腕組みをした状態で銃を構える方法。
右手を左手の上に組むものと、反対に左手を右手の上に組む方法、どちらでも良いようです。










☆射撃姿勢④

④ 拳銃を左脇に構えて左手で右上腕部を支えるもの。
これは後ろからの攻撃や、相手に近づいて不意に襲撃する際に用いられた方法。








余談1:日本陸軍の中でも、特に戦車兵には、接近してきた敵兵に対する応射の為の、より実戦的な射撃法が訓練されていました。(車内覗視孔からの射撃法、乗降ハッチから身を乗り出しての射撃法など)


余談2:日本海軍の拳銃射撃姿勢は陸軍とは異なり、明治時代採用の一番型拳銃以来、一貫して両手握りのコンバットシューティングスタイルを採用していました。

  

Posted by らんたろー at 09:52Comments(0)装備:日本軍

2009年04月08日

九八式軍刀 (メーカー不詳・複製品)








日本陸軍の九八式軍刀のレプリカです。他国軍ではちょっと真似できない、白刃を煌かせた万歳突撃で、ゲーマー諸氏のウケを取るには格好のアイテムです(w
(あくまで、洒落が通じる状況限定、って事で…)


この製品は、2種類の価格帯で販売されています。
私が購入したのは廉価版の方で、木製の鞘に、人工革が被せてあります。
豪華版だと、この部分が本革製で高級感があります。その他の部分は、店頭で見た限りでは同じようです。







☆中身はごく普通の模造刀


この商品、日本刀型の模造刀の外装だけを軍刀風にした物です。
刀身はごく普通の合金製模造刀ですね。







☆軍刀の特徴である、ストッパーの類は一切無し。


刀身を鞘に固定する方法は、一般的な日本刀と同様のハバキ止めになっているので、走っているうちに鞘から抜け出てきてしまう事もしばしばです。
(実物軍刀だと、鞘カバーにベルトが付いていて鍔を固定できたり、ストッパー金具があるものが殆どです。)







☆画像の吊環は代用品。


購入時に取り付けてあった吊環は樹脂製で、耐久性皆無でした。
あっさり割れてしまった為、ホームセンターでキーホルダー状の金属リングを購入し、代用しています。
吊り下げる分にはなんら問題ないのですが、見た目は宜しくないですね…。







☆細部はともかく、見栄えは良いです。


手持ちの装備が下士官用なので、考証的に怪しいのですが、かつて複製品といえばこの製品ぐらいしか選択肢が無かったので、私物軍刀と強引にこじつけてぶら下げておりました。

最近になって、官給品の下士官刀のレプリカを入手でき、ようやく正しい帝國陸軍下士官軍装を揃える事が出来、この九八式軍刀もひとまず役目を終えたという所です。

…二刀流でもやってみようかな?(w




[解説:私物軍刀とは]
私物軍刀は、中国戦線でよく見られる装備です。
支那事変が長期化するにつれて、軍規も緩んできたのか、古参兵が私物の刀を提げていても黙認されるような風潮があったようです。
当時の写真に、本来帯刀できる身分ではない下級下士官のみならず、上等兵ですら軍刀を提げている物がしばしば見受けられます。
これらの私物軍刀の多くは、日本刀の脇差の鞘に吊環を取り付けた物でした。
中国民衆は、日本兵が刀を提げているか、銃剣を提げているかで、その身分を判断し、露骨に態度を変えたらしく、ある程度融通の利く古参兵達は、ハッタリを効かせるために、こぞって刀を提げたがったワケです。  

Posted by らんたろー at 18:00Comments(0)装備:日本軍