2017年12月09日

別名Tボーンショベル ~ アメリカ陸軍 M1910エントレンチングツール (複製品)







アメリカ陸軍の「M1910エントレンチングツール&カバー」です。
画像の物は本体・カバーともにアメリカ製のレプリカ品です。






M1910の式番が示すとおり、第一次世界大戦から使われている装備品で、外見から通称「Tボーン・ショベル」とも呼ばれます。






ショベル本体は可動部が一切無く、シンプルながら頑丈な造りです。
さすがに旧式化が憂慮されたのか、第二次世界大戦中期には折畳式の「M1943エントレンチングツール」が採用されますが、終戦までに全兵士には行き渡らなかったようです。






また、ショベル自体も折畳式のM1943はM1910と比べるとかなり重く、空挺部隊ではあえて旧型のTボーン・ショベルのほうを好んで使用したという話です(M1910の柄を短く加工して装備したようです)






木製の柄の先端は握りやすいようT型になっており、Tボーンと呼ばれる所以となっています。
このT型の握り手のおかげで、単純な木柄の各国軍ショベルと比べても、扱いやすいです。






木製の柄の両端は鉄製の鋲でかしめてあります。
ショベル全体をODのペンキで厚塗りしてあり、実物の風合いをよく再現していると思います。






ショベル先端は全体にざらつきのある質感です。






また、柄の部分にはUSの刻印があります。






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ショベルは適度に湾曲加工されており、戦場では塹壕堀りや土嚢造りに活躍したものと思われます。






ショベル・カバーはカーキ色のコットン製です。
同時期の各国軍ショベル・カバーと同じく、ショベル先端を覆うタイプで、柄は露出した状態になります。






裏面にはダブルフックワイヤーが付いており、アイレット(鳩目)のある各種装備品に取り付けることが出来ます。






カバーは袋状になっており、ショベルを突っ込んだ後、柄の部分にストラップをクロスさせてバックルで留めます。
この保持の仕方は日本陸軍の円匙覆いを思い出します。






通常は、ハバーサック(背嚢)に装備するのが一般的な携行方法ですが、背嚢への装備縛着量が多く余裕が無い時は弾帯に吊るしたり、X型サスペンダーのアイレットを使って背中に背負った戦場写真も見たことがあります。




  

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2017年12月02日

アメリカ陸軍 M1928ミートカン・ポーチ (複製品)







M1928ハバーサックの付属品である、「M1928ミートカン・ポーチ」です。
本品はアメリカ製の精巧複製品です。






ミートカン・ポーチは通常はハバーサックの上面に装着してありますが、完全に分離出来るので、単体で携行する事も出来ます。






ミートカン・ポーチは個人携帯食器一式を収納する為の装備です。








ポーチの中にはメスキット(食器)を収納し、内部にある三箇所のスリットにはそれぞれナイフ・フォーク・スプーンを挿し込んで携行します。






ナイフとフォークは収納する際には専用の革製シースを被せてから収納します。
私は、革がかびるのが嫌なので、あえて使わずに収納しています。







メスキットはステンレス製です。








通常は、トレイとフライパンを向かい合わせにして取っ手を折りたたんで一まとめにして携行します。







メスキットを展開した状態です。






フライパンはこの状態で火にかける事が出来ます。






給食時には、フライパンの取っ手の上にトレイを載せて持ち運びます。






ちょうど、画像のような感じで持ち運べます。






メスキットを使って食事をすれば、普段の食事も一味違った戦場風味が味わえそうです。




  

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2017年11月25日

アメリカ陸軍 M1928ハバーサック (複製品)







アメリカ陸軍が第二次世界大戦を通して使用した背嚢「M1928ハバーサック」です。
本品はアメリカ製の精巧複製品です。






ハバーサックの採用は古く、第一次世界大戦当時にはM1910/18ハバーサックが使われていました。
その後、戦訓を取り入れストラップの連結方法や金具の形状を変更した改良型のM1928ハバーサックが制式化されました。






ハバーサック本体はぺらぺらの布地にストラップが縫い付けられたようなつくりです。






【ハバーサック組み立て手順・その1】

ハバーサックが各国軍の背嚢と決定的に違う点は、収納物を「詰める」のではなく「包む」という構造にあります。






【ハバーサック組み立て手順・その2】

まず内容物を並べます。
本来は上部にタオルで包んだ洗面用具一式、その下にCレーション(缶詰)を並べ、包むのですが、私は薄手のブランケットを折りたたんだ物を詰め物として代用しています。






【ハバーサック組み立て手順・その3】

次に内容物を包み込むように固定していきます。
まず、下側の布で包みます。






【ハバーサック組み立て手順・その4】

次に右側の布で覆いつつ、3箇所のストラップを中央のループに通します。






【ハバーサック組み立て手順・その5】

そして左側の布で覆い、ストラップを金具で連結固定します。






【ハバーサック組み立て手順・その6】

最後に上側の布で覆い、下部のストラップ1本を金具で連結固定します。
これでハバーサック本体は完成状態となります。






ハバーサック上面にはダブルフックワイヤー用鳩目があります。
ここにはTボーン・ショベルが吊り下げられます。
また、サイドのストラップにはミートカン・ポーチを連結します。






ハバーサック裏側です。
両肩のストラップから二股に分かれたストラップの金具と、下部に縫い付けられた2箇所のストラップの金具、この4点をベルトに連結して装備します。
丁度、ハバーサックがサスペンダーの役割を兼用するように作られています。






【ハバーサック組み立て手順・その7】

ハバーサックの上部には「M1928ミートカン・ポーチ」が連結されます。






【ハバーサック組み立て手順・その8】

ミートカン・ポーチは画像の要領でハバーサックの2箇所のストラップを金具に通して固定します。






こちらがミートカン・ポーチです。






ミートカン・ポーチの中にはメスキット(携帯食器)を収納します。






ミートカン・ポーチの内部には、フォーク・ナイフ・スプーンを収納するポケットがあり、このポーチで食器類をひとまとめにして携行出来るように作られています。






【ハバーサック組み立て手順・その9】

次にハバーサック側面の銃剣吊り用鳩目に、銃剣を連結します。
画像の銃剣はM1905E1バヨネットです。






【ハバーサック組み立て手順・その10】

今回は第二次世界大戦中期以降、ヨーロッパ戦線ではノルマンディー上陸作戦時に普及していたブレードの短い銃剣を吊っていますが、本来はブレード長の長いM1905バヨネットを取り付けるために設計されている為、鞘を通すループから銃剣が外れやすく、ピストルベルト側に吊り下げる場合も多かったようです。






【ハバーサック組み立て手順・その11】

ハバーサックとミートカン・ポーチの隙間にはM1910エントレンチングツール・ケースを連結します。






【ハバーサック組み立て手順・その12】

通称「Tボーン・ショベル」とも呼ばれるこのショベルは、折畳式ではありませんが、柄は短めに作られており、思ったほどかさばらず携行出来ます。






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あとはストラップをカートリッジベルトもしくはピストルベルトに4箇所連結すれば装備完了です。
以上のように、取扱いが大変わずらわしい上に容量が少ない為、兵士には不評でした。






ハバーサック着用状態・正面です。
多くの場合、歩兵にはサスペンダーが支給されなかったため、単にサスペンダーの代用として中身の入っていないペタンコの状態のまま背負われている様子も良く見られます。






ハバーサック着用状態・右側面です。
陸軍では後継として、既に海兵隊が採用していた「モデル1941パック・システム」を参考に開発した「M1944/45フィールドパック&カーゴパック」を開発しますが、その支給は遅れ、第二次世界大戦末期に少数が配備されたに過ぎません。(本格使用は朝鮮戦争から)






ハバーサック着用状態・背面です。
組むのは面倒ですが、着用時には案外フィット感は良好です。
なお、陸軍では太平洋戦線向けに「ジャングルパック」を開発していましたが、こちらも兵士達に不評であまり普及しなかったようです。






ハバーサック着用状態・左側面です。
銃剣を鞘から抜くには結構きつい体勢になってしまいます。(ほぼガンダム状態)
かように実用性に問題のあるハバーサックですが、第二次世界大戦当時の一般的な米陸軍歩兵の軍装再現には欠かせない逸品です。




  

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2017年11月18日

ヨーロッパ戦線に於ける米軍装備 ~ アメリカ陸軍 M1941フィールドジャケット&M1936装備 (第二次世界大戦時)







第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線の一般的なアメリカ陸軍歩兵装備です。
ウールシャツ&パンツにM1941フィールドジャケットの組み合わせは、大戦全期間を通して用いられました。






背中にはM1923ハバーサックを背負っています。
この装備はサスペンダーの役割も兼ねており、他にサスペンダーを支給されなかった一般歩兵は空のハバーサックでもサスペンダー代わりに背負っている様子が記録映像でもしばしば見られます。






M1ガーランド自動小銃・立射姿勢です。
アメリカ軍は第二次世界大戦に参戦した各国の中で唯一、全軍に自動小銃を普及させており、歩兵一人当たりの火力は強力でした。





背中から見ると、ハバーサックに装備したTボーン・ショベルが目立ちます。
見ての通り柄が突出しており、座る際にはかなり邪魔ですが、ドイツ軍やソ連軍のような腰に下げるタイプのショベルに比べると身体に負担なく、楽に携行できます。






M1ガーランド自動小銃・膝射姿勢です。
膝下に巻いているのはM1938レギンスです。
サイズは「3R」ですが、私には若干大きい為、きっちり閉めこんだ状態にはなっていません。(本来はふくらはぎを軽く圧迫する程度のテンションでないと、装着する意味があまり無いです)
スリングベルトは大戦初期には既に後に主流となるコットン製の物が存在しましたが、実際の使用例は革製の物が殆どです。






M1ガーランド自動小銃・伏射姿勢です。
突出部の少ないフルサイズ・ウッドストックの為、伏射もし易いです。






サイトはピープサイトタイプで、精密射撃向きで使いやすいです。
ハバーサックに取り付けたM1905銃剣は大戦中期以降に一般化した短いタイプで、ハバーサック開発時に想定された保持ループから抜ける事も多く、それを嫌ってカートリッジベルトのほうに吊り下げる兵士も多かったようです。






マーク2手榴弾を投擲準備する兵士です。
アメリカ軍では第二次世界大戦を通してマーク2手榴弾が使用されました。(他にも白燐弾等も使用されました)
マーク2手榴弾はその外見からパイナップル型とも呼ばれ、手榴弾の定番イメージともなっている程、良く知られている物です。






手榴弾の投擲姿勢です。
ポージングはタミヤ模型のアメリカ陸軍兵士セットの箱絵を真似てみました。
手にしている手榴弾はサンプロジェクト製のレプリカ品です。
素材はプラ製で成型色のODカラーのままですが、手榴弾上部を黄色く塗ると、よりリアルになります。






M1ガーランド自動小銃を装備した歩兵の装備一式です。
完全軍装の場合、これらに加えてロールした毛布やコートをハバーサックに縛着し、脇にガスマスクバッグを携行しますが、機械化の進んだ米軍では必要最小限の装備のみ身につけることが多かったようです。






装備各種はダブルフックワイヤーで吊り下げられています。
ベルトループ式に比べて装備品の装着・取り外しが容易な一方、動いた際に重量のある装備品がぐらついたり、ゆれまくるのが難点です。






こちらはトンプソンM1A1短機関銃を装備した兵士です。






ハバーサックは背負わず、必要最小限の装備のみ身につけています。
左腰にはトンプソンSMG・30連マガジンバッグをたすきがけしています。






トンプソンSMGの腰だめ射撃姿勢です。
ポージングは例によってタミヤ模型の箱絵を真似ています。
腰だめ射撃はサバイバルゲームだとまず当たりませんが、実銃の場合は着弾状況を見ながらコントロールできる為、結構実用的なのだそうです。






腰に下げたマガジンバッグはアメリカ陸軍で使用された物で、良く知られる30連マガジンを3本収納できるタイプのマガジンポーチはもっぱら海兵隊で用いられたそうです。






マガジンバッグには30連マガジンを5本収納出来ます。
マガジンを使わない場合でも、ダンプポーチ代わりに使えたり、なかなか便利なアイテムです。






トンプソンSMG向け装備一式です。
ピストルベルトをメインに、各種装備を連結、サイドアームにコルトM1911A1拳銃を携行しています。






装備一式を裏から見た所です。
M1936ピストルベルトにはハンドガン用マガジンポーチを固定するドットボタンが1箇所設けられています。
ここには他にも、M1カービン用マガジンポーチも取り付けられます。




  

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2017年11月11日

アメリカ陸軍 M1941フィールドジャケット (セスラー・複製品)







第二次世界大戦時、ヨーロッパ戦線で使用された「M1941フィールドジャケット」です。
アメリカ陸軍の主要装備である他、アメリカ海兵隊でも気温の低い時には着用されていました。(硫黄島、沖縄etc.)






画像の物はセスラー社製レプリカ品です。
正式名称は単に「ODフィールドジャケット」ですが、他の装備品との識別の為、便宜上「M1941フィールドジャケット」と通称されています。






フィールドジャケットは冬季向け防寒装備でもあり、裏側には薄手のウール地が貼られています。






近くで見るとスエード状の素材感がわかるかと思います。






前合わせはジッパーとボタン留めの二重構造で保温効果を高めてあります。






袖口はタブとボタンで留める構造です。






目一杯サイズを詰めた状態です。
保温効果は高まりますが、窮屈な為か袖口は広げたままで着用されている場合が殆どです。






襟は通常は開襟状態で着用しますが、寒い時には第1ボタンまで閉じて折襟状態に出来ます。






更に襟を立てる事で防寒能力を向上できます。






襟の裏にはボタンとタブが付いており、より遮風効果を高める事が出来ます。






肩にはエポーレットが設けられています。






ウエストにはサイズ調節タブがあります。






画像は中間でボタン留めした状態です。






サイズ調節は3段階あり、目一杯絞るとここまで詰める事が出来ます。







基本的な着用状況です。
実戦では素材のコットンが薄手で擦り切れやすかったり、内側のウールが縮む為動きやすさが阻害されたりと、決して使いやすい物ではなかったようですが、新型のM1943フィールドジャケットが全軍に行き渡らなかった為、大戦全期間を通して米兵の基本ユニフォームであり続けました。







第1ボタンまで閉じて防寒効果を高めた状態です。
冬季にはウール製コートを着用する為、あまり防寒性能は重要視されていない印象です。







立ち襟状態にした防寒対策状態です。
この状態でも冬季には寒さを感じます。
元々が民間のウインドブレーカーを参考に作られた事もあってか、デザイン上の利便性に不満が出た他、布地の色味が迷彩効果が低いとの戦訓から、新型のM1943フィールドジャケットの開発を促す結果となりました。







インナーはODウールシャツ&マスタードパンツです。
ODとは言いつつ、実際はほぼカーキ色もしくは茶色で、戦後のグリーン系ODカラーとはだいぶ印象が異なります。
第二次世界大戦当時のアメリカ兵は、カーキ色のイメージが強いですね。




  

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2017年11月04日

欧州戦線の基本装備 ~ アメリカ陸軍 ODフランネルシャツ&サージウールトラウザーズ (セスラー製・複製品)







第二次世界大戦当時のアメリカ陸軍の標準的な戦闘服「ODフランネルシャツ」です。
画像の物はミリタリーショップ「中田商店」で購入した、セスラー社製レプリカ品です。






このウール製シャツとトラウザーズの上下は、第二次世界大戦初期~末期に至るまで、アメリカ陸軍の基本装備として着用されました。






布地は薄手のウール製で、通常は上からフィールドジャケットを着用しますが、それ程寒くない時などは、ウールシャツ上下のみで戦闘する事も多かったようです。






襟は第1ボタンで折襟状態にして、ネクタイを締めることで制服としても着用されました。






戦闘服としては基本的に開襟状態で着用されていたようです。






背中側の裁断もシャツらしいつくりです。






胸ポケットはプリーツの無いシンプルな物です。






袖口はボタン留めです。






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シャツの裏にはタグが付いており、サイズ表記と製造国がわかります。
セスラー製品はほぼ中国製ですが、縫製はしっかりしています。






「サージウールトラウザーズ」です。
こちらもセスラー社製レプリカ品です。






このズボンは生地の色味から、通称「マスタードパンツ」とも呼ばれていた物です。






布地はシャツに比べると厚めに出来ていますが、それでも朝鮮戦争の頃のODズボンと比べると薄手です。






トラウザーズのデザインはシンプルで、いわゆるチノパンツスタイルです。






トラウザーズにはベルトループが設けてあります。






画像では第二次世界大戦当時のカーキ色のオープンフェイスバックル・トラウザーズベルトを装着しています。






トラウザーズ両側面にはスリット式ポケットがあります。
また、ベルトループ直下には小さいポケットがあり、懐中時計が収納出来ます。






広げてみると小さいながらも収納スペースが確認出来ます。






尻ポケットは2箇所、スリットタイプです。
このレプリカ品では官給品を再現してありますが、使いやすくする為に蓋を追加する兵士も多く、後期生産型でははじめから蓋付きで製造されたらしいです。






トラウザーズの前合わせは小さいボタンで留めるタイプです。






内張りは白色綿製です。






着装時の状態です。
薄手のウールシャツを厚手のウールパンツの組み合わせは秋冬の気候には丁度良い着心地です。
合わせて被っているウールニットキャップ(ジープキャップ)も、精巧複製品だと非常に被り心地が良いので重宝しています。






宮崎では12月上旬でも日中は暑く、フィールドジャケットを着ると汗だくになる事もあり、そんな時は1日中、ウールシャツ&トラウザースにM1936装備とM1938レギンスを組み合わせてゲームしています。






ウールシャツの下着には、第二次世界大戦当時のアメリカ陸軍で使用された、ODタンクトップを、現行生産品で再現しています。
ドッグタグはボールチェーンでなく、復刻品のチェーンを使っています。
一味異なる着用感が素敵です。(ま、外見からは全く見えないわけですが…w)




  

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2017年10月28日

太平洋戦線に於ける米軍装備 ~ アメリカ陸軍 HBT作業服&M1936装備 (第二次世界大戦時)






第二次世界大戦時、南太平洋戦線におけるアメリカ陸軍歩兵装備です。
リードグリーンのM1943HBTユーティリティジャケットに、カーキ色のM1936装備を組み合わせています。
ヘルメットは1942年に採用されたM1ヘルメットを被っていますが、太平洋戦線では擬装網の類はあまり使われなかったようです。





南方戦線の過酷な環境に対処する為、装備品は可能な限り軽装で済ませています。
一方、M1ガーランドは自動小銃と言うこともあり弾薬の消耗が激しい為、カートリッジベルトに加えてバンダリアをたすきがけにして予備弾薬の携行に努めています。





南太平洋戦線というと、上陸作戦の記録映像やアメリカ製戦争映画の影響でもっぱら海兵隊が戦っていたイメージですが、実際の戦力比では海兵隊が6個師団を投入したのに対し、陸軍は23個師団もの戦力を投入しており、南太平洋戦線においてもアメリカ陸軍が主力であった事が伺えます。





腰に吊っているのはM1905E1バヨネットで、M1905バヨネットのブレードを短く切断加工したものです。
第二次世界大戦も中盤頃には銃剣は順次、短い物に更新されていきましたが、太平洋戦線では日本軍との白兵戦に備えて、あえてブレードの長い旧型銃剣を使い続ける兵士もいたようです。





M1ガーランド用装備一式です。
南方戦線では基本的にハバーサックは背負わずに軽装備で戦う事が多かったようです。
装備品はカーキ色ですが、1943年を境に濃緑色の装備品が支給され始めます。
もっとも、呼称はどちらもOD(オリーブドラブ)みたいですけどね。





装備を裏から見たところです。
M1936装備はダブルフックワイヤーで鳩目に吊るす方式の為、馴れれば取り付け易い反面、装備品の取り付けられる位置が限られるので、着こなし具合の微調整がしづらいのが難点です。





トンプソンM1A1短機関銃を装備した陸軍兵士です。
アメリカ陸軍の歩兵部隊の編成上では、実は短機関銃の装備は無かったりしますが、様々な理由・手段で短機関銃は実際に戦場に投入され、活躍しています。





背面にはジャングルファーストエイドポーチを通常のファーストエイドポーチと共に装備しています。
このポーチは1943年頃から普及しはじめ、間もなく海兵隊でも後追いで採用された装備品です。
腰にはマガジンバッグをストラップでたすきがけしています。





アメリカ陸軍では、海兵隊と比べると地上戦闘の機会が多い為、ヨーロッパ戦線のようにレギンスをしっかり装着しています。





トンプソン・サブマシンガンは腰だめ射撃のポーズが様になります。
実際、電動ガンでも弾道を見ながら照準調整できるので、案外効果的な射撃方法だったりします。





トンプソン・サブマシンガン用装備一式です。
良く知られるトンプソン30連マガジン用の3連ポーチは海兵隊での使用例が大半で、陸軍での使用例は少ないようです。(海兵隊専用装備という説もあり)
陸軍ではストラップでたすき掛けする、マガジンバッグが多用されました。





護身用にコルトM1911A1を携行しているため、ピストルベルトにはホルスター、ハンドガンマガジンポーチも追加装備しており、かなりの重量になります。
陸軍ではハバーサックをサスペンダーとして運用していた為、一般に歩兵部隊ではサスペンダーは支給されておらず、ピストルベルトだけで重量物を携行するのは結構疲れます。





M3A1グリースガンを装備した陸軍兵士です。
戦闘は掃討戦に移行した頃で、ヘルメットも被らず、ユーティリティキャップのみで戦っています。





サスペンダー無しでピストルベルトを腰に締めると、装備品の重量でずり落ちてきてしまいます。





M3グリースガンには専用のマガジンポーチが支給されませんでしたが、トンプソン用マガジンバッグにはスペースに余裕があり、グリースガンのマガジンも収納できます。





M3A1グリースガンは発射速度が毎分450発程度と意図的に遅くしてあり、弾道を見ながら照準をコントロールすることもたやすく、使いやすかったと聞きます。
毎分450発の発射速度は、キツツキのあだ名で呼ばれた日本陸軍の九二式重機関銃とほぼ同等です。
ただしこれは実銃の話、トイガンでは毎分800発のサイクルで弾をばら撒きます。



  

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2017年10月21日

アメリカ陸軍 M1943 HBT作業服・初期型 (複製品)







アメリカ陸軍の「M1943 HBT(ヘリンボンツイル)作業服」です。
画像の物はアメリカ製の精巧複製品です。
この複製品はセージグリーンの厚手の生地で作られており、大戦当時の米軍衣料の雰囲気を良く再現していると思います。






M1943という呼称は、コレクター間で便宜上つけられた名称のようです。
画像の作業服は、M1943の中でも初期型を再現した物で、後期型に比べるとズボンのポケットに縦方向の折り目が入っていない等の違いがあります。






襟は開襟でも折襟でも着用できます。
画像は開襟状態です。
このHBT作業服は他に適当な被服が無いという理由で、主に太平洋戦線で使用されたため、開襟状態での着用が一般的だったと思います。






第1ボタンまで留めると画像のような状態になります。
車両整備や各種作業時に汚れない為、また肌寒い時や風の強い時に防寒目的で、折襟状態で着用されたようです。






HBT作業服に使われているボタンは、陸軍独自デザインの物です。
このボタンにも、画像の赤銅色の物や、黒塗装された物など、製造時期によってバリエーションがあります。






胸ポケットは四角い縦長の形状です。






ポケットには側面にプリーツが設けてあり、容量を確保してあります。
単純な貼り付けポケットだった海兵隊の作業服と比べるとかなり機能的な造りといえます。






袖口にはボタンがあり、ボタンホールでサイズ調整できるよう作られています。






ボタンホールは服の内側まで貫通しておらず、ちょうど袋の中にボタンを詰める要領で留めます。






ボタンを留めると画像のような状態になります。
はっきり言って、かなり使い難いです。






実際の戦場では筒袖のままか、暑い場所では袖をまくって使っていたようで、後に登場する「OG107ユーティリティ」では筒袖はそのままに、ボタン等の調節機能はなくなりました。
誰も使ってないので不要と判断されたのでしょう。






襟の裏側にはボタンが2箇所もうけてあります。(用途については知識不足で、いまだ不明です)






この複製品では、被服正面にガスフラップが再現されています。






ガスフラップは被服内側のボタンで留め、前合わせとの二重構造でガスの侵入、肌への接触を防ぎます。






襟元のガスフラップの状態がわかるでしょうか。
実際の戦場ではガス戦が行われなかった事、着用時にガスフラップが邪魔に思われた事から、兵士が切り取ってしまう事例が多々見られます。
また、はじめからガスフラップの付いていないモデルも存在します。






M1943HBT作業ズボンです。
作業用ということもあり、直線的な裁断でゆったりした造りをしています。






左右の腰にある大型のカーゴポケットの他にはポケット類はありません。






カーゴポケットはズボンベルトの直下、かなり高い位置にあり、手を突っ込めるスリットポケットはもとより付いていません。






このポケットは大型で、手の位置に近いので物の出し入れにも便利です。
初期型ではこのように1枚布でしたが、後期型では更に容量を増す為にポケット中央にプリーツを設けてありました。






ズボンの裾は単純な筒状で、絞り紐等は付いていません。
作業服らしい、シンプルな造りです。






ウエスト周りです。
腰のポケットの大きさが際立っています。






陸軍トラウザースベルトを装着したところです。
セージグリーンに濃いカーキ色が映えて、なかなかに格好いい見栄えだと思います。






ズボンの前合わせ部分の内側にも、ガスフラップが付いています。






こちらは布の端を1箇所留めるだけなので、作業服よりは扱いやすいです。






ウエスト周りを背面から見ると、大型のカーゴポケットの為か、スリットポケットの類は一切付いていません。






以前購入した、後期型レプリカと比較してみました。
後期型を再現したモデルのほうは、生地の色が濃く、海兵隊の物に近い印象です。
また、生地自体も比較的薄手で、夏に着用するには丁度良いアイテムです。
一方、今回購入した初期型は全体的な造りが精巧で、より軍用実物に近い印象です。






着装状態・正面。
作業服なので、ゆとりのある造りで、各国軍服と比べ、肩周りなどが動かし易いです。






着装状態・背面。
裁断が直線的なので、パリッと着こなすのは難しいですね。




  

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2017年10月14日

アメリカ陸軍 M1943 HBT作業服・後期型 (複製品)







アメリカ陸軍のM43HBT作業服です。
本品は海外製の精巧複製品です。






M43の名称が示すとおり、1943年ごろから普及しだした作業服で、それ以前のM42型に比べてデザインの省略、機能面の改良がなされています。






この複製品はそんなM43HBT作業服の中でも後期型に当たる型式を再現した物になります。
ボタンは独特のスターボタンがつかわれており、陸軍衣料の特徴ともなっています。






内側にボタンが来る、ちょっと独特なボタン留め方式です。






トラウザーズには大き目のカーゴポケットが付いています。
その他はシンプルなストレートズボン形式です。






前あわせはジッパーではなく、ボタン留め式です。







ズボンの腰まわりは、ベルトループがるほかは、カーゴポケットのみが目立つ、シンプルなデザインです。






ズボンの裾は単純な断ち切りで、ボタンや紐でしぼる機能はありません。






ズボンのカーゴポケットの位置は高めで、その代わりその他の物入れはありません。
この辺りのデザインは、陸上自衛隊のOD作業服のデザインに影響を与えてそうです。







初期型ではアコーディオン式のポケットで容量の確保を考慮していましたが、後期型では更にポケット中央にプリーツが追加され、更なる容量増加が図られているのが特徴です。







背中側には肩部分にプリーツが設けられ、全体にゆったりした着心地になるよう改良されています。
ただ、結果として格好良い着こなしは難しく、全体にだらしない印象になってしまいました。






襟周りの様子です。
HBT生地は茶色味がかかったODで、初期型に良く見られる明るい緑色とはだいぶ印象が異なります。






襟は第1ボタンまで閉じる事が出来ます。
サイズ表記タグはMとなっていますが、USサイズと言う事もあり、私には若干大き過ぎたようです。






M43HBT作業服の着装状態・正面です。
ジャケットのつくりがゆったりしているのがわかると思います。






M43HBT作業服の着装状態・背面です。
肩のプリーツから末広がりにサイズが大きく、動きやすい一方、スマートな着こなしは無理そうです。






太平洋戦線のアメリカ陸軍兵士の装備例です。
トンプソンSMGをもって火力の増強を図っています。






太平洋の島嶼の戦いでは海兵隊が真っ先に思い浮かびますが、展開した部隊の規模から言えば主力は陸軍でした。
特にフィリピンの戦いではアメリカ陸軍の活躍が目立っています。






HBT作業服は、迷彩効果の点でも、既存のカーキ色のチノシャツよりも実戦向きで、戦場では重宝されたようです。






陸軍では部隊編成上、サブマシンガンの装備はなされていなかったようですが、様々な理由で臨機応変に活用されています。






陸軍では海兵隊と違い、ハーネスでたすき掛けするマガジンバッグが多用されました。
マガジンバッグにはトンプソンSMGの30連マガジンが5本収納できます。






いっぽう、こちらはヨーロッパ戦線のアメリカ陸軍兵士の装備例です。
上着はODウールシャツ、ズボンはM43HBTをそのまま、もしくはマスタードカラーのウールズボンの上から二重履きし、M1941フィールドジャケットを羽織っています。






ヨーロッパ戦線でも夏秋季など暑い時期には、HBTジャケットとフィールドジャケットを組み合わせたり、HBTジャケットのみでの着こなしも多かったようです。






武装はトンプソンM1A1で火力の増強を図っています。
手ごろなサイズと適度な重量、高い命中精度で重宝しています。






フィールドジャケットとレギンスの組み合わせがヨーロッパ戦線らしさを感じさせるコーディネイトです。






装着しているM1938レギンスは実物放出品です。
程度は中古でかなり使い込んだ逸品です。






広げてみても、退色・脱色や錆が目立ちます。
その分、安く手に入りました。






ただ、サイズ1Rはかなり小さく、のちにサイズ3Rに買いなおしました。
日本人の平均サイズだと3Rがベターらしいので。
ただ、自分的にはサイズ2Rあたりがジャストサイズのような気がします。






M1936ピストルベルトへの装備装着例です。
M1916ホルスターにはコルトM1911A1を収納しています。
この装備ベルトを腰に巻いた上で、たすきがけ式のトンプソン用マガジンバッグを装備します。






トンプソンM1AとネットつきのM1ヘルメットです。
東京マルイ製トンプソンの実射性能は優秀で、サバイバルゲームでは火力面でも現用装備に引けはとりません。




  

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2017年10月07日

サイズが合わなかったので… ~ アメリカ陸軍 ジャングルファティーグ・M-Sサイズ (実物放出品)







以前紹介したジャングルファティーグですが、サイズがM-Rと言う事で、ジャケットが縦方向に長すぎてハーフコートを着ているみたいで自分的に満足できなかったため、改めてサイズM-Sのジャケットを入手しました。






以前の物は実物デッドストック品でしたが、今回はサイズ優先で中古極上品を入手しました。
実際に軍で使用されていたもののため、ネームテープやARMYタグが縫い付けられたままだったり、部隊章を剥がした跡が残っていたりと古着ならではの面白みがありました。






非戦闘時の普段着という設定で、ユーティリティキャップ(通称ベースボールキャップ)を組み合わせてみました。






ジャケットは古着だけに、肩にパッチの剥がし跡や小さいほつれ穴があり、それらを覆い隠す意図もあってサイズの大きい「第1騎兵師団」パッチを縫い付けました。
よく流通している現用ナイロン製ではなく、ベトナム戦争当時のローカルメイド品を再現したコットン製複製品です。
階級章は1968年ごろから普及しだした黒染め金属製の物。
両襟の端に、ピンバッジの要領で取り付けます。






こちらは外出時の米兵の雰囲気で、ブーニーハットに袖まくりです。
この頃はまだBDUの着こなしのような「ロールアップ」の作法は無かったようで、単純に袖をまくり上げただけの状態です。






被服に組み合わせる装備品はM1956装備一式です。
私のウエストに合わせて多少緩めに調節したピストルベルトの長さでも、キャンティーンに面積を取られてしまい、M7バヨネットを吊るのがやっとでした。
なので、サイドアームはなしです。






M1956装備は基本多めに盛り付けています。
普段は使わないダミーグレネードやL型フラッシュライトも装備し、バンダリアとクレイモアバッグでボリューム感を出してみました。






M61フィールドパックには折りたたんだポンチョを括りつけています。
ポンチョはベトナム戦争装備には良いアクセントになりますね。






ウエスト周りが装備品でもっさりするのがベトナム戦争当時の米兵らしさを醸し出すポイントかなと思います。
ヘルメット擬装バンドにはさんだモスキートジュース瓶は、もちろん白色ポリ製です。






私がベトナム戦争映画全盛期にミリタリー趣味にどっぷり浸かった事もあり、NAM戦装備は着装した時になんともいえない安心感があります。






武装は勿論M16A1で。
フラッシュハイダーはバードゲージタイプで、1968年以降の装備考証です。






いまや絶版品の東京マルイ製M16A1電動ガンですが、昨今の新商品の数々に比べてとにかく軽くて運用が楽です。
銃本体の軽さのおかげで、ウィークポイントの首周りの負担もあまり気にせず取り回しできます。
ただし、もう10年以上前の設計なので、実射性能はそれなりで、遠距離では弾道が散り気味だし、初速も低めで次世代電動ガンのようにブッシュを抜く事もできません。
それでもなんとなく私のお気に入りな、M16A1です。




  

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2017年09月30日

アメリカ陸軍 M1956 H型サスペンダー (実物放出品)







アメリカ陸軍の「M1956サスペンダー」です。
画像の物は実物中古放出品です。






このサスペンダーは従来のX型サスペンダーにかわって採用された物で、装備時の安定性やクッション性、サイズ調整の容易さが格段に向上しています。






従来のサスペンダーでは幅広の板状の布だった肩当にはパイル地が内蔵されており、フィット感とクッション性が考慮されています。






サスペンダーのストラップはH型で、背中側二箇所のストラップを使い、装備品を装着した際にも安定した重量配分がなされます。






身体前方のストラップ金具です。
フック状の金具をピストルベルトの鳩目に引っ掛ける方式です。
フック金具には装着し易いよう、手で持つ為のつまみがついています。






H型サスペンダーをピストルベルトに装着した状態です。
M1956装備はスライドキーパーを使い、この状態から順次、必要な装備品を追加装着する事が出来ます。
旧型にあたるM1936装備と比較して、実に良く出来た装備だと思います。




  

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2017年09月23日

NAM戦タイプは一味違う?~ アメリカ陸軍 L型フラッシュライト・旧型 (実物放出品)








アメリカ軍のフラッシュライトです。
L型ライトは現在も使用されていますが、このライトはベトナム戦争当時に使われていた、スイッチガードの無いタイプです。
画像の物は米軍の物だったか、同型の外国製だったか失念してしまいました。(ベトナム戦争当時の実物ではなかった気がします)









L型ライトはのちにスイッチガードが追加されましたが、基本形状は殆ど変わりありません。






画像はスイッチOFFの状態です。






画像はスイッチを中央に位置した状態です。
この状態で丸いボタンを押すと押している間だけ点灯します。
この機能で点滅をして、シグナルを送ったりします。






画像はスイッチONの状態です。






L型ライト底部には引き出し式のワイヤーハンドルがあります。






底部は二重構造になっており、一番上のカバーを外すとライトに被せるカラーフィルターが内蔵されています。






本品ではなぜか赤色が2枚と青色が1枚、そして白色のフィルターが内蔵されています。






カバー全体を外すと、電池の収納・取出しが出来ます。







底部カバー内側をばらすと、中に予備の電球が入っています。






L型ライト内部です。
極めてシンプルな構造です。






電球部分の一番上のカバーを外すと、フィルターを交換できます。






電球周辺は銀色に塗装されています。
点灯してもあまり明るくはありませんが、足元を照らすには充分な光量なので、夜戦時には重宝しています。






電球部分を外した状態です。
この状態で電球を引っ張り出す事が出来ます。






電球の交換も簡単に出来ます。






標準で付いている電球はあまり明るくないので、クリプトン電球に換えると多少はマシになります。






電球の接触部分も銅版のみの単純な構造です。
シンプルな分、頑丈で壊れ難いのが強みですね。






M1956H型サスペンダーに装着した状態です。
L型ライトは、現用品は安価で簡単に入手可能ですが、スイッチガード無しタイプは探すのに苦労した覚えがあります。
ベトナム戦争装備コレクターなら、見つけたら即、確保しておいた方が良いですね。




  

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2017年09月16日

アメリカ陸軍 M1956 キャンティーン&カバー・初期型 (実物放出品)







アメリカ陸軍のキャンティーン(水筒)です。
画像の物はベトナム戦争初期に使用例の多い、M1956キャンティーンカバーとアルミ/ステンレス製キャンティーンの組み合わせになります。






M1956キャンティーン・カバーは、従来のキャンティーン・カバーを改良した物で、基本構造は同じながら、弾帯への装着方法をスライドキーパー式に改め、フラップのボタンもドットボタンに変更されています。






当初はアメリカ陸軍にて採用、その後アメリカ海兵隊でも後を追うように採用しています。






画像の物はM1956キャンティーン・カバーの中でも初期型とされるもので、フラップの外縁部分がコットン製です。
後期型では、この部分がナイロン製に変更されています。






装着方法がダブルフックワイヤーからスライドキーパーに改められた事で、激しく動いた際に水筒がぶらぶら揺れることがなくなり、使い勝手が向上しました。






フラップの固定はドットボタン式となりましたが、この部分は特に優劣の差は感じられません。






キャンティーン・カバー内側には、従来のM1910キャンティーン以来のパイル地が貼り付けてあります。





収納しているキャンティーンはアルミ製のものです。
ベトナム戦争でも1965年の派兵当時はこの金属製水筒が主流でしたが、徐々にプラスチック製キャンティーンに更新されていきました。






なお、私はアメリカ軍の物と同型の陸上自衛隊・旧型水筒を流用しています。
刻印を見れば丸分かりですね。






キャンティーンに付属するカップはアメリカ陸軍の実物中古品です。
このカップにもバリエーションがありますが、本品はフチの部分が丸められたタイプになります。






形状は第二次世界大戦以来の、バーハンドルタイプです。






中古品ということもあり、かなり使用感のある外観です。






使用時にはバーハンドルを画像のように展開し、可動式の爪で固定します。






独特のL字型の持ち手が特徴ですが、1980年代に採用されたALICE装備では、ワイヤーハンドル式に改められました。






カップの外縁は第二次世界大戦時によくみられた、丸くプレス成型された物です。
このフチの部分の隙間に唾液や水などが溜まり、衛生的でないとして、のちにプレス成型を廃止したモデルが造られるようになったと聞いた事があります。




  

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2017年09月09日

アメリカ陸軍 M1956 キャンティーン&カバー・後期型 (実物放出品)







アメリカ陸軍のM1956キャンティーン・カバー&キャンティーンです。
画像の物は実物中古放出品です。






M1956キャンティーン・カバーはプラスチック製キャンティーンと共に、主にベトナム戦争で使用されました。






M1956キャンティーン・カバーは製造時期によりバリエーションがあり、こちらは蓋の縁取りがナイロン製なので後期型に当たります。






当初はコットン製だった縁取りをナイロンに変更したのは、濡れた際に乾きやすくする為と思われます。






M1956装備なので、スライドキーパーが取り付けられています。






キャンティーン・カバーの中身はプラスチック製キャンティーンです。






キャンティーン・カバーの底部はフラットなコットン製で、水抜き穴などはありません。






M1956キャンティーンをピストルベルトに装着したところです。






装備方法がスライドキーパー式になった事で、ダブルフックワイヤーの頃にあったキャンティーのぶらつきが無くなり、装着感が向上しています。






キャンティーン・カバーの蓋はドットボタンで開け閉めできます。






キャンティーン・カバーの内側にはパイル地が縫い付けられています。






内側のパイル地はM1910キャンティーン以来の伝統で、のちに採用されるALICE装備のナイロン製キャンティーン・カバーにも受け継がれています。






M1956キャンティーンの中身一式です。
キャンティーン本体に被せる形で、金属製のキャンティーン・カップが付属します。






キャンティーンとキャンティーン・カップの組み合わせも第二次世界大戦以来のもので、カップの形状もほぼ更新されていません。






キャンティーンはプラ製になりましたが、飲料水を温めるため、カップは金属製のままです。






M1956装備採用当初は第二次世界大戦以来のアルミ製やステンレス製の水筒が使われていましたが、1962年にプラスチック製の1クォート・キャンティーンが採用されました。






このプラスチック水筒は、ベトナム戦争当時に製造されたものは素材に鉛が含有されているそうで、実用はしない方が良いと聞いたことがあります。






また、現在では複製品が製造・流通しているとの事ですが、外見や質感が非常に精巧で、実物との区別が難しいようです。






私は同キャンティーンを複数所有していますが、いずれも1969年製の刻印があり、実物か複製品か判断が付きません。






キャンティーンキャップは軟質樹脂製のリングで脱落防止処理されています。
かつては金属製の鎖が使われていましたが、それと比べると素材の質感もあって、ちょっと安い印象です。






飲み口の部分はアルミ製水筒と比べて突出した形状なのが印象的です。
キャップにはコルクやゴム栓のような水密構造はなく、キャンティーン自体の柔軟性で水漏れを防ぐ造りです。






こちらはキャンティーン・カップです。






キャンティーン・カップにはいくつかのバリエーションがありますが、こちらはフチの部分が平らにプレスされたタイプです。






実物中古品ですが、使用感はあまりなく充分実用可能です。






形状は第二次世界大戦以来のバーハンドルタイプです。






カップ本体とバーハンドルとは素材が異なるようで、ハンドル部分はザラツキのある質感です。






このL型の握り部分は、地面に置いた際にひっくり返りにくい、安定性の高い形状なのが好印象です。(例えばドイツ軍の水筒カップは、ちょっと手が当たると倒れてしまい、中身をこぼす事もしばしばです)






ただ、ワイヤーハンドルタイプと比べると、形状が単なる板なので、飲み物で重くなった状態だと、手が痛くなってきます。






カップのふちの部分は、この平らにプレスされたものの他に、丸く折りこみ成型されたものが良く見られます。






M1956キャンティーン・カバーの初期型と後期型を比較してみました。
カバーの蓋の縁取りの部分が、初期型ではコットン製ですが、後期型ではナイロン製に変更されました。






並べてみると、コットン製とナイロン製の質感の違いが良く分ります。




  

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2017年09月02日

アメリカ陸軍 ジャングルファティーグ&M1956装備 (ベトナム戦争時)







アメリカ陸軍および海兵隊がベトナム戦争で使用した、「ジャングルファティーグ」です。
本品はジャケットがデッドストック実物新品、トラウザースがセスラー社の複製品です。






トロピカルコンバットユニフォーム、通称ジャングルファティーグは製造時期により大別して4種類に分けられますが、4thタイプ、最後期の物です。
このタイプは1968年頃から製造された物で、ベトナム戦争後半期に用いられた、最も普及したタイプと言えます。
現在製造されている複製品や当時のデッドストック品も殆どがこの4thスタイルです。






ジャケットのボタンはプラスチック製で、全体に丸みを帯びた使いやすい形状です。
極初期型では艶のあるボタンでしたが、間もなくつや消し処理のボタンへと変更されました。






ジャケット背面上部の縫い目付近です。
ジャングルファティーグは上下とも、ゆったりした裁断で防暑性能に配慮してあります。
結果として、戦闘服としても動きやすいデザインであり、のちに採用されるBDU(バトルドレスユニフォーム)におおいに影響を与えました。






袖は2箇所のボタンホールでサイズ調整できます。






一番きつくした状態です。






ジャケットには4箇所にポケットがあり、画像は胸ポケットを開けた状態です。
胸ポケットには蓋の部分にペン挿しがあり、ポケット内部にもペンの通せる縦長の内ポケットが縫い付けられてます。






こちらは腰ポケットです。
こちらも胸ポケット同様に大容量で、機能的にできています。
また、ポケットの底には使用環境を想定してか、水抜き孔が設けられています。






パッチ類は全て別途調達した物を自分で縫い付けました。
ポケットのフチに沿って「U.S.ARMY」タグ、その上部に水平に「歩兵戦功章」があり、袖には上部に「第9歩兵師団章」、下部に「四等特技兵」階級章を縫い付けています。






パッチ類はすべて、ベトナム戦争中期頃から普及しだしたサブデュードタイプです。
初期のフルカラーパッチと比べ目立ちにくく、被服の迷彩効果を高める効果があります。






「U.S.ARMY」タグ、ネームタグは、当初は被服に対して水平に縫い付けられていましたが、1969年通達により、画像のようにポケットのフチにそって、斜めに縫い付けられるよう改められました。







袖にはアメリカ軍の規定どおりの配置で徽章類を縫いつけました。
ベルクロ式の現用品と違い、当時の軍服では徽章類を付け外しする概念はまだありません。






階級章は「四等特技兵」、その上にある師団章は「第9歩兵師団」です。
階級章はベトナム戦争当時の実物デッドストック品です。
師団章は1980年代以降のナイロン製の物を使いましたが、考証的にははコットン製でカットエッジの物が望ましいです。






「U.S.ARMY」テープの上にあるのは「戦闘歩兵章」です。
ネームテープはベトナム戦争後期に良く見られるスタイル、ポケットに沿って斜めに縫い付けています。






ジャングルファティーグ・トラウザース(ズボン)です。
ジャケットに比べトラウザースは消耗が激しかったらしく、程度の良い実物でジャストサイズのものはなかなか見つからず、合っても結構な価格になっています。
私は堅実に精巧複製品で妥協しました。






大容量のカーゴポケットやウエスト調整ベルト、ズボン裾の絞り紐等、のちのBDUに受け継がれる要素が見て取れます。






トラウザースには大型のカーゴポケットが2箇所、フラップ付きの尻ポケットが2箇所あり、実用性に富んだ造りになっています。






カーゴポケットは2箇所のボタンで留めるように出来ています。
各部にマチがとってあり、外見以上に物を収納できるつくりです。






片方のカーゴポケットの中には、更にフラップ付きの小ポケットが内蔵されています。
何を収納する為の物かは、残念ながら知識不足でわかりませんが、凝った造りですね。






ズボンの裾は紐が通してあり、足首周りに合わせて縛る事が出来ます。
ベトナム戦争当時の米兵は、裾をたくし込まず、ブーツの外側でこの紐で縛って着用する事が多かったようです。
実際、そのようにブーツを履いたほうがうっ血を防ぎ、楽に行動できます。






ズボンベルト用ループに加えて、ウエスト微調整用のバックル金具が取り付けてあります。






また、尻ポケットにはフラップがあり、ボタンが1箇所設けられています。
それまでの米軍野戦服のポケット類が貼り付けポケット程度のシンプルな造りだった事を考えると、かなりの進化だと思います。






正面から見ると、前合わせの第1ボタンが確認できます。
側面には手を突っ込めるスリットポケットが2箇所あります。






背面から見ると、フラップ付きの尻ポケットが2箇所、ウエスト調整金具が2箇所確認できます。






前合わせはこれまでの米軍服とは異なり、ジッパー式になっています。
民生品を参考にしたのでしょうか、ボタン式に比べると格段に使いやすいです。
ただし、のちのBDUではボタン式に戻ってしまったところを見ると、耐久性に問題があったのかもしれません。






アメリカ陸軍のズボン用ベルトは第二次世界大戦以来のオープンフェイスバックルベルトです。
1960年代の物はバックルが黒塗装で、ベルト本体も黒色コットン製になっています。






ジャングルファティーグを実際に着用してみました。
ジャケットのサイズは「M-R」で、肩幅はいいのですが、縦に長すぎてハーフコートを着ているような感じになってしまいました。
これでは服を着ているというより、服に着られているようで格好悪いですね。






非戦闘時、ラフな着こなしの状態です。
前を空ければ多少はマシに見えるかも…w
首から下げているドッグ・タグは、ベトナム戦争当時の仕様を再現した複製品です。






ヘッドギアは1960年代アメリカ陸軍のユーティリティキャップで、通称ベースボールキャップと呼ばれた物です。
ベトナム戦争ではブーニーハットと共に普及していました。






ジャングルファティーグとM1956装備で武装した状態・正面です。
首にかけたタオルは夏のサバゲーでは実用品としても汗止めとして大変役に立ちます。
手袋はノーメックス・グローブを使用しています。
ベトナム戦争でも、歩兵垂涎のアイテムで、様々な手段で入手したと聞きます。






手にしているのは東京マルイ製M16A1電動ガンです。
現在では絶版品ですが、そこそこの性能で重量が軽いので重宝しています。
サバイバルゲーム用に、キャリングハンドル上部にコルト純正タイプ・スコープを搭載しています。
このような装備例は当時の戦場写真でも確認できます。







腰周りの装備品です。
装備品をどっさりつけたピストルベルトをサスペンダーで吊るスタイルは、ウッドランド迷彩BDUの時代まで続くアメリカ軍兵士の典型的スタイルですね。






ジャングルファティーグとM1956装備で武装した状態・背面です。
M61フィールドパックを中心に各種装備品を装着しています。






M1956装備一式です。
M7バヨネット(銃剣)を吊っていますが、ベトナム戦争では必ずしも常に装備する物ではなかったようで、銃剣を持たない兵士の姿も多く見られます。






M61フィールドパックの下部には丸めたポンチョを縛着してあります。
ポンチョにはポンチョライナーと一緒に使用する専用のキャリアもありますが、纏めるとかさばる為、フィールドパックに装着する方法がしばしば用いられました。






M16が採用されてから、消費弾薬量が激増した事もあり、予備弾倉を余分に携行するためバンダリアが多用されました。






M16・20連マガジン用ポーチの側面にはM26ハンドグレネードを装着してあります。






M1956装備は装備品の取り付けに金属製のスライドキーパーを採用したのが特徴です。
装備を組む時だけでなく、取り外しや取替えも楽に出来るようになった画期的な発明だと思います。
装備品がナイロン製に更新された後も「アリスキーパー」の通称で使用され続けましたし、自衛隊でも同型のスライドキーパーを採用しています。






M1ヘルメットにはミッチェルパターン・ヘルメットカバーが被せてあります。
このヘルメットカバーは1959年頃からアメリカ海兵隊で支給が始まり、間もなく陸軍でも採用されました。
ジャングルファティーグとあわせて、ベトナム戦争当時の米兵のイメージを特徴付ける装備だと思います。
なお、このM1ヘルメットはかつて東京ファントムで販売されていた、サバイバルゲーム向けのプラスチック製レプリカです。
軽いので首に負担がかからず、帽子感覚で扱えて便利です。






陸軍ではヘルメットには擬装用のゴムバンドが装着されます。
ベトナム戦争では一般に、擬装用としてではなく、もっぱら様々な小物をはさんでおく為に使用されていました。
一方、海兵隊では擬装バンドは支給されませんでしたが、兵士の多くはゴムタイヤのチューブを使って自作したバンドを装着していました。
使用目的は陸軍同様、小物をはさんでおく為だったようです。




  

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2017年08月26日

日本陸軍 雑嚢 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の雑嚢の複製品です。

中田商店で新製品として発売された当時、即購入した物です。

予備も含めて2個購入したのですが、内1個はのちに改造素材にしたため、現在はこの1個のみ所有しています。






素材は綿生地で、鉄製の金具にレンガ色の防錆塗装がされています。

色や質感は実物と比べてもよく再現されています。






雑嚢の蓋は大きく、留め具をつかわずとも、簡単に中身が脱落しないように出来ています。






この型の雑嚢は昭和13年に制定されたものです。

それ以前の物より容積が増し、金具式だった留め具が板紐に変更されました。






それまでは革ベルトで留めていた部分が、新型では紐で縛るように変更されました。

多少手間はかかりますが、劣化に強く、金具が擦れて音が出ないよう実戦向けの作りになったともいえます。






留め具の位置は三箇所あり、すべて縛れば内容物をしっかり保持できる堅実な構造です。






中身は二重構造になっていますが、背中側は書類程度しか入らず、もっぱら袋状の方に日用品類を詰め込んだようです。






目一杯中身を詰めた状態です。






さすがにパンパンで現実的ではありませんね。






側面から見ると中身の詰め込み具合が良く分ります。

実際にはここまで物を詰めることは無かったと思います…w




  

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2017年08月19日

日本陸軍 九〇式鉄帽 (中田商店製・再生品)







日本陸軍の九〇式鉄帽です。

本品は中田商店で販売されている、実物の外帽に複製品の内装を組み合わせた再生品です。






かつては、長らく中田商店のレストア鉄帽「しか無い」状態でしたが、最近は中田製複製や海外製複製など、選択肢が増えて喜ばしい限りです。

まー、それぞれに一長一短あるのも常ですが…






数ある複製品の中でも、外見は最もリアルじゃないでしょうか。(なんせ実物ですから)






錆の塊のような代物を再塗装で誤魔化した手前、塗装の状態や色味などに一言二言いえるのでしょうが、実戦で使うわけでもなし、どのみち鉄帽覆いをかぶせてしまうので文句は無いです。

逆に素の状態で使うつもりなら、納得行く外装の複製品を選択するのが吉でしょう。






内装は完全に後付のレプリカですが、革も厚く、裏側の綿入れクッションもしっかり作りこまれています。安い海外製品との格の違いがよくわかりますね。

しかしながら、リベットの位置や数、アゴ紐の通し環などは、戦時中の実物とはかなり異なります。このあたり、こだわる向きには我慢できない点でしょうね。






顎紐は文字通りの板紐で、金具やストラップに見慣れていると、一見すると古臭く思えるものの、規定どおりの巻き方で締めれば、3点支持でしっかり固定されるし、フリーサイズですから、締め具合でも最適な状態にできます。

おまけに、被らないときは解いた紐で背中にたすきがけに背負う事ができます。

画像の顎紐は、のちに付け替えた精巧複製品です。

金具の位置・形状が若干異なる為、フィット感は今一よくないですが、外見は非常に”らしく”なりました。






専用の鉄帽覆いを装着した状態です。

鉄帽覆いは、諸外国の物とは少々趣が異なり、迷彩効果ではなく、直射日光で鉄帽が加熱するのを防ぐ為に作られています。

そのため、中綿が詰められていて、それなりに厚みがあります。

洗うと縮んでしまい、二度と鉄帽に装着できなくなりますので気をつけましょう。






鉄帽覆いの正面には帽章が縫い付けられています。

褐緑色羅紗の台座に黄色の星章のこのタイプは、戦争末期の綿製略帽にも使用されているのを記録映像で確認できます。(現物は見たことがありません)






鉄帽覆い・側面の様子です。

この鉄帽覆いは初期型で、昭和17年あたりからは縁が擦れないよう、補強布が追加されたモデルへと更新されていきます。






鉄帽覆い・背面の様子です。

この鉄帽覆いは実物生地を使用して作られた中田商店製の複製品で、新発売された当時に購入した物です。

長年使用しているため、表面の染みが目立ちますね。






鉄帽覆いは鉄帽に被せたあと、紐で絞って固定します。

鉄帽覆いはサイズに余裕があり、きちんと紐で締めることができました。






鉄帽覆いに擬装網を装着した状態です。

鉄帽自体の迷彩効果は、この擬装網に草木をくくりつける事で対応します。






自然の草木による擬装は、ある程度の時間とセンスが要求されるので、あまりサバゲー向きではありませんが、上手く擬装できれば日本陸軍得意の近接戦闘に持ち込むまで、敵に気付かれるのを防けます。






これまで、数は多くないものの諸外国のスチール・ヘルメットを被ってきた経験から言っても、一番しっくり来ます。

さすがは「日本人の日本人による日本人のための設計」だと感心しています。






同時代の米軍のM1ヘルメットやソ連軍のSSh40と比べて小ぶりで、長時間被っていても頭の座りがいいというか、非常に安定していて、激しい動きをしても首が持っていかれないのがすばらしいです。(自衛隊の66式鉄帽とは雲泥の差…)






収集家・研究家の方々には得るものの少ないレストア品ですが、私のようにサバゲーで使いつぶすつもりの人間には最適なアイテムじゃないでしょうか。

錆びて朽ち果てるに任せるよりは、形あるうちに手を加えて再利用するという考え、私は嫌いじゃないです。




  

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2017年08月12日

日本陸軍 戦闘帽・後期型&帽垂 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の下士官兵用戦闘帽です。
本品は中商店製の複製品に、同じく中田商店製の帽垂を取り付けた物です。






帽体は絨製(ウール)で、中央に黄色の星章が縫い付けられています。
顎紐は茶色の革製です。
かつて中田商店で初期カーキ色の戦闘帽が9,800円で売られていた頃、大戦時の生地を使って作られた本品が7,000円で新発売された際に即購入した物なので、相当使い込んでいます。






帽垂はコハゼという専用の金具で、戦闘帽のかがり糸に引っ掛けて取り付けますが、外れやすいので私は縫い付けています。






内張りは白色綿製で、周囲の汗止めは茶革製です。
実物だと内張りは目の粗い麻製で、仮縫いしてあるだけで取り外して手入れが出来ますが、本品では完全に縫い付けられており、分解はできません。(もっぱらファブリーズやリセッシュのお世話になっておりますw)






戦闘帽、のちに略帽と呼ばれるようになるこの帽子と帽垂を組み合わせた姿は、世界基準で「日本兵」のイメージになっています。






日本陸軍の戦闘帽は、基本的に夏でも冬でも絨製(ウール)で、戦争の末期に鉄帽覆いの生地を流用した綿製や、その他代用素材の物が登場したようですが、末期の事ゆえ、それほど普及はしませんでした。






帽垂のコハゼを挿し込むかがり糸は、もともと戦闘帽に設けてあるようです。
この複製品でも再現されていましたが、コハゼの形状が真鍮製で引っかかりの浅い物だったため、簡単に外れてしまい、結局縫い付ける事にしました。






後ろから見ると、帽垂の構造が良く分ります。
四分割された垂布は程よく肩にかかる程度の長さで、日光を遮りつつ行動の邪魔にならない最適な造りだと感じます。




  

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2017年08月05日

日本陸軍 防暑襦袢袴 (中田商店製・複製品)







日本陸軍の防暑襦袢です。
第二次世界大戦当時、主に南方戦線の兵士向けに製造・支給されました。
対になる防暑衣の中着として着用する物ですが、襦袢のみでも多用されました。






本品は中田商店製の複製品です。
色味や質感、形状とも実物を良く再現してあります。






内装はシンプルそのもの。
本来が下着用途ということもあり、余計な装飾は一切ありません。






襟周りは夏衣と同じ素材で出来ています。
開襟着用の際の見栄えや、強度を考えての事と思われます。






防暑襦袢という事で、開襟着用を前提としたデザインとなっています。






ただし、第1ボタンは付いており、折襟状態にすることは出来ます。






防暑目的を強く感じさせる構造として、脇下に開口部があり、ボタンで開け閉めできるようになっています。






ボタンを空けると、風通しが良くなります。






こちらは防暑袴下です。
軍袴同様、ウエストは腰紐式です。
通常の襦袢のような足首を締める紐はありません。






形状はストレートズボンタイプです。
中田商店の複製品は、実物と比べ生地が厚手で丈夫に出来ています。






前あわせはボタン留めです。
木製ボタンが使われていますが、一番上の大きいボタンのみ、プラスチック製です。
ここは複製品ならではですね。






元来が下着のようなものなので、普通のズボンのようなスリットポケットはありません。






一方、尻側には貼り付けポケットが2箇所設けられています。






防暑襦袢袴を着用した、日本陸軍歩兵です。
日本の戦争映画に登場する南方の日本兵は、もっぱらこの格好ですね。






背面から見たところ。
背中に鉄帽を縛着しています。






防暑襦袢姿での、膝射姿勢です。
画像では軍袴は履かず、防暑袴下のみで着用しています。






防暑襦袢姿での、伏射姿勢です。
鉄帽の擬装は、ホームセンターで売っていた造花を使ってみました。
写真では良い感じですが、サバゲーフィールドの植生に比べて明るい色なので、あまり効果は無かったようです…w






こちらは、サバイバルゲームでの火力強化の為、鹵獲トンプソン銃を装備した「遊撃隊・自動小銃班」装備です。
たった一人の日本兵ゲーマーとして、マルチカム相手に火力戦を挑む日々です。






戦時中の例にならって、袴下の上から短袴を重ね着していますが、中田商店製の袴下は実物より厚手で丈夫なので、ここまで厚着しなくてもいい感じです。




  

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2017年07月29日

日本陸軍 巻脚絆 (実物)






日本陸軍の巻脚絆(ゲートル)です。
日本軍コスプレにおいては、欠くことのできない必需品です。






本品は軍用実物で、タグ類はありませんが、おそらく昭和19年製のデッドストック品だと思われます。
素材は絨製(ウール)で、第二次世界大戦時に多く見られた草色がかったカーキ色、通称して国防色と呼ばれた色調の物です。






【巻脚絆の巻き方①】

せっかくなので、巻脚絆の巻き方解説を。
まず、1巻きします。






【巻脚絆の巻き方②】

更に2巻きします。






【巻脚絆の巻き方③】

次に3巻き目で折り返します。






【巻脚絆の巻き方④】

4巻き目も折り返します。






【巻脚絆の巻き方⑤】

あとはそのまま、膝下までぐるぐる巻いていきます。
このとき、適度に力加減をして、解けない程度に締めつけながら巻きます。
(あまり強く締め付けるとふくらはぎがうっ血して痛くなるので程ほどに)






【巻脚絆の巻き方⑥】

巻ききった状態です。






【巻脚絆の巻き方⑦】

次に、締め紐を1周させます。






【巻脚絆の巻き方⑧】

それから斜め下にむけて紐を締めていきます。






【巻脚絆の巻き方⑨】

足首で1周させて、バッテンの形に紐を締め上げます。






【巻脚絆の巻き方⑩】

バッテンの形に締め上げたら、膝下で残りの紐をぐるぐる巻きにします。






【巻脚絆の巻き方⑪】

ちょうど、ふくらはぎ側面の位置で紐の端末を巻き留めます。






【巻脚絆の巻き方⑫】

紐の端末処理はいくつか方法があるようですが、私は画像のような感じで纏めています。






これで、格好良い日本兵の足回りが完成します。
綺麗に締められれば、一日中ゲームをしても平気ですが、ちょっと巻きが緩かったりするとゲーム途中でずり落ちてきてしまい、最後にはほどけてしまいます。
力加減が重要ですね。






【巻脚絆の纏め方①】

巻いた後は解かなければなりません。
解いた後の丸め方を解説します。
まず、締め紐を手のひらの4本指に巻いていきます。






【巻脚絆の纏め方②】

このとき、若干指を開き気味にしておくのがポイントです。






【巻脚絆の纏め方③】

ぐるぐる巻ききったら、指から外します。
開き気味の指を閉じるとスポッと抜き取れます。






【巻脚絆の纏め方④】

まとめた締め紐の中心を残りの締め紐ごと、脚絆で巻いていきます。
画像の方向、つまり裏面を上にして巻いていくのがポイントです。






【巻脚絆の纏め方⑤】

あとはくるくると巻いていくだけです。






【巻脚絆の纏め方⑥】

巻き終わりました。
残り一方の脚絆も、同様に巻いていきます。
以上の巻き方・纏め方は、子供の頃、親類の元海軍陸戦隊のおじさんに聞き習った方法なので、間違いはないと思います。
参考までに。




  

Posted by らんたろー at 10:00Comments(4)装備:日本軍